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お知らせ「自由民主」先出し新しい資本主義農林水産

連載シリーズ 新しい資本主義の「扉」第27回
デジタルで森林資源を管理

連載シリーズ 新しい資本主義の「扉」第27回 デジタルで森林資源を管理

「スマート林業」で成長産業に

わが国は国土の約3分の2を森林が占めています。そのうち約千万ヘクタールが過去に人の手で植栽した人工林です。人工林が収穫期を迎えている一方、現場では人口減少・高齢化、エネルギー・環境制約といった社会変化に適応し、生産性を向上することが急務となっています。林業の未来を開くカギはデジタルの活用。「記憶と経験」に頼る林業から、ICTを活用した資源・生産管理を行う「スマート林業」や、伐採・運搬の自動化に向けた取り組みが進んでいます。(画像は林野庁ホームページより)

情報共有・省力化に大きな効果

これまで樹木の大きさや、森林の状況を把握するためには、現地を歩き、樹木一本一本を調査していました。莫大な労力と時間を要するだけではなく、調査の精度が調査する人の技量や経験に左右されていました。
現在では、レーザー計測による森林資源情報の解析が進んでいます。レーザー測量機を取り付けた航空機やドローンを用いて、上空からレーザーを照射し、樹木の位置や形状、地形に関する情報を効率的に収集できます。
近年では、「森林簿」や「森林基本図」等の情報をデジタル化して一元管理する「森林クラウド」の整備が各都道府県で進んでいます。そこにレーザー照射した情報を重ね合わせることで、市町村や森林組合等の関係者による情報活用が進んでいます。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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