政府は2050年カーボンニュートラル実現に向けて水素社会推進法案と二酸化炭素(CO2)貯留事業法案(CCS事業法案)を閣議決定し、今国会に提出しました。エネルギー分野での脱炭素化を進めるため、政府与党ではこれまで省エネ法の改正やGX(グリーン・トランスフォーメーション)脱炭素電源法を制定する等、法整備を進めてきましたが、今国会では脱炭素社会実現へ次なる一手を進めるため、2法案の成立を目指します。
省エネ法・GX関連法に次ぐ改正
エネルギー分野の脱炭素化を進める方向性として(1)徹底した省エネ(2)脱炭素電源の利用促進(3)低炭素水素等の利用促進(4)残存するCO2の回収・貯留――という4つのアプローチがあります。