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環境省 クマ撃退スプレーの推奨要件を公表

環境省データをもとに作成

環境省は、全国で相次ぐクマの出没や人身被害を受け、防犯・安全対策として使用される、クマ撃退スプレーの性能に関する推奨要件を公表しました。これまで統一的な基準がなかった撃退スプレーについて、有効性や安全性を担保するための具体的な性能指標を整理・周知することで、粗悪品の流通を防ぎ、適切な製品の普及と安全対策の強化を図ります。
これまで国内にはクマ撃退スプレーに関する統一規格が存在せず、製品ごとの性能に大きなばらつきがありました。中には噴射距離が短いものや、継続時間が足りない粗悪品も混在しており、非常時の有効性が疑問視されていました。
今回公表された要件では、突進してくるクマから安全な距離を保つため、無風時に「7.5M以上」届く噴射距離を基準として明記。一度の噴射で退散しない場合に備え、連続で「6秒以上」噴射できる性能を求めています。有効成分には唐辛子由来のカプサイシン類を用い、効果と人への安全性を考慮した濃度(1.0%〜2.0%程度)を目安としました。
また、顔面に確実に付着する霧状の噴射パターンや、携行時の誤作動を防ぎながら緊急時に素早く解除できる安全装置の装備も要件には盛り込まれました。
同省は自治体や販売事業者に対し、要件に沿った製品選びや情報発信を促しています。また、スプレーは近距離で遭遇した際の最終手段であり、事前訓練や適切な携行を含め、安全対策を徹底するよう呼び掛けています。

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