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お知らせ「自由民主」先出し観光

自由民主1面コラム「幸響」
吉井 章 広報本部新聞出版局次長

自由民主1面コラム「幸響」吉井 章 広報本部新聞出版局次長

観光立国に向けての課題

新たな「観光立国推進基本計画」は、令和5年度から令和7年度までを計画期間とし、「持続可能な観光」、「消費額拡大」、「地方誘客促進」の3つのキーワードに特に留意した観光政策推進が掲げられている▼コロナ禍が明け、インバウンドが戻りつつある昨今、多くの人気観光地で顕著になっているオーバーツーリズム(観光地や特定の地域に大量の観光客が集中し、その地域の環境や文化、生活に悪影響を与えるといった現象)が、観光立国推進に向けての大きな課題である▼私の選挙区である京都もその影響を受けている一つで、人気の観光地付近の住宅前のバス停には観光客の長蛇の列ができ、バスや電車内では大きなキャリーケースを持った観光客で混雑する等、地元住民から多くの不満があがっている▼観光客の需要に応えるため、地元住民が自らの文化や生活を変えざるを得ない状況に追い込まれることは本末転倒である。住んでよし、訪れてよしとなるためのバランスと調和がとれた観光政策が早急に求められている。

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