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2021年3月1日(月) 18:28~18:46
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、衆議院の予算審議も大詰めを迎えている。予算成立に向け万全を期してまいりたい。
山田真貴子内閣広報官の辞職に関しては大変申し訳なく思っている。今後、国民の信頼を回復し、期待に応えられるように行政府としても対応してまいりたい。
先週金曜に福島県沖を震源とする地震に関する支援策を取りまとめた。東日本大震災から10年の節目にあたり、復興への希望をつないでいけるように、きめ細かな、被災者に寄り添った形の支援策にしたい。
緊急事態宣言は、昨日をもって6府県を解除した。首都圏1都3県については、期限である3月7日に解除すべく、今一度、対策を徹底し、状況をぎりぎりまで見極めた上で判断したい。
これまでの対策により、感染者は大幅に減少し、重症者、入院者も継続して減らすことができている。今後は、再拡大を何としても防がなくてはならない。解除された地域でも、引き続き、緊張感をもって対応してまいる。変異株の監視体制も強化した。
森山国対委員長からは、予算委員会は、本日午前に集中審議を行い、午後は一般質疑を行っている。山田広報官の辞職の件で開会が30分遅れたが、審議は予定通り進んでいる。なお、野党に対し、明日午前9時から締めくくり質疑を行い、採決する日程を提案し合意した。委員会散会後の理事会で本会議に緊急上程することも合意している。総務、財金、両委員会の関連法案についても明日の予算委員会後にそれぞれ質疑を行い採決し、本会議に緊急上程する。次回の本会議は、明日、公報上13時で立てる予定。不測の事態がなければ15時開会見込み。令和3年度総予算、地方税法、地方交付税法、所得税法、公債特例法の採決を行う。
末松参院国対委員長からは、本日17時50分に予算理事懇を行い、予算案の参議院送付を前提に、基本的質疑の日程について協議を行う予定。
関口参院会長からは、来年度予算案の審議が大詰めを迎えている。参議院としても、国対、予算の現場を中心にしっかり準備を行っている。
世耕参院幹事長からは、予算については今週半ばから参議院が主戦場となる。緊張感を持って臨んでまいりたい。
山口選対委員長から先般、自民党・公明党両党本部において、
・衆議院広島3区に関し、小選挙区は公明党の斉藤鉄夫副代表を与党統一候補とする。
・自民党の支部長に内定している石橋林太郎氏は、比例代表候補として公認する。
ことについてを主な内容とする合意が両党の選対委員長間においてなされた。
本日、これに自民党広島県連、公明党広島県本部も加えた4者での最終合意がなされた。新たに加わった項目として、自民党本部と広島県連は広島3区を全力支援し、公明党本部と広島県本部は、広島県内の他の全小選挙区において全力支援する旨、また、参議院広島再選挙など、その他の国政選挙も両党が相互に全力で支援する旨も追加された。今週4日木曜に千葉県知事選挙が告示される。この関係で、本日この後、千葉県の浦安市で、ビジョンカーを使用して街頭演説会が行われる。党本部から野田幹事長代行と小野寺組織運動本部長がリモートで参加する予定。

下村政調会長からは、今週の政審は火曜、木曜に開催する。閣法・条約等の審査を予定している。
佐藤総務会長からは、総務会は明日11時から開催する。5日金曜にも開催する。
小野寺組織運動本部長からは、党員数について報告があります。

【党員数について報告】(小野寺組織運動本部長)

自民党員数について報告をさせていただきます。令和2年党員数は113万6445名となりました。対前年比104.62%、5万147名の増加となりました。今回コロナ禍で政治活動が制約される中、対前年5万人増、平成30年の110万名台の回復、特に今回は、政権奪還後最大数ということになりました。また、36都道府県で対前年増となりました。この成果は、都道府県連等地方組織、国会議員、地方議員、友好団体をはじめ、皆様お一人お一人の日頃の地道な活動の積み上げだと考えております。改めて深く感謝を申し上げます。しかしながら、党勢拡大は道半ばであります。次期総選挙、来年の参院選に向けて総力結集で二階幹事長を先頭に、120万人党員の達成を目指して参ります。宜しくお願い申し上げます。

【冒頭発言】(二階幹事長)

いつもありがとうございます。ただいま120万党員の目標達成のためにというお話がございましたが、我々はそのことを着実に実行させていくためには、それぞれの組織、あるいは個々の国会議員それぞれに、割り当て数を決めて、具体的にこれを達成できるように致したいと考えておりますので、また各位のご協力をお願い申し上げるものであります。
衆議院の予算審議はご承知の通り、大変重要な段階を迎えているわけであります。年度内成立のために一致団結して、国会対応に努めて参りたいと思っておりますので、各位の協力をお願いしたいと思っております。

