2020年6月16日(火)10:12~10:21
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】(坂井副幹事長)
本日の役員連絡会の概要を報告致します。
中谷中央政治大学院長からは、お手元に資料を配布させて頂いていると思いますが、ネットDeマイ(出前)講座の説明ということで、中央政治大学院のネットで講座をやるというご説明がありました。
以上です。
【冒頭発言】(二階幹事長)
皆さんにも大変お世話になって参りましたが、いよいよ明日、会期末を迎えることになりました。
今国会はコロナとの戦いであり、巨額の補正予算を2度も編成するという異例の国会でもありました。それだけに関係者の皆さんに大変ご協力を頂いた訳であります。改めて感謝を申し上げたいと思います。
一方、東京都での新規感染者は2日連続して、40人台となり、再び高い水準に戻り始めておリます。感染防止対策を常に念頭に置いて、党は全力をあげてこれに対応して参りたいと思います。
繰り返し言われていることでありますが、国民の皆さんの生活上、支援を必要とされている方々に対して、速やかに我々が努力して生み出した果実と言いますか、具体的対応を届けることが大事だと。その点に関して昨日の役員会で、総理からも執行に関して決して無駄があってはならないと同時に、常に検証を行い、透明性を確保すべきであると同時に速やかな対応を期待するとのご発言がありました。我々も総理の方針に従って、党は全力を挙げてせっかくのこの政策を早く国民の皆さんにお届けするということに努めたいと思っておりますので、マスコミの関係者の皆さんのご協力を特にお願いを申し上げておきます。
以上です。
質疑応答
- TBSです。河井あんり議員の件についてお伺いします。今日、広島地方裁判所が河井あんり議員の公設秘書に対して判決を言い渡す予定となっています。幹事長は常々、この件について河井あんり議員本人が説明をすることが大事だという認識を示されていますが、河井あんり議員そして河井克行議員も公の場で説明はされておりません。国会も残すところあと2日となっていますけれども、改めて説明する責任についてどのようにお考えでしょうか。
- まだ説明が至ってないようであれば、説明なさるようにまた伝えておきたいと思います。我々が説明すると言ったって内容は新聞で読む程度しか知っていない訳ですから。ご本人の説明を中心にして誠実にお答えするのがいいだろうと思っております。
- フジテレビです。防衛省のイージス・アショアの配備計画について、事前の党への説明不足等を指摘している声もあります。配備計画停止についてと合わせて、幹事長の受け止めをお教え下さい。
- おっしゃるように、防衛問題というのはやはり、与党の声を十分踏まえてしっかり対応するということが大事ですから。その点は怠りなくやってもらいたいと思っています。
- 読売新聞です。イージス・アショアに関しては防衛省の説明によると1700億円ほどの多額の予算を既に執行しているというお話ですが、その政治的責任をどう取るべきなのか、幹事長のお考えをお聞かせください。
- 一概に金額だけでとやかく言うべきではありませんが、防衛省からしかるべき時期に改めて丁寧な説明があるだろうと思っております。
- 読売新聞です。北朝鮮の核ミサイルの脅威というのは全く変わっていない状況だと思いますが、イージス・アショアが仮に断念ということになると、抑止力の点で防衛上の課題が残ると思います。例えば自民党の中では敵基地への反撃能力を持つべきだという提言が常々上がっているのですが、幹事長としてはどのようにその点、考えておられるのでしょうか。
- 敵基地攻撃能力を持っておくということは、国民の生命や財産、安全を守るために重要な命題であると思いますが、できるだけ我々は平和を望んでいる訳ですから。国際平和のために何が大事かということをまず考え、それに基づいて行動していくことが大事だと思っております。
- NHKです。昨日の質問でも会期の延長について、幹事長は「十分議論が尽くされた」ということで予定通りに閉じるという方針を示されました。国会閉会した後も、閉会中審査については必要があれば応じるという構えでよろしいでしょうか。
- 常に国会が開かれているという状態を期待するような声も沢山ある訳です。我々国会議員は国民の皆さんの側に立って、国の発展を考え、議論していくことが大事ですから。そういう機会は沢山あればあるほど良い訳です。休み中といえども、必要があればできるだけそういう方向で考えていきたいと思っております。