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G7・伊プーリアサミット G7主導の姿勢世界に示す
岸田総理が議論をリード

6月13日から3日間の日程で行われた先進7カ国(G7)イタリア・プーリアサミット会場で記念撮影する岸田文雄総理(右3人目)ら各国首脳

岸田文雄総理は6月12日から15日までイタリアを訪問し、先進7カ国(G7)プーリアサミットに出席しました。同サミットでは、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の堅持、グローバルサウスと呼ばれる新興国・途上国との関係強化、人工知能(AI)といったグローバルな課題等、いずれも昨年のG7広島サミットで岸田総理が強調したテーマを議論。防衛・経済・文化面で交流を深める日伊がG7議長国を引き継いだ形となりました。岸田総理は「国際社会が直面する諸課題への対応をG7が主導するとの姿勢を改めて世界に示したい」と呼び掛けました。

グローバルサウスとの関係強化・TICADにつなげる

セッションの様子(岸田文雄総理)

サミットの一つ目のセッションではグローバルサウスと呼ばれる新興国・途上国のうち、国際社会の一大勢力であるアフリカについて議論しました(写真)。岸田総理は、アフリカ側の声に寄り添った協力の拡充の重要性を強調。また、わが国がアフリカを共に成長するパートナーとして位置付け、30年以上にわたりアフリカ開発会議(TICAD)プロセスでアフリカを支援してきていることを紹介しました...

「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序」の堅持

ゼレンスキー・ウクライナ大統領との首脳会談(左:岸田文雄総理、右:ゼレンスキー大統領)

岸田総理は「インド太平洋地域と欧州の安全保障は不可分一体であり、引き続きG7間で連携を深めたい」と呼び掛けました。G7首脳は、中国への対応や核・ミサイル・拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き緊密な連携を確認しました。
また、岸田総理は13日、ゼレンスキー・ウクライナ大統領との首脳会談を行い(写真)、会談での2国間文書の署名について「ウクライナの問題が欧州だけではなく、国際社会全体の問題であることを改めて示すことになる」と述べました...

「人間中心の」AIに向き合う

6月14日、AIについて議論する岸田総理ら各国首脳。
同セッションにはフランシスコ・ローマ教皇も初めて参加し人権保護や平和推進の立場からAIの在り方について意見を述べました

昨年の広島サミットでわが国が主導した「広島AIプロセス」が引き継がれ、AIも重要テーマの一つとなりました。
岸田総理は「AIは国際社会全体で対処すべき人類共通の課題」と指摘した上で「世界中の人々が安全、安心で信頼できるAIを利用できるためのガバナンスの形成が急務であり、イノベーションの促進と規律のバランスの確保が必要」と言及...

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