量子技術による社会変革に向けた取組みの強力な推進
- 将来のコンピューティング、センシング、通信性能等の飛躍的な向上を実現し、産業の競争力強化や社会課題解決に貢献する量子技術について、わが国の量子戦略および推進方策を踏まえ、最先端の量子技術の利活用促進、ユースケース創出、スタートアップの成長促進等を政府全体で強力に進めます。また、量子産業が自律的に発展する「量子産業エコシステム」の構築に向け、研究開発から産業化までの取組みを一層加速します。
- 特に、国際競争が激化する量子コンピュータについては、国産実機の産業化に向けて、誤り訂正、大規模化、制御装置等の重要コア技術の確立に向けた研究開発を着実に推進します。併せて、産業技術総合研究所量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)におけるテストベッド環境の整備を進め、ユーザー企業と連携したユースケース創出やビジネスモデル構築を促進するとともに、標準化や国際連携等を含む産業界の総合的支援体制を強化します。
- また、量子セキュリティ・ネットワークについては、量子暗号通信のオープンテストベッド広域化を図り、金融・創薬等の様々な分野における官民学が参加可能な実証により量子暗号通信の社会実装を加速します。さらに、衛星量子暗号通信、量子中継技術など将来の量子インターネットを支える要素技術の研究開発を推進し、安全・安心な通信基盤の確立に取り組みます。併せて、量子センシングや量子生命科学等、わが国が国際的優位性を有する分野についても、テストベッド整備や産業界・医療機関との連携強化を図り、社会実装を加速します。
- さらに、基礎研究から技術実証、オープンイノベーション、人材育成等を一気通貫で実施する量子技術イノベーション拠点(QIH)について、新たな拠点の形成やヘッドクォーター機能の抜本的な強化や拠点間連携の充実等、拠点体制の強化に取り組みます。
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