
宮崎県連組織委員長 内田理佐 宮崎県議会議員
品名 「宮崎県の伝統工芸品『のぼりざる』」

北海道出身の青年・澤崎裕太さんと私の出会いは約10年前。自転車で全国を巡る旅の途中、宮崎県延岡市で郷土玩具「のぼりざる」と出会い、その素朴で力強い造形美と巧みな仕掛けに心を打たれた澤崎さん。そのルーツを求めて各地を訪ね歩き、失われつつある「猿幟文化」を自費で調査し続け、「こいのぼり」以前の節句文化を象徴する存在であったことを明らかにしました。
かつて全国15都県に広がっていた猿幟文化は、現在では延岡市にのみ残り、工芸士もお一人です。
風を受けて猿が竿をのぼる姿には、子供の健やかな成長と立身出世への願いが込められています。
私も、「のぼりざる」の保存活動をはじめて20年。
令和10年の申年、再び全国各地で掲げられる日を願っています。