ニュースのカテゴリを選択する

2021年2月22日(月)18:03~18:20
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

MOVIE

【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、本日の予算委員会の集中審議では、グリーン社会の実現に向けた取組など、様々な政策課題について説明した。予算の一日も早い成立に向けよろしくお願いする。
先週木曜に、橋本聖子前大臣が組織委員会の新会長に就任され、丸川珠代議員を後任の担当大臣に任命した。
金曜に初めて出席したG7首脳会議において、東京大会開催の決意を伝え、全ての首脳から支持を得た。世界に歓迎されるオリンピック・パラリンピックにしたい。
後任の広報本部長は、有村治子議員にお願いしている。
先週水曜にワクチン接種が始まり、木曜には現場を視察し、医療従事者の皆さんのワクチンへの高い期待を伺うとともに、関係者から、「新規感染者が大幅に減少し、現場の状況も改善している」との説明を伺った。4月には、高齢者の皆さんへの接種を始める。党の提言も踏まえ、しっかりと対応していきたい。引き続き対策を徹底し、入院者、重傷者の更なる減少に努めていきたい。
13日土曜に発生した福島県沖を震源とする地震は、10年目の節目を迎えようとする東日本大震災の被災地に、再び被害を与えている。新型コロナの影響が長引く中で、被災者の方々の復興への希望が失われることがないように、小此木大臣のもとで支援策をしっかり行っていきたい。
森山国対委員長からは、予算委員会は本日、集中審議が行われた。24日水曜に中央公聴会、25日木曜午前に一般質疑、25日午後と26日金曜の両日で分科会を行う。年度内成立を確実なものにするため、緊張感をもって対応していく。財務金融委員会の所得税法及び特例公債法と、総務委員会の地方税2法については、予算と同時に参議院に送付できるよう万全を期したい。
末松参院国対委員長からは、24日水曜に3調査会を13時に開会し、参考人質疑を行う。
関口参院会長からは、本日、橋本聖子議員の離党に伴い、参議院に会派の退会手続きを行った。会派所属人数は113名になった。
世耕参院幹事長からは、いつ来年度予算が参議院に送られても良いように、準備を万全に整えていく。
山口選対委員長からは、4月25日投開票の参議院広島選挙区再選挙について、広島県連より、新人の西田英範氏の公認申請があった。現在、手続きを行っており、24日水曜に菅総裁より公認証交付が行われる予定。
下村政調会長からは、13日の福島県沖地震の発生を受け、先週木曜に災害対策特別委員会が宮城県・福島県を視察した。この視察を踏まえ、政府に対して更なる要請を行うほか、将来の災害にも備えていきたい。ワクチン接種については、本日、PTの平場の会議を開催した。国民の関心も高まっているので、各議員が支援者等に発信できるよう情報共有に努めていきたい。孤独・孤立対策の特命委員会の第1回目の会議を、松野博一委員長のもとで明後日に開催予定。この問題については、以前から党内の様々な場で議論が行われてきたが、本特命委員会では、これらの議論に横串を入れ、政府と連携しながら進めてまいりたい。今週の政審は、木曜に開催し、国会提出予定法案・条約の審査を行う予定。
佐藤総務会長からは、次回の総務会は26日金曜11時から開催する。

以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

先週から、いよいよ、新型コロナワクチンの接種が始まったことはご承知のとおりであります。政府には、分かりやすい情報提供に努めていただくとともに、迅速かつ円滑な接種をお願いしたいと思っております。党としてもこれをしっかり支えていく考えであります。
予算の審議は、ご承知のとおり山場を迎えております。引き続き、国会対応を丁寧に進めていただき、早期成立に向けてしっかり対応したいと思っております。

