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メディア短評 伊藤達美(政治評論家)

台湾新総統の頼氏 中国との関係「現状維持」の姿勢示す 軍事演習行った中国の行動に全国紙社説は批判的な論調

台湾の第16代総統に就任した頼清徳氏は中国との関係について「現状維持」の姿勢を示した。全国紙各紙は5月21日、これを高く評価する社説を掲載、中国・台湾関係の安定化に期待を示した。ところが、中国は23日とその翌日の2日間にわたって台湾周辺で大規模な軍事演習を断行し、各紙の期待に冷や水を浴びせた。
これを受け各紙は25日、再び社説を掲載して中国を一斉に非難した。
朝日新聞は、「中国・習近平政権の台湾への向き合い方は常軌を逸している」と激しい言葉で中国を批判した。読売新聞も「意に沿わないからといって武力による威嚇を繰り返しているようでは、中国の国際的信用は損なわれよう」と厳しく難じた。毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞もほぼ同様の論調を掲げた。当然だと思う。
朝日、毎日両紙は言及しなかったが...

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