役員会後二階幹事長記者会見

2021年2月15日

2021年2月15日（月）18:35～18:50
於:党本部平河クラブ会見場

【冒頭発言】（山口筆頭副幹事長）

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、土曜深夜に発生した福島県沖を震源とする地震で被災されたすべての方々に、心よりお見舞い申し上げる。東日本大震災から10年というところで発生した。政府を挙げて党としっかり連携して復旧・復興に取り組んでまいりたい。
感染者数は大きく減っているものの、病床のひっ迫は厳しい状況。気を緩めることなくコロナ対策に取り組んで行きたい。
本日はコロナについての集中審議が行われた。年度内成立に向け、協力願う。
17日から医療従事者の方々へのワクチン接種が始まる。党の提言にもある通り、現在の国家最大の課題であるワクチン接種を、迅速かつ円滑に進めていくために関係者の力を結集し取り組んで行く。
一日も早い収束に向け、日々の状況を注意深く見極め、専門家の意見も伺いながら、これから先の判断をしていきたい。
森山国対委員長からは、予算委員会は本日、新型コロナ対策等をテーマに7時間の集中審議を行った。明日火曜は、午前中に地方公聴会に代わる参考人質疑を行うほか、17日水曜には、ワクチン接種等内外の諸課題をテーマに7時間の集中審議を行う。次回本会議は明日火曜13時から。新議員紹介と弔詞贈呈報告の後、地方税法、地方交付税法の趣旨説明質疑を行う。所要1時間30分の見込み。
末松参院国対委員長からは、予算委員会の委員派遣を明日火曜に行う。
関口参院会長からは、地震の対応について、参議院自民党としても全力で取り組んでいく。また、来年度予算の早期成立に向け、衆議院と連携していく。
世耕参院幹事長からは、衆議院の予算審議に影響が出ないように細心の注意を払って進めてまいりたい。
山口選対委員長からは、4月の参議院長野県選挙区補選に関し、本日の役員会終了後、菅総裁から小松裕候補に公認証交付を行う。また、同時に行われる参議院広島県選挙区再選挙については、現在、広島県連において候補者を選考中。
下村政調会長からは、地震については、昨日の緊急役員会に続き、本日、災害対策特別委員会を開催。政府から被害状況を聴取し、被災地の議員等からさらなる対応等について要請した。強い余震も想定されるため、引き続き災対特を中心に対応していきたい。先週、党所属国会議員及び非現職の選挙区支部長に対し、党の政策立案に向けた提言募集に関する通知を送付した。地元で聞き取りを行い、5項目程度に絞って提言していただく。いただいた提言は今後の政策立案等に活かしていきたい。今週の政審は、火曜・木曜の定例日に開催。国会提出予定法案を審査予定。先日、菅総理が坂本大臣を孤独・孤立担当大臣に任命されたことを受け、党でも特命委員会をつくり、しっかり政府のフォローアップをしていきたい。
佐藤総務会長からは、総務会は明日11時から開催する。明日からタブレットを導入する。19日金曜にも総務会を開催する。

以上です。

【冒頭発言】（二階幹事長）

2月13日土曜の深夜、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生したことはご承知のとおりであります。今後、余震だけではなくて、広範囲に降り続いております雨の影響も心配されるところであります。まずは人命を第一に、警戒感を持って、党としても政府と当然連携を取りながら対応してまいりたいと思っております。以上です。

以上です。

質疑応答

: NHKです。先ほど、稲田朋美議員ら女性グループが、幹事長宛で女性活躍の推進を求める提言を持ってこられたと思うのですが、その提言を受けて、先ほど役員会の中で党所属のすべての女性の議員から意見を聞いて、具体的な策を検討していきたいと発言されたそうなんですが、この狙いについて改めてお聞かせください。

: 狙いは、もとより女性のご意見を尊重することを、党としても大変重要視して今日まで党運営に携わってまいりましたが、今後ともその姿勢を変えることなく更に大いに前進をさせていこうと、こういうことです。

: フジテレビです。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長が辞意を表明されましたが、受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。

: それは、内閣総理大臣もお務めになった党の大先輩でございますから、森会長がその組織の中においてのご決断であろうと思いますが、私の方から言及することはありません。大いにご活躍を期待していただけにそこのところは、大変残念に思います。

