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2021年3月8日(月) 18:45~19:03
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、先週、衆議院で来年度予算が可決した。参議院でも活発な審議が行われ、本日は集中審議に出席した。一日も早い成立に向け、引き続き緊張感を持って臨む。
今週木曜日で東日本大震災から10年の節目を迎える。当日は、天皇皇后両陛下のご臨席のもとに追悼式を執り行い、犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げる。
週末には、福島の被災地を訪問し、地元の方と、新たに住まわれる方の座談会に出席させていただいた。福島の復興・再生、東北復興の総仕上げに政府与党一丸となって取り組んでまいりたい。
1都3県の緊急事態宣言を2週間延長することを決断した。病床使用率が高い地域があるなど、依然、厳しい状況にあり、リバウンドを防ぐために、さらに対策を徹底したい。
その間、事業や生活に困難を抱える方々への支援は、しっかり継続する。さらに、女性の非正規の方々、就業に困難を抱えている方々、望まない孤独・孤立で不安を抱える方々への支援策を今月中に発表したい。この2週間で宣言を解除することができるよう対策に全力を挙げていく。
森山国対委員長からは、緊急事態宣言延長に関し、先週金曜に議院運営委員会を開き、西村大臣からの事前報告と質疑が行われた。次回の本会議は、明日13時から。原発立地地域振興特措法の採決とデジタル改革関連法の趣旨説明質疑を総理出席のもと行う。所要2時間15分の見込み。各常任委員会は先週、ほとんどの委員会で店開きを終えた。今週からは参議院予算委員会などの状況を見ながら大臣所信に対する質疑を行い、その後は順次、日切れ法案の処理を進めていく予定。
末松参院国対委員長からは、本日は予算員委員会の第1回目の集中審議を総理出席のもと7時間コースで行った。中央公聴会は16日火曜に行う予定。各常任委員会の店開きは明日の昼の時間帯を中心に行う。
関口参院会長からは、国対、予算の現場を中心に、予算の早期成立を目指してまいる。
世耕参院幹事長からは、参院長野補選と広島再選挙について、17日水曜に党本部で参議院の比例と近隣の選挙区の参議院議員を集めて打ち合わせ会を行う。2つの選挙に参議院自民党の総力を挙げて取り組む。
山口選対委員長からは、4月の参院長野補選および広島再選挙の告示まで1か月となった。重要な選挙であるので各位の協力をお願いする。
下村政調会長からは、緊急事態宣言が延長され、政調としても引き続き、経済の下支え、特に年度末の資金繰り支援、生活困窮者向けの支援について、現場の審査・手続きが迅速に進むよう政府と連携していく。孤独・孤立の支援策もしっかりと考えていきたい。今国会提出予定の閣法・条約は、1件を除き、先週までに手続きを終了した。今週は政審の予定はないが、残る1件の調整が整えば速やかに手続きに入りたい。
佐藤総務会長からは、総務会は明日11時から開催する。党大会の進行概要案と運動方針案を審議する。

小野寺組織運動本部長からは、千葉県知事選挙対策として、選挙対策本部と協力し、遊説局を中心にビジョントラックやデジタルサイネージを活用した新しい形のデジタル遊説を県内の駅頭などで実施した。政務調査会に協力いただき、2月9日より、都道府県連を対象とした、コロナ対策をテーマとするリモート意見交換会を実施している。

【冒頭発言】(二階幹事長)

1都3県において、緊急事態宣言が再延長となりました。感染の再拡大を抑え込むとともに、党としても一日も早い収束に向けて、気を引き締めて対処してまいりたい。
なお本日は、特に申し上げておきたいと思いますが、国際女性デーであります。女性議員が、更に大いにご活躍が出来るような自民党の更なる進展を期待したいと思います。今後、党としても、あらゆる場面においてそうした方向に努力していきたいと思っております。女性議員の一層の活躍を期待します。

