党クールジャパン戦略推進特別委員会（委員長・世耕弘成参院幹事長)は2月22日、都内にあるソニー PCL 株式会社のスタジオ施設「清澄白河 BASE 」を訪れ、先進的なコンテンツ制作の現場を視察しました。
同施設には、高精細なLEDを用いた特殊なディスプレイが備わっています。担当者の説明によると、このディスプレイを背景に映像を撮影することで、現実の立体風景のようなCG空間を再現することができます。現実の世界では困難な画角から人や物を撮影できるので、国内の映画やドラマ、CM等でも活用が進んでおり、注目を集めています。
世耕委員長は視察後、「これから映像作りの現場はデジタルやバーチャルになっていくことを実感した」と述べました。また、視察した技術について「国際競争が激しい中、こうした映像技術を扱える人材育成にも国が乗り出していく必要がある」との認識を示しました。
同委員会はこれまで、コロナ禍で影響を受けたコンテンツ業界の支援策を進めてきた他、わが国のコンテンツ制作力をインバウンドに活用しようと、海外映画のロケ地の国内誘致等さまざまな取り組みを行っています。今回の視察の中では、この技術について、ロケと併せた撮影地の誘致推進に大きく期待できるほか、メタバースといった技術への活用も期待できるとの認識を共有しました。
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