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二階幹事長ぶら下がり(令和2年度第2次補正予算成立を受けて)

2020年6月12日(金)15:21~15:31
於:党本部4F エレベーターホール前

二階幹事長

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【冒頭発言】

本日、お陰様で令和2年度第2次補正予算が成立しましたことはご承知の通りであります。今回の補正予算、1つは雇用調整助成金の上限引き上げや家賃支援。2つ目として万全の資金繰り対策に力を入れました。3つ目の2兆円の医療・介護等の交付金。これが大きな目玉であると思いますが、このことによって、医療関係者の皆様のご努力にお応えしていくと同時に、国民の健康を守るということに党は力を入れていきたいということの気持ちの表れであります。4つ目に長期戦を見据えた対応をしなければなりませんので、10兆円の予備費を準備致しております。
決して好ましいことではありませんし、今後あってはならないのでありますが、またこういう状態が今後発生した場合、直ちに対応できるということの「構え」。そういう準備をしておけば、意外と収まることがあるわけです。準備が無ければ不意打ちが来るわけです。ですから、心の準備をするという意味での10兆円の予備費が必要だということを私は主張しておるわけです。誰に言われたわけでなく、命懸けでこの状態を守っていかねばならない。10兆円が多いか少ないかよりも、とりあえず10兆円程度の準備をさせていただく。こういう理解です。1次と2次を合わせて財政支出は120兆円。事業規模は230兆円規模となり、国民の皆様の生活、雇用、それぞれの皆様の事業を守り抜くための予算とする事ができたと考えております。
次に、このことを国民の皆様のお手元に迅速にお届けすることが一番大事であります。その事は特にマスコミの皆様にも常に注目されているわけですが、私は政府及び地方、それぞれの機関の関係者の皆様に一層奮起していただいて、折角これだけの国民の皆様が期待していることの予算を自民党及び政府が準備したわけですから、このことはやはり、関係者の皆様にお届けしてこそ初めてこのことが為されますよということをぶら下げてもらっていただきたい。手元に届かなければ何もならないわけです。だけど、政治の成果っていうことは一日も早くお手元にお届けするということが大事ですから、私は県及び各市町村の関係の皆様にも御協力を頂いて、これを早く国民の皆様に、市民の皆様に、町村の皆様にお届けするということ、これに御協力頂きたい、と先にお願いを申し上げておきたいと思います。

質疑応答

Question
テレビ朝日です。今回の2次補正に関しては予備費をめぐって一部の野党から批判もありましたけれども、最終的には主要政党の賛成を得て成立となりました。野党の合意を得ての成立となったことについて幹事長はどのようにお感じでしょうか。
Answer
賛成してくれたことには評価しますが、反対なんかしたら国民が許しませんよ。こんなことに反対するなんて、政治にならない。当たり前です。彼らが提案しなきゃいけないような状態じゃないですか。こっちが提案して一所懸命やって反対なんてね。お陰様で自民党は如何なる事があっても常に国民の皆様の気持ちに寄り添って政治をやっているんです。我々はどんな事があっても国民の皆様が支援してくれている。国民の皆様が期待してくれている。そう思って政治を進めていくわけです。どんな良い政策作ってどんな予算組んでも、国会で成立しなきゃどうしようも無いですから。そういう意味では野党の皆様の、結論としての御協力を頂いたということには評価をする、感謝をしたいと思います。
Question
テレビ朝日です。東京都の小池知事がこの後出馬を表明する流れとなっております。改めて幹事長として、また自民党としてどのように向き合っていかれるお考えでしょうか。
Answer
今夜、小池さんはこの次の知事選挙に出馬の決意を表明されるということを各方面から伺っておりますが、小池さんがいよいよ出馬の表明をなさった場合に、自民党はしっかりとしたご支援を申し上げたい。それは推薦をするとかしないとか、そういう形式的な事ではなくて、実質的に東京都の自民党が全力をあげて小池知事実現の為にしっかりやりますよ、やりましたよ、という姿勢がね、都民の皆様にもよく理解できるようにしてね。いくら自民党の政治をやっていたって首都の大東京と上手くいかないようではどうするんですか。ですから私は、自民党は東京都民の皆様と一緒になって連携して政治を進めたいと思います。その象徴として小池さんがご活躍いただくことに大いに期待をしたい、というふうに思っています。
Question
読売です。都知事選の関係で、形式的にどうなるかはまた決められるとは思いますが、幹事長のお気持ちとしては、もう党の公認候補、或いは推薦候補並の力で応援されていくという理解で宜しいでしょうか。
Answer
小池さんが国会議員の時もね、ずっと同志としてやっておりましたし、初めて東京知事選挙に立候補された時もね、極端に言えば一人でご決意をされて、一人でその道をずっと歩んで歩いていかれたわけですよ。私は大変勇気ある政治家だと思いました。そして、多くの都民の皆様にも積極的なご支援を頂いて圧倒的な勝利をされたわけです。そして、ただ勝つだけではなくて4年間の実績を、この大東京都を、知事として見事にやってのけられた、というふうに思っております。これからも御本人が強い決意で立候補されるならば、多くの皆様がご支援してくださる状況にあると思ってますから。これからの健闘を祈りたいと思います。