学術研究・基礎研究の振興や若手研究者の育成などの基盤強化
- 2025年、日本の研究者が生理学・医学賞、化学賞をダブル受賞しました。わが国は、2000年以降では、米国に次ぐ世界第2位のノーベル賞受賞者を輩出してきました。こうした画期的な研究成果を生み、またイノベーションの源泉となる学術研究・基礎研究の国際的な優位性を取り戻すため、わが国の「科学の再興」を強力に推進していきます。このため、大学や国立研究開発法人の基盤的経費を確実に措置することに加えて、研究者の自発性や独創性に基づいて行われる学術研究を支える「科学研究費助成事業」について、抜本的な改革を行うとともに、若手研究者を中心とした挑戦的・国際的な研究への支援など大幅な拡充を図ります。また、若手研究者への長期・安定的な支援を強化するため、「創発的研究支援事業」について、定常化を推進します。加えて、学術研究から生まれた優れた成果をイノベーションにつなげていくための戦略的創造研究推進事業を強化していきます。世界と伍する研究大学の実現に向けて、「国際卓越研究大学」として国が認定する新たな枠組みを構築し、大学ファンドの支援対象となる大学の選定プロセスを早期に開始するとともに、大学ファンドの運用益を活用することにより、博士課程学生を育成する取組みを推進します。併せて、地域の中核となる大学や特定分野の高い研究力を持つ大学等が、特色ある強みを発揮し、企業等と連携して社会変革を牽引する存在となるため、最新のデジタル技術も活用しながら個々の大学の機能を抜本強化するとともに、大学の強みや特色を伸ばす戦略的経営を後押しするため、「地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ」の改定・充実を図り、具体的な支援策を強化します。また、競争的研究費について、その多様性や連続性を確保しつつ、間接経費30%を措置するとともに、大幅に拡充します。これらを踏まえつつ、わが国の成長の中心として世界で存在感を示す研究大学群を形成するよう、研究・人材育成の抜本的強化を行います。
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