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2020年6月8日(月)19:14~19:28
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(高鳥筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告致します。
安倍総裁からは、沖縄県議選で、わが党は議席数を大きく伸ばし、善戦できたことは大変大きな成果だったと思う。
今日から第二次補正予算の審議が始まった。失業や倒産を防ぎ、事業と雇用を何としても守り抜いていかなければならない。
5月の企業倒産件数は、政府の資金繰り支援によって低水準にとどまった。持続化給付金等をすでに1兆4千億円、100万社以上にお届けをしているが、どういう影響を与えたのかもよく調べたい。5月は耐えても、6―7月も予断を許さない状況が続いていると考えている。一日も早い第二次補正予算の成立に向けて、明日から予算委員会においても政府として緊張感をもって審議に臨みたい。
森山国対委員長からは、次回の本会議は10日12時から。令和2年度二次補正予算と関連法案など上り案件を処理する。所要1時間5分程度。禁足。
予算委は明日6時間、明後日2時間の計8時間で各会派一巡の基本的質疑を行い採決し、10日、本会議に緊急上程する。
内閣、財金、厚労委員会の補正関連法案については、明日にそれぞれ1時間30分の質疑を行い、質疑を終局し、10日に採決し、補正予算と共に参議院に送付する。
末松参院国対委員長からは、予算委員会は立憲の芝国対委員長との間で11,12日に行うとの協議となっている。
関口参院会長からは、大変厳しい日程だが予算と関連法案の早期成立を目指す。
世耕参院幹事長からは、補正の他、いくつかの関連法案で、参議院はぎりぎりのせめぎ合いになる。
下村選対委員長からは、沖縄県議選は、前回から3議席増で18議席となった。公明党と保守系無所属と合わせ23議席。
岸田政調会長からは、9,10日と政審を開催する。骨太方針と成長戦略は今月下旬までに党内手続きを終えたい。
鈴木総務会長からは、明日総務会を開催する。今後、経済対策の執行状況等、総務会としてヒアリングを行う。


以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

本日より、ご承知の通り、第二次補正予算の審議が始まったわけでありますが、会期末まではあと残された期間が7日間という厳しい状況になっております。週内のできるだけ早い成立を目指していきたいと思っております。国対の関係者には一層の奮起を期待したいと思っております。皆様のご協力をお願い申し上げます。


