
国連総会で演説する高市早苗総理
高市早苗総理は9月22日(現地時間)、米ニューヨークで行われた国連総会で一般討論演説を行い、わが国が国連に加盟してから70年間、平和国家として多国間主義の下、国際社会の平和と繁栄に貢献してきたことを訴えました。また、米国のトランプ大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領をはじめとする各国首脳やグテーレス国連事務総長と会談を行い、さらなる連携を深め、課題に対処していくことを確認しました。
「旧敵国条項」の削除を
演説では、国際情勢が揺らぐ中で国連の重要性を訴え、わが国が国連のために大きな責任を果たす姿勢を示しました。総理自ら発表した「進化したFOIP(自由で開かれたインド太平洋)」の理念でわが国は3つの国際貢献を行っていることを強調。エネルギーと重要物資のサプライチェーン強靱化として「パワー・アジア(アジア・エネルギー・資源供給力強靱化パートナーシップ)」の立ち上げたことを力説しました。平和と安定に向けた連携強化として、核軍縮と不拡散の取り組み、北朝鮮による拉致問題の一刻も早い解決に向けた決意を示しました。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・発展では、ロシアのウクライナ侵略の不当性を訴え、国際司法裁判所(ICJ)等の国際裁判所への一貫した支持を語りました。
また、70年間国連に大きく貢献してきたわが国を「敵国」と言及する国連憲章の「旧敵国条項」を早急に削除するよう、高市総理はわが国の誇りと名誉にかけて強く働き掛けました。1945年当時の国際情勢を反映したままの安全保障理事会を含めて、強靱かつ実効的な国連に生まれ変わり、信頼を取り戻す必要を訴え、わが国が引き続き国連と共に平和と繁栄をつくっていく決意を語りました。
日米同盟の強さを世界に示す

米国のトランプ大統領と一層強固な日米同盟への発展を確認する高市早苗総理(左)
米中首脳会談に先立って行われた日米首脳会談では、揺るぎない日米同盟の強さを世界に示しました。トランプ大統領と率直に議論を交わした高市総理は、経済安全保障のさらなる協力強化を確認。インド太平洋を含む地域情勢について意見交換し、日米同盟を一層強固にすることで一致しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領との会談では、これまでのわが国の支援に対して同大統領から感謝が示されました。高市総理はゼレンスキー大統領のリーダーシップの下で祖国の平和のために立ち向かうウクライナの人々に改めて敬意を示した上で、今後も国際社会と連携し、ウクライナ支援と対ロ制裁に取り組むことを強調しました。