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第17回
国際政治・外交論文
コンテスト
結果発表

この度は、第17回「国際政治・外交論文コンテスト」にご応募頂きまして、誠にありがとうございました。
今回は、「多国間主義の揺らぎ、デジタル・イノベーションの進展、安全保障環境の変化の中で、『地球儀を俯瞰する外交』をどう進めるべきか」と題して募集致しましたところ、全国から沢山のご応募を頂きました。秀逸な作品が大変多く、選考は難航致しましたが、着眼点や論理構成から厳正なる審査を行いました結果、次の3名の方々を「自由民主党総裁賞」、「自由民主党幹事長賞」、「自由民主党国際局長賞」に決定致しました。おめでとうございます!

受賞作品

◆自由民主党 総裁賞

地球儀俯瞰外交は日本外交の総決算----東南アジアに重点を置いて
日浅 雄大(ひあさ たけひろ)さん
京都府 19歳 男性 学生

(選評)
国際情勢に対する幅広い目配りと理解、明快な問題意識と問題提起、バランスの取れた思考、諸文献の渉猟などが高い評価を得た。特に、「日本が東南アジア諸国と独自の関係を構築できれば、インドさらにはアフリカなども視野に置いた『外交地平の拡大』に繋げることが出来る」との発想は秀逸である。また、論理展開が分かりやすい点も評価できる。

◆自由民主党 幹事長賞

技術覇権競争と日本外交
井上 麟太郎(いのうえ りんたろう)さん
東京都 21歳 男性 学生

(選評)
「科学技術と外交」といった一見離れた分野の出来事が、今後の国際関係で密接に関係してくるとの指摘は重要であり、よい着眼点である。いま台頭する新しい問題の中で日本外交を位置づけ、具体的な提言をもって応えようとしている点も評価できる。若い世代としての新しい着眼点やアイディアがあると、なお良かった。

◆自由民主党 国際局長賞

混迷する世界における日本の重要性~基本的価値の担い手として~
植竹 史雄(うえたけ ふみお)さん
東京都 22歳 男性 学生

(選評)
コンパクトによく纏められた文章であり、国際情勢に対する包括的な認識、及び鋭い問題意識と基本的国際問題への日本のアプローチに関する提言が高い評価を得た。旧G7グループとインド太平洋地域という、二つの重要な地域をあぶりだしており、西欧諸国との連携を再評価する意味は大きい。「中国とどう向き合うのか」という本質的な問いへの解があると、なお良かった。

日本を取り巻く国際環境が大きく変化する中、「地球儀を俯瞰する外交」をどのように進めるべきであるか、皆様のお考えに直に触れられましたことは、我々にとっても大変貴重な機会となりました。
ご応募下さいました皆様に、改めて心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

これまでの受賞作品