記者会見新型コロナウイルス拉致外交人事

役員連絡会後 二階幹事長記者会見

2020年10月6日(火)10:32~10:43
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口壯筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、トランプ大統領が退院され安堵している。
先週、拉致被害者ご家族の皆様と総理総裁として、初めてお会いし、痛切な訴えを直接伺った。拉致問題は菅内閣の最重要課題であり、全ての方の一日も早い帰国実現に向け、あらゆるチャンスを逃すことなく全力で取り組む。
地方創生のための観光、農業については、落ち込んだ観光需要を回復させるための政策プランや農産品の輸出立国の実現に向けた具体的な戦略を年末までに策定する。
日本学術会議については、年間約10億円の予算を使って活動していること、任命される会員は公務員であること、会員の人選は、現状では、現在の会員が自分の後任を指名することが可能な仕組みであることなどを踏まえ対応してきた。今後丁寧に説明しながら、ご理解を頂くようにつとめていきたい。
昨日までで13か国の首脳と会談を行った。大変スムーズな会談ができており、手応えを感じている。
森山国対委員長からは、明日7日、新型コロナウイルス感染症に関して、内閣委員会の閉会中審査を行う。野党からはこの中で、日本学術会議の件についても質疑したいとの要望があるが、対応については本日午後に回答する。
末松参院国対委員長からは、明後日8日に内閣委員会の閉会中審査を行う。
世耕参院幹事長からは、野党側の役員も決まってきた。コミュニケーションを深め円滑な国会運営につとめたい。岡山県知事選挙勝利に向け、参院自民党としても全力で取り組む。
山口選対委員長からは、本日、岡山県知事選挙候補者の伊原木隆太氏に総裁から推薦証が交付された。
下村政調会長からは、本日の総務会に部会長、部会長代理、副部会長人事を諮る。臨時国会の提出予定法案の議論をはじめ、政調としての議論を本格的にスタートさせていきたい。
佐藤総務会長からは、本日11時より新総務による総務会を開催する。


以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

ただいま、ご報告があった通り、10月8日告示、25日投開票の岡山県知事選挙について、本日、現職である伊原木隆太候補への推薦証の交付を行いました。知事選必勝に向けて、与党が一丸となって戦い抜いて勝利をしたいと考えています。多くの皆様のご協力をお願い申し上げます。


以上です。

質疑応答

Question
テレビ朝日です。日本学術会議についてお伺いします。総理は昨日、総合的、俯瞰的にこの学術会議の活動を確保するという観点から任命を行っていると説明しましたが、一方で、野党側は明確な理由の説明を求めています。今後、政府としてどう説明を果たしていくべきだとお考えでしょうか。
Answer
このあと国会の質疑を通じてご質問があれば、整理してしっかりと答えて参ります。
Question
時事通信です。先ほど、国会の質疑と言われましたが、臨時国会の召集については、どのようなお考えでしょうか。
Answer
203回臨時国会の会期は、10月26日に召集して、12月上旬までにしたいという考えであります。菅内閣の発足後、本格的な国会審議となりますので、しっかりと法案を成立させて国民のための政治を進めて参りたい。こういう考えを徹底していきたいと思っております。
Question
NHKです。今の質問に関連して確認ですが、26日召集というところについては決まっていて、会期の幅については調整を続けているということですか。
Answer
そうです。
Question
中国新聞です。昨年7月、参議院選広島選挙区の河合夫妻の、大規模買収事件についてお伺いします。10月2日の東京地裁の公判で、広島県議会から自民党広島県議の岡崎哲夫氏が検察側の証人として出廷し、昨年3月末に案里被告から30万円を受け取ったと認め、その際の証言として、案里被告が、「二階幹事長から預かってまいりました」と話したと、表現されました。案里被告が、二階幹事長からお金を預かったというのは事実なのでしょうか。また、案里被告が二階幹事長からお金を預かったと話してお金を渡していたことに関して、どう思われますか。
Answer
全然、存じておりません。この場で言及するに及ばない種類の発言だと思っております。
Question
共同通信です。先ほどの日本学術会議の人事の話に戻るのですが、透明性を図るという観点から、今後人事について、例えば運用の指針であるとか法律の改正など、そういったものの必要性についてどうお考えでしょうか。
Answer
それは学術会議のみなさんのご判断を待って、判断していきたいと思います。
Question
読売新聞です。本日の総務会で、部会長等の人事が決まるということですが、これによって政府、自民党の新体制がいよいよ固まったことになります。今回の人事全般について、幹事長の評価はいかがでしょうか。
Answer
党内が一致結束して、当面の課題に頑張っていこうということでありますから、それぞれのポジションに志のある人、また練達な人、それぞれうまく配置できているのではないかという風に思っています。