岸田文雄総裁は10月14日に高知・徳島両県、15日に長崎県で国政2補欠選挙応援の街頭演説を行いました。岸田総裁はわが国が内外で大きな変化に直面する中、「変化に臆することなく立ち向かう」と決意を訴え、参院徳島・高知の西内けん候補、衆院長崎4区の金子容三候補への支持を呼び掛けました。
公明・山口代表と共に連立の絆をアピール
徳島市内で山口那津男公明党代表(左)と共に徳島市で西内けん候補(中央)の支持を呼び掛ける岸田文雄総裁(右)。岸田総裁は「山口代表が街頭で同じマイクを握るのはあまりあることではない」として、前日に綿密な打ち合わせを行い「ネクタイの色も被ってはならない。そこまで細心の注意で打ち合わせをした」と明かし、自公両党が与党として西内けん候補の勝利に一丸となっていることをアピールしました。
「30年ぶりの明るい兆し。経済の好循環を実現する」
岸田総裁はわが国経済がデフレを克服するために、賃金や設備投資を削る「コストカット型経済」が長く続いてきたことを指摘。「これでは経済の好循環にはつながらない」として、賃金を上げ、経済を成長させて、その果実を所得向上という形で国民に還元する「新しい資本主義」に基づく政策を政権発足から2年間続けてきたことをアピールしました。 その結果、今年は30年ぶりの高水準での賃上げが実現し、民間の設備投資も過去最高の100兆円を超え、最低賃金も全国加重平均で千円を突破、株価も高水準で推移する等、成果を挙げてきたことを強調しました。 一方でエネルギーや食料品価格の高騰といった物価高が国民生活を直撃していることを受けて、「物価高をしっかり乗り越える経済対策を用意し、ようやく明るい兆しが見えてきた経済の好循環を来年以降につなげる経済政策を進める」と述べ、政府与党が今月中にまとめる経済対策について「思い切った内容のものとする」と、約束しました。
佐世保市で金子容三候補の勝利を訴えた岸田文雄総裁