質疑応答

Question
NHKです。総務省の接待問題に関連してお聞きします。衛星放送関連会社の接待で、懲戒処分となった総務省の審議官がNTTとも違法な接待を受けていることが、明らかになりました。この件について受け止めをお願いいたします。
Answer
公務員の皆さまは、国民の皆さまからの信頼に基づいて職務にあたっているわけでありますから、不信を抱かれるような行動は慎むことは当然のことであります。引き続き、しっかりと調査をして、体制の立て直しを、自ら、どのことが良いことか悪いことかということは分かりきっているわけですから、我々の方から子供に注意するようなことではなくて、武田総務大臣のもとでしっかりと対処してもらいたいと思っています。
Question
読売新聞です。谷脇前総務審議官は国会で、東北新社以外に国家公務員倫理法に違反するような会食はないというふうに答弁されていましたけれども、実際にはやっていたということで、野党側はこれを虚偽答弁だと反発しています。官僚が国会で事実と異なるような答弁をするケースが他にもあると思うのですが、こういう答弁についてどのように思われますか。
Answer
これは、現場で対応してもらうようにします。
Question
読売新聞です。評価としてはいかがですか。許されるべきものではないと思いますが、見解をお願いいたします。
Answer
虚偽答弁はどうかといったら、許されるものではないということは当たり前じゃないですか。
Question
時事通信です。総務省の調査を行っているにも関わらず、報道が出るたびに会食の事実関係を追認する事態が相次いでいます。総務省の調査が適切だと思われていますか。
Answer
総務省は、総務省の責任でしっかりやってもらいたいと。党が、とやかく総務省の職員のことについて手取り足取り指導するような立場にはありません。総務省が大いに反省すべきです。
Question
毎日新聞です。福岡県知事選についてお伺いします。今日、知事選に出馬の意向を示していた、元国交省職員の奥田哲也さんとお会いになって候補の一本化への協力を促し、奥田さんは出馬断念を表明されました。前回も、福岡の知事選は保守分裂選挙となりましたが、今回どのような狙いで一本化への協力を奥田さんに促されたのでしょうか。
Answer
選挙は、一人しか当選しないところに二人出してもどうしようもないから、一本化というのは常識的に当たり前のこと、その当たり前のことを言っただけのことです。
Question
フジテレビです。自民党は党大会を控えていますが、改めて党大会実現に向けた思いですとか決意をお聞かせください。
Answer
党大会というのは政府と一緒になって、これから対応するわけでありますが、大勢の人を集めてやるということに対しては、現に慎まなければならないと思いますから、その辺はしっかり人数等については、党大会運営委員会の皆さんと一緒になって対応していきたいと思います。ご出席の議員等については、事前のPCR検査の実施を依頼するとともに、当日も検温、消毒、換気、マスクの常時着用等、必要な感染防止策について模範となるような行動を期待したいと思います。
Question
共同通信です。本日、党大会運営委員会が開催されましたが、そこでの議論等をご紹介いただける範囲でお願いいたします。
Answer
(山口筆頭副幹事長): 今日は、進行概要と運動方針案について議論いただきました。概要については明日の総務会、運動方針案も明日の総務会で正式に決めていただくのですけれども、今回は国会の現職の議員、一部のまだ通っていない支部長さんに限って、都道府県連の関連者の方は、リモートということにさせていただきます。司会も、青年局長あるいは女性局長ということで女性の方々に頑張っていただいて、議長も決めていきますけれども、出来ればその中に副議長という形で、女性にも入っていただきたいなということで検討を進めています。飛沫の感染拡大を防ぐということで、国歌もどなたかに歌っていただいて、党歌も今度は、手話でやろうかというような企画も考えております。それから、特にエッセンシャルワーカーの医療関係で頑張っていただいている方々に、我々の感謝の意を込められればということで、メッセージそれからまた動画等も考えています。東日本大震災から10年ということになりますから、東日本大震災で亡くなられた方々、あるいはコロナで亡くなられた方々、その方々に対して我々は黙祷をしようということ、そういう事を決めさせていただきました。
Question
共同通信です。予定通り、21日に開催されるということでよろしいですか。
Answer
当然です。
Question
朝日新聞です。福岡県知事選についてお聞きします。このタイミングで候補者の一本化を、幹事長の方から求められた背景には、年内秋までに衆院の解散総選挙が迫る中で、このタイミングに地方組織が分裂選挙になって、混乱をきたすべきではないというご判断もあったのでしょうか。
Answer
その後のこととおっしゃったこととは関係ありません。当然、そんなことがあろうがなかろうが、一人しか当選しないところに二人出て争ってどうするのですか。どうしようもないときには、決選をしてもらわなきゃしょうがないが、調整できるところは、出来るだけ調整するということは、党としては、選挙対策として当たり前のこと。
Question
中国新聞です。4月25日の参院の広島の再選挙告示まで、残り一カ月となりました。先ほど、世耕参議院幹事長からも打ち合わせ会を行うとか、党としても重要な選挙ということで支援をしていくということでしたが、どのように広島の再選挙を位置付けて、どういったふうに地元を支援していくかお考えをお聞かせください。
Answer
いずこの選挙でも、広島だからとかどこそこの県だからとはいうのではなくて、広島であろうがどこであろうが、あらゆる選挙において全力を投入して戦うと、これが党の方針です。
Question
中国新聞です。河井夫妻の大規模買収事件もあり、非常に自民党に対しての厳しい視線というのが広島では注がれているのですが、とりわけ今回力を入れていくというお考えはありますか。
Answer
それはそういうことがあったとか、なかったということに関係なく、党としてはあらゆる地方選挙にしっかり対応していくと、こういうことです。
Question
北海道新聞です。総務省の接待問題についてお伺いします。相次ぐ接待について、総務省が責任を持って対応すべきと考えているか、それとも政権全体が責任を持って対応すべきと考えているかどちらでしょうか。
Answer
政権は、あらゆることに責任を負うと言いますから、そういうことでありますが、総務省のそういうことを党が責任を負うとかどうとかってそんなものではなくて、総務省でしっかり反省して対応すればいいと、こういうことです。
Question
朝日新聞です。選択的夫婦別姓について、自民党内でプロジェクトチームを立ち上げて議論をされるということなのですが、この狙いとその場でどういうふうな議論が展開されることを期待されますでしょうか。
Answer
それは十分、それぞれのご意見、特に女性のご意見を尊重して対応していきたいと思っております。しっかりとしたご意見、それは自分の意見であると同時に、地域の皆さんのご意見等を会議に反映させていただければありがたいと思っています。