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2021年3月29日(月) 18:02~18:14
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、来年度予算が成立した。皆様のご尽力にあらためて御礼申し上げる。
政府提出法案などに多くのミスがあり、国会審議にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げる。原因究明と再発防止にしっかり取り組む。
後半国会は、デジタルや医療改革など多くの重要法案がある。丁寧に説明を尽くしていきたい。
新型コロナについては、地域によっては新規感染者が増加しており、感染の再拡大に警戒感を持って、自治体とも緊密に連携しながら、対策を徹底しているところ。感染状況などが落ち着いている都道府県においては、党の提言を踏まえ、4月から同一県内の旅行を喚起するために、県独自の取り組みに対し、財政支援を行っていく。リバウンドの防止を最優先に取り組みながら、地域経済をしっかり支えていきたい。
森山国対委員長からは、令和3年度予算および関連法案を年度内に成立させることができた。心から御礼申し上げる。次回の本会議は、4月1日木曜に、上がり案件および同意人事の採決と、子ども・子育て支援法の趣旨説明質疑で立てるよう野党に提案している。また次々回については、4月2日金曜に法案の趣旨説明質疑で立てる予定。政府提出法案に多くの誤りが確認されたが、今後の法案審議にできるだけ影響することがないよう対応していきたい。
末松参院国対委員長からは、明日は残された日切れ法案等を審議するため8常任委員会と災害対策特別委員会が開かれる予定。31日水曜に、本会議を開き、採決を行う予定。
関口参院会長からは、年度内に予算と関連法案を成立させることができたことに感謝申し上げる。引き続き日切れ法案の処理に全力で取り組む。
世耕参院幹事長からは、4月8日告示の参院長野補選・広島再選挙に、参議院自民党の総力を挙げて取り組んでまいる。
山口選対委員長からは、4月11日投開票の福岡県知事選については、わが党推薦で元福岡県副知事の新人、服部誠太郎候補の必勝に向け、協力をお願いする。来週告示の参院長野補選・広島再選挙に向けて準備を進めている。厳しい戦いになるが、必勝を期し、一層の協力をお願いする。
下村政調会長からは、今週の政審は4月2日金曜に開催し、令和2年度子育て世帯生活支援特別給付金に係る差押禁止等に関する法律案と、北朝鮮に対する入港禁止・輸出入禁止措置の継続実施に関する審査を行う予定。党所属国会議員・選挙区支部長からの提言については、本日現在で1612件の提出をいただいた。また、政策に関する提言以外にも、党に対するご意見を多数いただいた。今後、各部会・調査会とも共有し、骨太の方針や公約等に活かしていきたい。
佐藤総務会長からは、次回の総務会は4月2日金曜11時より開催する。

【冒頭発言】(二階幹事長)

令和3年度の予算が成立しました。ご協力に心から感謝を申し上げます。残された法案に対しては着実に審議を進めて、国民の皆さんの期待に応えていく自民党でありたい。引き続き、党一丸となって、後半国会に対応して参りたい。

質疑応答

Question
フジテレビです。役員会での総裁の発言にありましたが、今回の政府提出法案に多くミスが相次いでいることに対して、改めて、幹事長の受け止めをお願いします。
Answer
これはもう議論の余地のないことで、初歩的なミスはいい加減にしてもらいたい。
Question
共同通信です。次期総裁選について伺います。明日で、自民党総裁任期9月30日まで、あと半年ということになりますが、この間新型コロナの収束など、政策の継続性等を考えてどういった方が次の総裁にふさわしいとお考えですか。
Answer
現総裁が、国民の信頼を得て立派に活躍しておられるわけでありますから、総裁のご意思が再選に向けて、決意を新たにされた場合、党は全面的に支援をすることを考えております。
Question
共同通信です。総裁選においては、お隣にいらっしゃる野田聖子幹事長代行も先週のCS番組で立候補に改めて意欲を示されたわけですけれども、その中で初の女性総理誕生について総裁選に、推薦人を20人集めて全力で演説すれば、最短で今年の可能性があると。女性初の総理・総裁は、いつ誕生するとお考えですか。
Answer
野田さんが出た場合は、また出た時に考えます。
Question
毎日新聞です。立憲民主党の安住国対委員長が、昨日のテレビ番組で、長期自民党政権に対する我々の考え方を伝える重要な方法は、内閣不信任案が一つだと思うので、早急に準備をしていきたいというふうに述べられました。仮に野党が、内閣不信任案を今国会で提出した場合、衆議院解散の大義となり得るでしょうか。
Answer
私は、解散の権限を持っているわけではありませんが、自民党幹事長としては、そうした場合に私は直ちに解散で立ち向かうべきだというふうに進言をしたいと思います。
Question
毎日新聞です。コロナについてお伺いします。コロナ感染者数が、全国的にまた増加傾向に入りました。大阪府知事は、第4波に入ったとして、まん延防止等重点措置の適用を国に要請する考えを表明しています。宮城県などでも、感染拡大が懸念されていますが、こうした地域へのまん延防止等重点措置の適用等について、どのようにお考えでしょうか。
Answer
政府がしっかり対応しておりますが、党はそれをバックアップしていきたいと思います。
Question
TBSです。党所属の秋本真利衆議院議員が、昨日茨城県で再生エネルギーに関する講演を行いました。これにあたって、秋本議員は原発の話を一切しないとの文書を茨城県連に提出していますが、結果的に発言を制限する対応となったことについて、お考えをお願いします。
Answer
(林幹雄幹事長代理): これは、幹事長から言うべきだとか、言うべきじゃないとは一言も言っておりません。言ったのは、当人が県連とよく話し合ってくださいとか、あるいは県連同士がよく話し合ってくださいとかそういう話でございまして、それ以降は全部当人どうしの話でございます。
Answer
言論は自由だから、大いにやってもらったらいいけど、責任は取ってもらう。
Question
時事通信です。IR事業を巡る汚職事件で、収賄の罪に問われている衆議院議員の秋元司被告の初公判が開かれまして、無罪を主張したのですけれども、かつて自民党にも所属していた議員の裁判が始まったのですけれども、裁判に期待することをお聞かせください。
Answer
これは、やっぱり三権分立の状況の中で、この裁判の場に臨んでいるこの事件に対して、これは我々は、謙虚に静かに見守るべきだというふうに思っております。
Question
朝日新聞です。先ほどの解散についての幹事長のご発言についてお伺いします。内閣不信任案が出た場合は、直ちに解散で立ち向かうべきだと進言をしたいと先ほど仰られましたが、これまで内閣不信任案が出された場合は、そのまま反対多数で否決されるケースが多かったと思うのですが、そのように仰られるお考えを具体的にお聞かせください。
Answer
もちろん否決します。しかし、解散を望むなら我々は受けて立つと。こういう事です。やっぱり、それだけの信念、解散覚悟の上でそういう問題に対して、それぞれの党は意見を述べるべきであって、ただ不信任案を言ってくるだけでは駄目です。不信任案を出してくる限りは、与党の方は解散に打って出る覚悟を持っていると。こういう事です。だから、いつでもどうぞ。こういう事です。