党外交部会(部会長・堀井巌参院議員)と日本の名誉と信頼を確立するための特命委員会(委員長・有村治子参院議員)は4月28日、合同会議を開き、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長の西岡力氏から「40年の日韓歴史問題からみる岸田外交の意義と課題」と題した講演を受けました。
西岡氏は冒頭、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が「旧朝鮮半島出身労働者問題」の解決策を打ち出す等、日韓関係が改善に向かっていることを評価。その上で、過去40年間の日韓間において、「慰安婦問題」や「旧朝鮮半島出身労働者問題」等の歴史問題が外交問題へと発展した経緯について説明しました。
日韓間で歴史問題が外交問題化した理由として、わが国から発信された事実に基づかない情報を韓国政府が外交問題として取り上げ、わが国政府が反論をしないまま、謝罪や基金への拠出等行ってきたことを挙げ、「これらの対応が、わが国の名誉を傷つけてきた」と指摘しました。
一方、西岡氏は「わが国の対韓外交に変化があったのが、第二次安倍政権以降だった」と述べました。