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2020年11月30日(月)17:47~18:00
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、新型コロナ分科会から、この3週間が極めて重要であり、集中して、感染拡大地域において、早期に強い措置を講ずることが必要との指摘を頂いた。
とりわけ、飲食における感染リスクについては、札幌、東京、大阪、名古屋で、飲食店の時間短縮要請が実施されており、協力頂いた店舗に対し、国から約8割の支援をする。
また、感染拡大地域において、保健所に派遣する専門職の方々を、これまでの倍の1,200名確保しており、各地にしっかり派遣していく。
さらに、重症者の発生を可能な限り食い止めるため、感染拡大地域の高齢者施設等の入所者・従事者、医療関係者に対して、国の負担で検査を集中的に行う。
これらの対策をしっかり行い、感染拡大防止に努めてまいりたい。
経済対策については、来週早々にも決定を行いたいと考えている。今後、党の方でも活発な議論をお願いしたい。
森山国対委員長からは、次回の本会議は不測の事態がなければ4日金曜になる見込み。本日午後、与野党国対委員長会談を行い、野党に対して憲法審査会で審議中の国民投票法について、今国会で採決を行うよう強く求めた。安住委員長からは、国民投票法の採決は難しい旨の回答があったほか、今国会の会期延長と予算委員会における参考人招致の要求があった。議論は平行線だったため、明日10時から改めて与野党国対委員長会談を行い、協議する。
末松参院国対委員長からは、明日は7常任委員会が開かれ、厚生労働の予防接種法案などの採決が行われる見込み。
関口参院会長からは、大変厳しい国会日程だが、参議院自民党一丸となって全ての法案の成立に向けて全力で取り組んでまいる。
世耕参院幹事長からは、本日、わが党の今井絵理子議員が質問の間、すべて手話を使った。参院の本会議では初めての試みであった。参院はバリアフリーに精力的に取り組んでいるが、本日の質問は象徴的なものとなった。
山口選対委員長からは、今週水曜に、選挙対策委員会の正副委員長による打合せ会を開き、来年行われる各級選挙に向けた対策について意見交換を行う。
下村政調会長からは、先週金曜の政審で、経済対策に関する提言を取りまとめ、本日、総理に申入れを行った。今後、政府側の経済対策案がまとまったら、平場の会議を行い、政審の議を経て、総務会に諮りたい。今週の政審は明日に開催し、少子化対策に関する提言を審査する予定。
佐藤総務会長からは、総務会は政調で経済対策がまとまり次第、来週開催する予定。
小野寺組織運動本部長からは、遊説局では、都内でのミニ街頭演説会「つじだちスピーチ」を、11月27日から開始した。この企画には「コロナ禍における政治活動の実証実験」という側面もあり、感染防止方法を考え、実施するとともに、他の政党に先駆けて「リモート演説」に挑戦し、成功させた。来年の都議選まで毎月継続して行う予定。


以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

臨時国会の会期末まで、ご承知の通り残りわずかとなりました。国民生活にとって重要な法案等を、すべて、会期内に確実に成立させたいと考えております。政府・与党は一致結束し、全力を尽くしてまいりたい。


以上です。

質疑応答

Question
日経新聞です。日本と中国の両政府は、今日短期出張や長期の駐在員を対象にビジネス往来を再開しました。受け止めは。
Answer
事態を見極めながら、両国、双方政府同士話し合いのうえで、慎重に対応していこうということですから、それこそ我々としては、この状況を見守っていきたいと思います。
Question
時事通信です。国会対応について、野党側は、今国会の会期を年末までの延長を求めているようですが、与党としてはどういう対応をするのか。
Answer
国対からまだ何らかの報告・相談があるでしょうから、それによって対応をしようと思っています。今現在は、直ちに野党のおっしゃる通りやるという事でなくともいいのではないかと思っています。
Question
朝日新聞です。児童手当の見直しについて、政府は児童手当について見直す考えを示しましたが、これについて 公明党からは反発する声があがっています。この推移をどう見ていますか。
Answer
関係者の意見をじっくり聞いてみたいと思っています。
Question
朝日新聞です。下地幹郎衆議院議員について、下地さんが沖縄県連に対して復党願をだしたのに対して、県連側はこれを認めないという決定をしたのですが、改めて党本部としてはこの県連側の考えを尊重するお考えですか。
Answer
組織政党ですから、県連の意向を尊重しご意見を慎重に承ることが大事ですが、そればかりではありません。党は党としての判断をしていくということもありうるということです。
Question
朝日新聞です。生殖補助医療の法案を巡って、文言の中で「心身ともに健やかに生まれ」という文言について、一部の方から削除を求める意見が出ておりますが、どうお考えですか。
Answer
(野田幹事長代行): 一部の方からそういうお話がございました。ただ、障害者団体の方々と思います。この法案の作成に当たって法制局・厚生労働省ときちっと精査したうえ、この文言を入れており、皆さんがご指摘になるような差別を意図としたものではない。ということは明らかなので、まずはしっかりと成立させていただきたい。その後、その法案の中にあるようにまだまだ生殖補助医療には問題が山積ですから、速やかに検討できるように整えていきたいと願っている。
Question
毎日新聞です。夫婦が希望すれば、結婚前の氏を名乗れる選択的夫婦別姓を巡って自民党内での議論が活発化しています。賛成の方々、反対の方々、それぞれ勉強会や議連を立ち上げるなどしています。明日は、女性活躍の特別委員会でもこの問題が話し合われるようですが、どうお考えですか。
Answer
党内でしっかり議論してもらって、誰もが関係のあることで、誰もが関心を持っていることですから、よくご意見を承りたいと思っています。
Question
日経新聞です。年末にかけては75歳以上の医療費の2割負担の引き上げの範囲を決める議論もあります。一方で一年以内には衆院選があるという政治日程もあります。社会保障の負担増の議論で、どういう姿勢で政府与党は議論を進めるべきだとお考えでしょうか。
Answer
選挙の直前を選んで、そういう事の議論をするというのが適当かどうかの意味を含めて、愛情ある質問であったと思いますが、我々はそういう事を十分念頭に入れて対応したいと思っております。
Question
中国新聞です。河合夫妻の問題を伺います。先日、案里議員の公設秘書の違法報酬事件で、最高裁が訴えを棄却し、案里議員の失職が濃厚となりました。先の参院選で公認した自民党としての最高裁の判断の受け止めと、党としての今後の対応をお聞かせください。
Answer
これはご本人が最終判断をなさると思いますから、それを待って対応したいと思います。