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お知らせ「自由民主」先出し災害国土強靱化

自由民主1面コラム「凛として」
高見 康裕 新聞出版局次長

自由民主1面コラム「凛として」高見 康裕 新聞出版局次長

「ふるさと」に戻る日

ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説は深謀遠慮の結晶であった。「人々は住み慣れた『ふるさと』に戻らなければいけない」。歴史に言及した他国での演説と打って変わり、日本人の琴線に触れる言葉を選んだ大統領の慧(けい)眼に感銘を受けた▼わが国にも「ふるさと」に戻ることを待ち望む人たちがいる。私の地元島根県では、江の川が3年余りの間に3度も氾濫し、甚大な被害をもたらした。前年の氾濫からの復旧作業がようやく終わるかという時期にまた襲ってくる水害。沿川住民の落胆はいかばかりか、察するに余りある。災害が来るたびに人口減少に拍車がかかってしまう中山間地域。治水対策の抜本的強化は待ったなしの課題だ▼こうした窮状を受け止め、国は江の川の流域治水を強力に推進する10カ年計画を策定した。「無堤地区」の解消や宅地のかさ上げ、高台への集団移転など、住民の意向に沿ったあらゆる政策を総動員し、1日も早く、人々が安心して住める「ふるさと」を取り戻さなければならない。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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