以上です。

質疑応答

Question
沖縄タイムスです。沖縄県議会選挙の話題がありましたけれども、結果を受けて感想をお願い致します。
Answer
沖縄の選挙区に関しては重大な関心を持っておりましたが、関係者の皆さんの一層の奮起と、同時に候補者自身のご活躍によって一定の成果を収めたというふうに高く評価をしております。ただ、今後まだまだ余地はあると思っておりますから、このことに慢心せずに。よく「沖縄だから」ということを言われますが、沖縄こそしっかり勝ち上がって頂きたいと期待をしております。勝利に対して敬意を表しながら、さらに一層の活躍、奮起を期待したいと思っています。
Question
沖縄タイムスです。二年後に県知事選もありますが、今回の結果も踏まえて、党としてどのように取り組んでいきたいかお聞かせ願います。
Answer
県知事選挙というものは県民の皆さんが決めることです。「誰を知事に選んだらいいか」って皆毎日毎日、意識のある人は考えているわけです。そんなご意見を結集して、沖縄県連が必死になって戦うことです。自分の県知事の選挙を他県の人に頼むものではありません。沖縄だからといってすぐオールニッポンでとるというのではなくて沖縄の選挙は沖縄の人が考えることですよ。期待したいと思います。
Question
NHKです。二次補正のお話が幹事長からもありましたけれども、持続化給付金を巡って事業委託の経緯等が不透明だという指摘も出ています。二次補正は一日も早く成立するということですけれども、審議に与える影響についてどのようにお考えでしょうか。
Answer
不透明な部分があるとすれば大いに国会で問いただして頂ければ結構ですから。そういう手続きを経て早期に成立を期したいと思っております。
Question
NHKです。国会に関連してですが、会期も残り7日ということで幹事長も振り返りましたけれども、延長の必要性についてどのようにお考えでしょうか。
Answer
当面は、そういうことではなくて会期内に上げるべく全力を尽くしたいと思っています。
Question
毎日新聞です。党員獲得についてお伺いします。先週の選対の幹部会合で、党員1,000人を獲得しない議員に対しては、比例重複を今後の選挙で認めない方針を示されたそうですが、その方針の狙いと党員獲得の重要性についてどのようにお考えでしょうか。
Answer
我々の党はご承知のように党員の皆さんのお力によって成り立っているのです。世間の色んな皆さんのご意見やご声援とかそういうことも当然考えていくことは大事ですけど、基本基礎はやはり党員ですね。その党員の皆さんの基数ということが極めて重要なことです。それを党から選ばれている国会議員、その他選挙の公認候補、党のご支援に対して感謝をすると同時に自分は党のために何をするか、党に世話になることばっかり考えるのではなくて「我、党のために」、「私は党のために」何かできることがあるのではないかということを考えながら党活動していくことが大事ではないかという呼びかけなんです。
Question
時事通信です。二次補正のお話に戻るのですけれども、国会の中で10兆円の予備費について野党は不信任の状態で、国会軽視だという批判を強めているのですけれども、幹事長としてはどのようにお考えでしょうか。
Answer
10兆円の枠があることによってですね、いかなる事態にも対応できるという状況・状態を作ったのではありませんか。大いに評価して頂いて結構であって、ご批判はご批判としてそれをおっしゃる人がいるのは自由でありますが、新しい提案がなければ駄目ではないですか。批判やご意見を頂戴するだけでは駄目ではないですか。何か本当の提案「これだけはやりたい」というのがあったら、どうぞお示しを頂きたい。何党の提案であっても、世のため人のため、日本国の明日に、これは大事だということであったら、我々は謙虚に受け止める。そういう気持ちはありますよ。何をおっしゃりたいか、何を主張するかですよね。
Question
TBSです。週末、弊社が行った世論調査で内閣支持率が39.1%と、政権の中で最低の水準となっています。このところ各社の世論調査を見ても支持率が低下気味にあるのですけども、幹事長はこの原因をどのようにお考えでしょうか。
Answer
原因は、我々に教えて頂けるものなら教えて頂きたいと思います。我々はあなた方の調査だけに頼ることなく、日頃の党活動で、全国津々浦々の党員からのご意見を聞いておりますから。十分対応します。勿論、皆さんのご意見も謹んで拝聴しますが、そのご意見の通りになびいていくものではありません。我々は我々の考えに基づいて政治を進めていくと、そういう決意です。まあ、激励と受け止めてやっていきます。
Question
テレビ朝日です。今日の日中、幹事長が石破さんとお会いになられて、石破さんのパーティーのご講演をお引き受けになったと伺いました。ポスト安倍候補にも石破先生は名前が挙がっていますけれども、今回水月会のパーティーで講演を引き受けられた思いについてお聞かせいただけますでしょうか。
Answer
申し上げるまでもありませんが、私は自由民主党の幹事長です。要請のあった石破さんのグループも自由民主党の党員です。そこへ要請があれば喜んでお伺いするのが幹事長の仕事です。他にいくつかのそういうグループがありますが、呼ばれれば、時間の調整さえつけばいつでもお伺いする。そういう気持ちです。他、それ以上でもなければそれ以下でもありません。皆、そういうとこに行くと言ったら色々な意味で憶測して喜ぶんだけど、それほど期待される話でもありません。淡々としたことですね。
Question
朝日新聞です。関連して、石破元幹事長が弊社の世論調査も含めて、国民の中で、ポスト安倍候補だと人気が高い議員であります。そういった方との今後の連携、あるいは幹事長のこれまでの石破さんに対する手腕の評価、その辺りをお聞かせください。
Answer
対極にあるからそういうデータが出てくるんですよ。石破さんは我が党でも最も古く、経験豊かな政治家の一人であることには違いないです。大いに期待をして、将来さらに高みを目指して進んで頂きたいという期待の星の一人であります。