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2020年3月23日(月)12:54~13:02
於:院内平河クラブ会見場

【冒頭発言】(稲田幹事長代行)

本日の政府与党協議会の概要を報告致します。
西村官房副長官からは、予算の年度内成立に向けて、政府として緊張感を持って審議を進めて行きたい。先週から有識者ヒアリングを始め、必要な経済・財政政策の検討を進めている。
森山国対委員長からは、次回の本会議は明日13時から、「地域公共交通活性化法」の趣旨説明質疑を行う。所要時間は45分程度。次々回は26日を予定。衆議院に残る日切れ扱いの「IDA増資法」と「地域文化観光推進法」については、26日の本会議で参議院に送付する予定。
世耕参議院幹事長からは、年度内に予算と必要な法案の成立に全力を挙げていく。


以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

先日、国際オリンピック委員会(IOC)から、東京五輪の開催について、延期を含め4週間以内に結論を出すという方針が出されたことはご承知の通りです。これを受け本日の予算委員会で安倍総理から「完全な形での開催が困難な場合には、アスリートを第一に考え、延期の判断をせざるを得ない」との表明がありました。まさに開催国として大変難しい局面であります。今、まさに私どもは、政府とともに、今後慎重に判断すべきであります。国民の皆さんに対しての説明もしっかり行うことは極めて重要であります。経済対策については「これまでにない規模」で対応しようということを申し上げて参りましたが、そういう方針で進めていきたいと思っております。


以上です。

質疑応答

Question
NHKです。国際オリンピック委員会が延期を含めて検討していくということを初めて表明したことになるのですが、この判断についてはいかがでしょうか。
Answer
極めて責任ある立場で重要な決断を表明されたと思います。我々はそのことを十分に頭に入れて今後、政府とご相談をしてしっかりした責任ある立場での結論を見出したいと思っています。
Question
朝日新聞です。与党としても政府と相談して決めていきたいということですが、オリンピック開催延期の判断あるいはいつ開催するかといった判断の際に、どういう点を重視して検討すべきだとお考えでしょうか。
Answer
アスリートの健康を第一に考え、これだけ国民の皆さんがご心配をしている最中ですから、この判断は重要だと思います。これが右に振れるか左に振れるかによって、国内の色々な行事にも影響するわけです。ですから慎重の上にも重大な判断をしなければならないと思っています。
Question
時事通信です。もし仮に夏の五輪が延期された場合、今後の政治日程、解散総選挙などに与える影響はどのようにお考えでしょうか。
Answer
オリンピックは大変重要なことでありますが、政治の日程はオリンピックに左右されるものではありません。参考にはしていきますし、同時にそういうことを念頭に入れていくことは大事ですが、オリンピックがどうだからといって政治日程がいちいち変わっていくことはありません。
Question
北海道新聞です。新型コロナウイルス感染拡大を受けての経済対策について、現金を給付するという案が浮上していますが、いくらぐらいなのか、ということも含めてお考えをお聞かせ下さい。
Answer
それが良いのかどうか十分検討した上で考えたいと思います。今後の例になるわけですから、何か事ある度に現金を給付しなければならないということでは駄目です。しかし同時にその必要があるかどうかということをよく検討して関係者の意見も聞いてみたいと思います。
Question
北海道新聞です。この三連休で政府が一斉休校の要請を解除するという重大な局面がありましたが、安倍総理は記者会見をしませんでした。アメリカのトランプ大統領などがほぼ毎日のように会見している中で、発信力が弱いのではないかという指摘がありますが、総理の発信姿勢についてどのように思われますでしょうか。
Answer
必要な時にはやりますから、ご心配には及びません。
Question
TBSです。学校の新学期の再開についてはいかがお考えでしょうか。
Answer
それぞれの地元の責任者がご判断されるでしょうから、それに任せたいと思います。現地でないとわからないことですから、現地の判断で良いと思います。
Question
TBSです。東京オリンピックについて、開催・延期の判断自体はIOCが判断するものだとは思いますが、日本政府としてもその判断に何らかの意思表示をする必要はあるとお考えでしょうか。
Answer
IOCがご判断されれば、それに協力する形での判断にならざるを得ないだろうと思います。意思表示については、その必要があるかどうか、IOC及び国内の関係者のご判断に委ねたいと思います。