: フジテレビです。組織委員会の会長が今後選ばれることになると思いますが、幹事長として後任はどういった方がよろしいかお聞かせください。

: それは私が言及する立場ではありません。組織委員会がお決めになるでしょう。

: 共同通信です。先ほどの稲田議員らの提言について改めて伺います。提言には、2035年までに女性議員の数を35パーセント、当面は30パーセントに引き上げるように求めるところもあったと思うのですが、次期衆議院選で女性の比率を例えば数値として挙げた目標を示すようなお考えはありますでしょうか。

: これは、お互い考えておかなければいけないことですけれど、議員というのは選挙で選ばれることですね。選挙民の皆さんの指し示す方向に従って、我々はその指名を受けて活動をさせていただくわけですから、我々が今から何名にしよう、何名にしようなんてことを言ってみたところで、それよりも選挙民の皆さんがどうお考えになるか、ということにしっかりと耳を傾けながら対応してまいりたいと思います。

: 共同通信です。これまでも、女性の候補を増やすであるとか、女性議員の増加というのはずっと言われてきたわけですが、女性から見ると、政治の世界でもあまり増えていないんじゃないかという指摘もあるわけですが、女性の候補あるいは議員が増えにくいというのは、社会的な障壁がやはりあるという風にお考えでしょうか。

: 障壁なんか全然ありませんよ。女性の議員、議員のほうが歓迎される風潮にあることは事実です。今後一層のご活躍を願うと同時にですね、そういう事に対して我々もなすべきことがあれば、そういう事に対して配慮していくことは当然のことだと思っております。

: 読売新聞です。参議院の長野補選についてお聞きしますが、本日小松氏に公認証を交付されましたけれども、この選挙戦に臨む意気込みをお聞かせください。

: 選挙はいかなる地域の選挙であろうとですね、全部勝利すると、こういう決意で臨むわけですから、今回の選挙も当然そのようにいきたいと思いますが、特に候補者もなかなか素晴らしい候補でありますから、ぜひ当選してもらいたいと思っています。

: 読売新聞です。関連ですが、同日行われる参議院広島補選について、まだ候補者は決まっていないと思うのですが、現状の調整状況をお聞かせください。

: 広島県連が、素晴らしい候補を出そうと思って、今努力をされてる最中ですから、もう少しこの努力の経緯を待とうと、こういう気持ちです。

: 毎日新聞です。森会長が辞意を表明されて、森会長の後任として川淵三郎さんを指名するという話がありましたが、一夜にしてそれが白紙撤回となったわけですけれども、この決め方について密室で決められたんじゃないかという批判もありましたが、今後組織委員会の方で、どういうふうに後任の会長を選ぶべきだとお考えですか。

: 我々が深く関与する世界ではありませんから、そういうスポーツの専門家の方々が納得のいく素晴らしい人を選ぶということに尽きるでしょうから、期待をしたいと思います。

: 読売新聞です。本日から幹事長の目の前にアクリル板が設置されましたけれども、実際やってみて、感想とかはいかがでしょうか。

: あなたも後でここへきてやってみて自分で感想を考えればいい。

: NHKです。地震に関連してお聞きします。今日の予算委員会の中でも、激甚指定について調査を開始したというふうに、政府側は答弁しましたが、激甚指定の必要性についてどのようにお考えですか。

: 政府がなんと答弁したか報告を受けておりません。

: 中国新聞です。参議院広島選挙区再選挙について、現在、広島県連で、事務方出身で現職の経産官僚の方が有力候補として浮上していますが、今後は県連の選んだ候補者を党本部としても支えていくという姿勢にお変わりはあるのでしょうかないのでしょうか。

: 基本的にはそういう考えは持っておりますが、どなたが選ばれてくるかということがわからずに、なんでもかんでもその通りにしますということを今お約束するわけにはまいりませんが、できるだけ地元の意向を尊重するということは、党の基本的姿勢です。

: 中国新聞です。この再選挙は河井案里元議員の当選無効に伴って行われる選挙ですが、一方で、夫の河井克行被告の裁判で、9日の公判で1億5千万円の一部が運動員買収の原資に充てられたという供述がありました。党本部はこれまで資金は広報紙の配布など党勢拡大に使われていたというように説明していて、それとは異なる使い道が供述で出てきたのですが、ただ現在、検察に関係資料が押収されており、返還され次第、党として事実関係をあらためて説明されるご予定はありますでしょうか。