質疑応答

Question
毎日新聞です。菅総理の息子さんの接待の問題に関連して、山田広報官が、体調不良を理由に本日辞職されました。受け止めをお願いします。
Answer
山田広報官が、辞任したということにつきまして、体調不良によってご入院されて職務遂行が難しいとの理由でありましたが、辞任に至ったということを伺っており、誠にお気の毒なことだと思っております。まずはしっかりと静養していただいて、一日も早い回復、復活を願いたいと思います。
Question
毎日新聞です。先週の段階では、山田広報官は職務を続けるという意向だったと思うのですが、辞職の判断に一転してなりました。このタイミングでの辞職の判断だったことについて後手後手ではないかという批判も一部でありますが、どのようにお考えでしょうか。
Answer
よくご本人が考えた上でのご決断であったと思います。それ以上でもそれ以下でもありません。
Question
東京新聞です。山田広報官の後任について女性が望ましいとか、どういった方が望ましいとお考えでしょうか。
Answer
党内で広く関係者のご意見を聞いて決めたいと思います。女性活用といいますか、女性のご活躍の場を広く広げていくということは、いつの時にも自民党は考えているわけですが、必ずしもそれにこだわって、云々するというよりも、広く党内の意見を聞いて対応することがいいと思っております。(政府の役職であっても)党も意見を言う資格はあります。
Question
朝日新聞です。党員のことについてお伺いします。政権復帰後で最多となったということですが、改めてコロナでなかなか党員獲得が苦戦されているというお話もあったと思うのですが、こういった数が出てきたことについて受け止めをお願いします。
Answer
これは我々党員獲得ということに対しては、常に努力をしてる結果であって、これに満足することなく、更に党勢拡大に努力をしていきたいと思っております。
Question
朝日新聞です。次期広島の衆院3区についてですが、今日公明の斉藤鉄夫副代表を与党統一候補とすることで最終合意をしたということなのですが、受け止めをお願いします。
Answer
与党統一候補ということに決めさせていただいたわけでありますが、決めた以上絶対に当選できるように、党は全力を傾けて応援をしたいと考えております。
Question
朝日新聞です。今回広島3区については地元の広島県連では、地元の意向として自民から候補者を出したいという思いが強くあったようなのですが、最終的にこのような形に落ち着いたことについてはどのように考えておられますか。
Answer
常にそういう前段、お話に合った通りのことを皆が考えていることは、それは自由民主党としては当然のことであります。しかし、色々の曲折があって結論として今のようなことになったわけですから、我々はこれを支持するということに対して、何ら問題はありません。
Question
中国新聞です。今日まさに最終合意ということなのですが、自民党の県連というより県内の支持者の中で、公明党の候補者を小選挙区で応援するのはなかなか難しいという声があるのは事実です。今回の合意をどういうふうに実際に具体化させるというか、実現をさせていくというお考えですか。
Answer
自由民主党と公明党とは連立政権でありますから、この連立政権を具体化していくということは個々の選挙区においても常々そういう事を考えていかなければいけないわけでありまして、今回このような状況になったことに対しては、当然のことだというふうに受け止めておりますから、自由民主党支部はそういう方向で臨んでいただくようにしたいと思っております。
Question
中国新聞です。組織の方に、党員支持者向けの説明とかそういったものを務めていただきたいということですか。
Answer
それは当然のことです。
Question
中国新聞です。今回の最終合意を受けて公明党の本部の方と、参議院選挙の再選挙が迫ってきて、他の国政選挙でも同様の対応をしたいというふうな合意内容になっていますので、参議院選の元経産官僚の西田さんの公認もされていますけれど、西田さんの推薦要請を公明党にも近くされるお考えはありますか。
Answer
明日の二幹二国で話し合いの機会がありますから、その際申し上げたいと思っております。
Question
日本経済新聞です。党員について伺います。幹事長の役員会での発言で、それぞれの組織や個々の国会議員に、割り当て数を決めて具体的に達成できるようにしたいというご発言でしたが、今ある国会議員への目標とは別に割り当て数を決めるということですか。
Answer
ケースバイケースで行きたいと思います。
Question
日本経済新聞です。緊急事態宣言についてお伺いします。埼玉県知事ですとか、千葉県知事が現状だと、解除は3月7日に厳しいと発言をしております。宣言の解除の判断にあたっては、こういった知事の認識を踏まえて政府がしっかり判断すべきだとお考えですか。
Answer
知事のご発言は、大いに参考にして対応していくのがいいと思います。
Question
日本経済新聞です。幹事長自身のご認識として、感染者数や病床のひっ迫などを踏まえて、3月7日の期限を迎えて、そこでの解除の是非はどうお考えでしょうか。
Answer
専門家の間で十分協議していることでありますから、その決定に従いたいと思っております。