英国のTPP加盟で自由貿易連携に弾み 全国紙社説は中国加盟を巡る課題を指摘
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に英国が加盟した。2018年にTPPが発効して以来、初めての新規加盟である。日本はTPPの協議段階から関係諸国と綿密に連絡を取り、特に米国がトランプ大統領(当時)の方針で離脱して以降、TPPを主導し、英国の加盟もけん引してきた。世界に保護主義的な貿易干渉や、武力行使も辞さない覇権主義が台頭しつつある今日、世界の分断に歯止めをかけ、自由貿易と人権の尊重を堅持するために、重要な前進といえるだろう。
現在、ほかにもアジアや中南米の複数の国・地域から加盟申請が寄せられている。ウクライナもその中には含まれているが、当面の焦点は中国...