役員連絡会後二階幹事長記者会見

2020年10月20日

2020年10月20日(火)10:40～10:55
於:党本部平河クラブ会見場

【冒頭発言】（山口筆頭副幹事長）

本日の役員会の概要を報告いたします。
森山国対委員長からは、昨日の議運理事会に加藤官房長官が出席し、臨時国会を来週26日(月)に召集する方針を伝達した。会期は12月初旬までになる見込み。召集日の26日は、12時から本会議を開いて院の構成を行い、13時から参議院議場で開会式、14時から2回目の本会議を開いて菅総理の所信表明演説を行う。議運では、28日と29日の両日で代表質問を行うよう提案している。
末松参院国対委員長からは、22日の議運理事会において官房副長官から次期臨時国会における提出予定法案の説明を聴取する予定。
関口参院会長からは、臨時国会に向け、衆議院と連携し、全力で取り組む。
山口選対委員長からは、衆議院の支部長空白区における支部長の選任に関し、このたび、北海道連から北海道6区について、道議の東国幹氏を、新潟県連から新潟4区について、前三条市長の国定勇人氏を選任するよう上申があった。本日午後、支部長選任に関する会議を開き、本人ともお会いして決意などを伺ったうえで、その取り扱いを協議する。
下村政調会長からは、今週から、臨時国会提出法案等の党内手続きが本格化する。本日は朝8時30分から政審を開催し、「予防接種法及び検疫法の改正案」と「循環器病対策推進基本法案」を了承した。これらの案件は、本日の総務会に諮りたい。来週も火曜、木曜の定例日に、いずれも政審を開催予定。
佐藤総務会長からは、本日は11時から総務会を開催する。
小野寺組織運動本部長からは、本年12月末の党費の締切まで3カ月を切った。総力を結集し120万党員達成のためご協力を賜りたい。菅総裁と都道府県連役員とのリモート対話を10月25日から北海道・東北を皮切りに開始し、月1回ペースで実施していく。
林幹事長代理からは、臨時国会召集日の26日11時40分から両院議員総会を衆院14控室で開催する。所要は10分ないし15分程度。当日はコロナ防止策としてインターネットで中継し、衆参のいくつかの控室で配信する。

以上です。

【冒頭発言】（二階幹事長）

菅総理は、ご承知のとおり18日から明日21日まで、ベトナム・インドネシアを訪問されております。しっかりと私たちは、留守を預かってまいりたいと思っております。いよいよ来週から新政権のもと、臨時国会が始まります。国民の皆さんの声にしっかりと耳を傾けながら、政府与党は、一体となって成果を出してまいりたいと思います。多くの皆様のご協力をお願いしたいと思います。

以上です。

質疑応答

: テレビ朝日です。自民党の石﨑徹議員が暴行の疑いで略式起訴されましたが、今後党として、どのように対応するお考えでしょうか。党として処分なども検討されているのでしょうか。

: まだ詳細は本人から報告がありませんので、本人の詳しい報告を聞いたうえで対応したいと思います。

: テレビ朝日です。新潟県連としては、公認候補となる新潟1区の支部長を石﨑徹さんから塚田一郎さんに差し替えるよう要請をしていますが、党として県連の意向は尊重されるお考えでしょうか。

: 我々は組織政党ですから、可能な限り県連の意向は尊重しますが、併せて本人の、いかなることであるかという事情を聴いた上で判断したいと思います。

: 共同通信です。衆議院の解散について伺います。明日で衆議院の任期満了まで1年となりますが、次期衆院選の解散の時期についてはどう展望されていますか。

: 解散については、誰もがご承知の通りですが、総理のご一存でお決めになることでありますが、私の方、つまり選挙を預かる立場としてはいつ解散があってもいいようにしっかりとした準備を整えて参る決意であります。

: 読売新聞です。任期満了まで1年となりましたが、公認の選挙区の調整等あると思いますが、幹事長としては公認の選挙区の調整について今後どのように対応していきますか。

: 選挙対策は日々怠りなく対応しておりますが、これから後1年ということになれば、いよいよということでありますから、さらに県連地元のご意向等をよく見極めて、またあらゆる調査等参考にしながら、対応して参りたいと思います。選挙はいずれにしても本人であります。本人の必ず勝利するという、党の一員として恥じない日常の政治活動を大いに期待するものであります。

: フジテレビです。先日の日・ベトナムの首脳会談で日本からベトナムへの温州みかんの輸出の早期解禁の合意がなされました。これは、幹事長がベトナムに行かれた時も、強く要請されたことだと思いますが、これが実を結んだことについてはいかがですか。

: 関係者の今日までの絶え間ない自助努力、特に農林水産省等の努力によるものだと思いますが、ただ、十分その成果やあるいは、どういう条件になっていくかということは承っておりません。

: 日経新聞です。任期満了まで1年。解散の絡んだ質問を受けて、任期満了直前頃まで、解散を引き付けて、それまでにデジタル庁の創設や携帯料金の引き下げ等で成果を出して、その上で衆院選に臨むべきだという見方については、どのようにお考えですか。

: それも大いに参考、傾聴に値するご意見だと思いますが、解散についてはいずれにしても総理がお決めになることでありますから、総理が解散しようということになれば、我々はいつでもそれに対処する心の準備は既にできております。

: 朝日新聞です。週末の世論調査で、菅政権の発足当初より10ポイント近く支持率が下がる結果になったのですが、この結果はどのように見ているでしょうか。

: 大体大方過去の例を見ても、なったときはご祝儀相場というか皆の気持ちも新鮮な気持ちで、それを受け止めるわけですが、段々と平常心に戻ってくるということでありますから、特別なことではなくて、そんなもんかなあという程度です。

: 北海道新聞です。女性議員について伺います。次の衆院選に向けて、女性議員の候補者を増やすために具体的な数値目標を掲げるとか、あるいは比例で女性議員を優遇するであるとか、そういった具体策はありますでしょうか。

: 女性の組織がありますから、女性の組織の方からも色々な意見が出てくると思いますが、女性を優遇するとか女性がどうだとか言うこと自体、大変失礼なことであって、男性も女性も平等でありますから、私たちはそれにあまり拘らずに、これからのそれぞれの選挙区から擁立される人で、両方がそういう状況になった場合に、女性を優遇するということは、状況から見て当然のことだと思っています。

: NHKです。役連の中でのご発言で、政府与党一体となって成果を残していきたいと国会について述べられたかと思うのですが、今回、国会では下村政調会長からの話でもあった通り、コロナ対策としてワクチンですとか景気対策、こういったものが議論になると思いますが、幹事長として期待される臨時国会での議論はどういったところでしょうか。

: 誰でも、このコロナの問題について国民の関心はそこに集まっているわけですから、これに対して政治が答えを出していく。積極的に対応していくということは当然のことですから、あらゆる方面について叡智を結集して対応したいと思っております。

: 新潟日報です。石﨑徹議員が略式起訴されたこと自体はどう受け止めていらっしゃいますか。

: 石﨑議員から、まだ具体的な説明を聞いておりませんのでご本人からよく意見を聞いて対応したいと思います。

: 北海道新聞です。日本学術会議の問題について伺います。政府や自民党の中で、学術会議を行革の対象ということで、在り方を見直す動きが出ております。その動きに対しては、会員候補のうち6人を総理が任命しなかった問題のすり替えではないかという批判、指摘もあります。そういった動きについてどう思われますか。