戦略的宇宙政策の推進
- 安全保障や経済社会で宇宙の重要性が高まっています。「宇宙基本計画」(2023年6月13日閣議決定)に基づき、戦略的に宇宙政策を推進し、宇宙利用を通じた安全保障、防災・減災、国土強靱化、地球規模課題への対応、宇宙科学・探査における新たな知と産業の創出、また、それらの宇宙活動を支える総合的基盤の強化に取り組みます。
- 特に、民間投資や宇宙実証の加速、地域やスタートアップ等の国際競争力につながる特色ある技術の獲得・活用や産業の集積等を促進するために、宇宙戦略基金による支援を拡大します。
- また、準天頂衛星システム「みちびき」について、他国の衛星に頼らずとも「みちびき」のみでの測位を可能とする7機体制の構築および11機体制に向けた開発を進めるとともに持続的な運用を可能とする体制整備、衛星データの利活用等を推進します。
- 加えて、急速な技術革新に伴う新たな輸送形態に対応した、宇宙活動法の早期改正に向けて取り組むとともに、世界的な宇宙利用の拡大に対応した円滑な審査を可能とする体制の整備に取り組みます。
- 今後大きな成長が期待される宇宙分野について、政府による徹底した宇宙利用の推進と産業競争力の強化により、宇宙ビジネス拡大の好循環を生み出します。そのため、安全保障や気候変動対策・災害対策などの分野において、積極的に人工衛星等の宇宙の活用を拡大します。アンカーテナンシーやサービス調達等により民間の小型衛星コンステレーションや小型ロケットなどを積極的に利用し、民間の新たなサービスの開発やスタートアップの成長を促進するとともに、基幹ロケットH3の競争力強化や将来宇宙輸送系の実現に向けた開発、宇宙光通信の実証や量子暗号等の宇宙ネットワーク基幹技術の開発等の取組みなど、将来を見据えた戦略的な研究開発を推進します。また、大気の3次元観測機能等を搭載することで観測能力を大幅に強化した次期静止気象衛星の整備、衛星を活用した温室効果ガス観測インフラの構築、およびアルテミス計画やMMX(火星衛星探査計画)、地球低軌道利用等の宇宙科学・探査を推進するとともに、わが国の宇宙開発の中核機関たる宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術基盤強化に向けた取組みを推進します。
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