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お知らせ「自由民主」先出し沖縄県

<沖縄特集>自由民主1面コラム「凛として」
比嘉 奈津美 新聞出版局次長

<沖縄特集>自由民主1面コラム「凛として」比嘉 奈津美 新聞出版局次長

優しさの島

小学生の頃、パスポートを持って万国博覧会。50年前の5月までポケットにはドル。復帰後、日本製のマヨネーズになじめずUSマヨネーズを使い続け、お祭りを「カーニバル」と呼ぶ街に住んでいた。高校時代、車が右側通行から左に変わり、当時バス通学の私は不思議な想いをした▼昭和50年海洋博覧会開催。紺碧の海の魅力を学習した。平成12年九州・沖縄サミット。そのころ世界一長寿の島で健康医療拠としての潜在力を感じた▼本土復帰という稀な経験から時は流れ、経済、社会的背景もろもろ、多くの可能性を秘めて変化してきたが、沖縄は低年齢出産、シングルマザーが多い。私は思う。それは宿った命どうにか皆で育てていこうというまわりの空気と力もあると▼子供の貧困は沖縄の弱みであるが、それを克服できれば人口減少の局面にある今、年少人口割合が全国一高い沖縄の強みとなる。甲子園で勝利した球児らに「おめでとう」ではなく「ありがとう」と声をかける人々の優しさを信じて心を寄せて頂きたい。

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