質疑応答

Question
共同通信です。橋本聖子議員の離党について改めて伺います。今日、党紀委員会が開かれて、正式に離党届が受理されました。改めて今回の離党についての受け止めをお願いします。
Answer
五輪担当大臣としてこれまでもしっかりやってこられたわけで、今度いよいよ本番、ご自身も元オリンピック選手ということもあって、経験も積んでおりますし、誠に申し分のない人事ではないかと思っております。この際、離党するとかしないとかっていう事に対して、大した問題ではありませんが、これは不必要な議論を呼ばないことにする方が、円満な、ことがことでありますだけに、スポーツの世界で色々議論をして、その末にどうなったということではなくて、あっさりする方がよかろうということで、常識的な対応をしたと、こういうことでありますから特別なことはありません。
Question
読売新聞です。放送関連会社に勤める菅首相の長男らからの総務省幹部の接待の問題なのですが、総務省は本日計12人の職員が、国家公務員法に基づく倫理規定に違反する疑いがある会食を計38件行っていたとする調査結果をまとめました。受け止めをお願いします。
Answer
細かい報告は、実のところ総務省からまだ受けておりません。このことが事実であれば、大変遺憾なことであり、しっかりと反省の上ですね、今後このようなことが起こらないように対応してもらいたいと、こういう気持ちであります。
Question
読売新聞です。今回の問題が政権全体に与える影響についてはどのようにお考えですか。
Answer
どんなことがあっても、何があっても、政権はあらゆることに目配りしていかなければいけないわけですから、何の影響もないというわけにはまいりませんが、特に影響があるとは考えておりません。
Question
NHKです。接待の件に関連して、今日の役員会の中で総理からこの件について言及はなかったのですか。
Answer
(野田幹事長代行):総理の方からは、息子さんの件でご迷惑をかけて申し訳ありませんというお言葉がありました。
Question
毎日新聞です。接待の件に関連して、今回の接待は総務省の官僚だけではなくて、内閣広報官の山田さんも接待を受けていたということが明らかになりました。総務官僚の方と山田さんと、どのような処分をするのが適切だとお考えでしょうか。
Answer
私どもが、直接処分する立場ではありませんから、総務省のお考えに従って対応されることを見守っていると、こういう事です。
Question
西日本新聞です。福岡県の小川知事が、本日辞職届を提出されました。これについての受け止めと、知事選も近くあるということですが、今後自民党としてどのように対応していくかお願いします。
Answer
正直、詳細を聞いておりませんので、特に申し上げることはできませんが、体調が理由ということで、まだ年齢的にもお若いのに大変残念なことだと思っております。
Question
朝日新聞です。総務省の関連の問題なのですけれども、総理から謝罪があったというのは、冒頭の発言での中であったということでよろしいでしょうか。
Answer
はい。
Question
朝日新聞です。先日の役員連絡会の中で、女性議員の方を出席させてはいかがかというようなご提案をされたと思うのですが、その後の検討状況を教えてください。
Answer
まだ、みんなで慎重にやっていただいておりますが、特に女性問題の権威でありますから、野田先生から。
(野田幹事長代行):前回、役員会の方で、幹事長の方から、自民党の女性議員の候補者を増やす、また女性議員の当選を期すということで、一つの思いからそれぞれの会議に出席というご提案がありました。私の方で引き取りまして、現状は今、緊急事態宣言下にありますので、密を避けるということで、人数制限をしているので慎重に取り組んでいきたいということと、この間に衆・参女性国会議員から様々な提案がありまして、そういう事と併せて、直接、執行部、幹事長との対話が必要だということがありましたので、女性局の中でそういう検討をしていただき、そういう対話の会、意見交換会を近々設けさせていただきたいということになっています。
Question
朝日新聞です。意見交換会というのは、現在どういうものを具体的に考えていらっしゃるのでしょうか。
Answer
(野田幹事長代行):衆議院・参議院、それぞれ選挙の在り方が違いますので、別々に、また極力皆の意見が伝わるようにということで、人数も少し少なめにグループを設定して取り組むことができればというふうに今検討しています。
Question
朝日新聞です。意見交換会の狙いですとか、幹事長がその意見を聞かれた上で、どのように党運営に活かしていきたいお考えでしょうか。
Answer
ご意見は、しっかりお聞きして、党運営はそのご意見で取り上げるべきことはしっかり取り上げてやっていくということです。特に構えた考えではありません。
Question
テレビ朝日です。当初は幹部会議に女性議員に参加してもらうという案であったと思いますが、それを意見交換会にするという方針に変える理由についてお聞かせください。
Answer
変わっても何でもないんですよ。いろいろやっていくものです。
(野田幹事長代行):今のところ役員会には私を含めて女性もいます。役員連絡会にも女性の議員が役員として出席していますし、総務会は基本的に総務会メンバーでなくても入って発言ができるということになっているので、特に今のところ支障はないと私は思います。むしろそれぞれの議員が抱えている現場での声を直接吸い上げていくという方を先に進めていければと思います。
Question
北海道新聞です。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、昨年5月から一年間、国会議員の歳費を2割削減しています。コロナ禍の経済的影響は続いており、公明党の石井幹事長も先日、一年延長すべきではないかという考えを示されました。議員歳費削減を延長すべきか否か、どうお考えになりますか。
Answer
党内の意見をよく聞いたうえで決めたいと思っています。
Question
北海道新聞です。いつ頃までに決められますか。
Answer
できるだけ早くやりたいと思いますが、別にそのことで全てがどうこうというわけではありませんから、いつ頃までにこうしないとならないということではありませんが、対応はしたいと思っています。
Question
北海道新聞です。議員の待遇を巡っては、月額100万円、年間1200万円の文書通信交通滞在費というものが支給されています。領収書も不要で第二の給料と言われていて、丸山穂高衆議院議員は、文通費を使って帝国ホテルの長期滞在サービスを122泊分予約したということで、文通費の問題提起をしたいという考えを示しています。コロナ禍で国民生活が厳しい中、文通費のあり方について見直す必要性については、どう考えられますか。
Answer
党内で意見があればよく検討します。