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2020年11月16日(月)17:45~17:56
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。

菅総裁からは、本日この後、新型コロナ対策本部を開催し、エリア・業種を限定した営業時間短縮要請を行う自治体への交付金による支援、GoToキャンペーンの感染対策の強化などについて議論を行う。
先週、新たな経済対策の策定を指示した。感染対策、雇用や事業への対策、国土強靭化、ポストコロナに向けたデジタル化や脱炭素化など、それぞれの課題について与党としっかり連携しながら取りまとめてまいる。
先週、バイデン次期米国大統領と電話会談を行った。日米同盟強化に向けた取組を進めていく上で、大変意味のある会談になった。
昨日の首脳会合までの交渉を経て、アールセップに署名した。わが国最大の貿易相手国の中国、第3位の韓国と初めて締結する経済連携協定となる。自由で公正なルールに基づく経済秩序の形成に向けた画期的で重要な一歩となった。
明日はモリソン豪州首相を日本にお迎えし、さらにAPEC首脳会議及びG20サミットにオンラインで出席する。首脳間の信頼関係を醸成しながら、ポストコロナの秩序づくりなど、わが国の立場をしっかり発信していきたい。
森山国対委員長からは、今週は各委員会で法案審議が本格化する。参議院とよく連携しながら、提出された法案の会期内成立に向けて全力を傾注してまいる。
世耕参院幹事長からは、3次補正予算はインパクトと規模感が必要だ。企業と雇用を守り切って新型コロナが収束したあとすぐに経済が回復するようにしっかりと対応する必要がある。わが会派から新型コロナ感染者が出た。対応策等、緊張感を持って取り組んで参りたい。
山口選対委員長からは、衆議院の支部長空白区について、先週、支部長選任に関する会議を開き、新潟1区は前参議院議員の塚田一郎氏、愛知13区は愛知県議会議員の石井拓氏をそれぞれ選任した。
下村政調会長からは、明日、政審を開催する。今国会提出法案の審査はこれをもって終了する。今週から本格的に税調の議論を開始する。
佐藤総務会長からは、次回総務会は明日火曜に開催する。
小野寺組織運動本部長からは、菅総裁と関東ブロック8都県連とのリモート対話を今月23日に行う。「予算・税制等に関する政策懇談会」を10月28日から11月12日にかけて全34回開催し、友好団体から要望を聞いた。今年は3密を避けるために開催回数を増やし、ウェブ会議システムも活用した。
その他の発言として、佐藤総務会長からは、栃木県知事選、宇都宮市長選の勝利に感謝申し上げる。


以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

臨時国会も後半に入りました。参議院にもご協力をいただきながら、引き続き、政府与党は当然のことでありますが、一体となって、重要法案の審議・成立に向け、懸命に取り組んでまいりたいと思います。


以上です。

質疑応答

Question
TBSです。役員会で、世耕幹事長から3次補正はインパクトと規模感が重要だという発言があったと思いますが、このインパクトと規模感についてはどのようにお考えですか。
Answer
支持者の皆さん、国民の皆さんが政府、自民党のやる気をちゃんと受け止めていただけるようなしっかりとしたものに仕上げていきたいと思います。今、各部会等からの要求を承っているところです。
Question
TBSです。今日自民党議員のパーティで、安倍前総理が今の内閣支持率を見ると、もし私が総理だったら非常に強い誘惑に駆られると解散について言及しました。前総理から、こうした発言が出るのは珍しいですが、解散についての受け止めは。
Answer
総理大臣経験者のような方のご発言に、私がとやかく申し上げるべきではありません。そのご発言は、そのご発言として承っておきます。
Question
産経新聞です。昨日RCEPに署名されました。自由貿易を推進する枠組みで、日本にとっては、中国や韓国と初めての貿易協定なりますが、経産大臣時代に東アジア経済連携協定の構想をされておりましたが、ご所感をお願いいたします。
Answer
ちょうど、私が経産大臣であった10年前のことですが、このことが今ようやくこういう形で実を結んだということは大変喜ばしいことだと思っております。
Question
朝日新聞です。今日、夫婦以外の第3者から精子や卵子の提供を受けて生まれた子供の親子関係を定める法案が国会に提出されたのですが、野田幹事長代行が熱心に取り組んでこられた法案だと思いますが、これについての受け止めは。
Answer
(野田幹事長代行): 幹事長のご理解の下、今国会に提出させていただくことになりまして、長年懸案になっていた不妊治療の技術が進むほど取り残される子供の人権というか出自の問題がございましたので、それを少しでも解決できることになればと思っています。
Question
朝日新聞です。子供が出自を知る権利について、今後の検討課題とされていることについて、不十分という声もありますが、その点についても今後どのように進めていくかお聞かせください。
Answer
(野田幹事長代行): そもそも、子供の出自を知る権利の発端になったのは、戦後から行われてきた精子提供によって生まれてきた子供が、突然父親から血縁がないとか様々なことを言われてきたという歴史があります。まずは、デファクトとして行われている精子提供、そして最近では認められた夫婦に行われている卵子提供で生まれてくる子供に対して、しっかりと民法上特例を設けることで、身分を安定させるということを始めなければ、その次の出自を知る権利に進んでいけないという、今日本が抱えている現状をご理解いただければと思っております。
Question
NHKです。GOTOイートキャンペーンについてお聞きします。今、外食を増やしていくためにポイントの付与ですとか、プレミアム商品券によって外食産業を活性化させようという取り組みがありますが、今大阪ですとか北海道で感染拡大がかなり増えていくところで、人数を4人以下としたりですとか、個別に取り組みを国に要望するという動きも出ています。感染者数が出たところについては、そういう運用面は状況に応じて変えていくべきだと思いますか。
Answer
現場で色々工夫しておられるでしょうから、そういう対応にお任せをしたいと思っています。
Question
毎日新聞です。広島3区についてお伺いします。広島3区で公明党が、次期衆院選で候補を擁立することを模索しているようですが、ここは河井克行さんの地盤でもありますが、広島県連などは、かなり反発をするような動きになっていますが、お考えは。
Answer
まだ経過ですから、結論に達したわけではないでしょう。公明党とは連立を組んでいますし、選挙協力はお互いにやっているわけですから、そのレールの上で判断したいと思います。
Question
北海道新聞です。アメリカ大統領選挙についてお伺いします。バイデン氏の勝利が確実視される中で、トランプ大統領がまだ敗北を認めていません。スムーズな政権移行が出来ないということは、同盟国である日本にも影響があるのではないかと見られますが、もしトランプ大統領に声をかけるとしたらどんな言葉をかけますか。
Answer
私がアメリカの大統領に意見を述べるということはまずありませんが、同盟国としてしっかり落ち着いた対応で、世界のリーダーシップがある責めを果たしていただきたい。