私たちの連立政権は平成24年に政権奪還をして以来、最大の試練に直面をしています。こういうときだからこそ、連立政権合意の原点に立ち返り、共に出発をしたいと強く思っています。この合意には「国民の声を聞き、謙虚な姿勢で真摯に政権運営に努める」と書かれています。この言葉が今ほど胸に響く時はないと私自身に言い聞かせているところでもあります。
政治資金を巡る問題は国民の大きな不信を招いております。われわれの連立政権は政治を安定させてこそ、改革の力になります。一層、国民の求めに応じて説明責任を果たし信頼回復に結び付けていただきたいと思います。また、再発防止のため政治資金規正法の改正を成し遂げなければならないと思います。具体案を早期に提案していただき、幅広い合意を作り出す土俵を整えていただきたいと期待します。自民党内の新たなルールに基づいた、新たな連立政権の運営の在り方を共に力を合わせ、前へ進めていきたいと思っています。
能登半島地震の復旧復興等、国民の皆さまがわれわれの政権に期待、負託していることは山積みです。だからこそ、自公が今、再び力を合わせて国民のご期待に応えていこうではありませんか。党の再生と信頼回復に向けて大いなる前進を遂げる出発点となることを心からご期待申し上げます。
