街の本屋さんを守る
東京・赤坂の、ある書店が閉店した。赤坂地区に書店が一軒もなくなった▼日本全国、街の本屋さんが減りつつある。この1、2年出版業界全体の売り上げ自体は電子書籍を中心に伸びている。ある大手出版社はすでに電子書籍の売り上げの割合が全体の半分以上になったとも聞く▼また、ネット通販の存在も大きい。ネット通販は品揃えが無限と言っていいし、ポイントも付けられる。書店では再版制度により定価での販売が義務づけられているがネット通販だと実質的な値引きも可能だ。電子書籍は値引き、無料本があるが、電子書籍が著作物再販適用除外制度になっているのは「物」ではなく,情報として流通されているからのようだ▼一部の国では街の本屋さんを守るため、送料を無料にしてはいけないと法律で定めているとも聞く。街の本屋さんはただ単に本と言う商品を置いて売るだけではなく、文化の伝道師という要素もある。なんとかしなければ。