2024年6月18日(火)10:17~10:30
於:党本部平河クラブ会見場

梶山幹事長代行

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【冒頭発言】

役員連絡会の概要について報告致します。
茂木幹事長からは、このあと小渕選対委員長から詳しく説明あると思いますが、一昨日、沖縄県議選が行われ、わが党公認候補が全員当選を果たし、公明党などと合わせて16年ぶりに県議会の過半数を獲得することができました。
選挙戦では、経済の問題や玉城県政に対する評価が主な争点となりました。そして、接戦が伝えられる中で、各陣営が緊張感を持ち、選挙期間中、更に運動量を上げたことで、各選挙区で競り勝ち、全体の勝利につながったのではないかと考えています。
今後、地域経済の活性化、県民生活の向上などの政策を県議会がリードし、知事選での県政奪還につなげていきたいと思います。
党改革実行本部では、昨年6月に「女性議員の育成・登用に関する基本計画」を取りまとめ、わが党の女性国会議員の比率を10年間で30%まで引き上げるという野心的な目標を設定しました。
この目標の実現に向け、各級選挙で女性候補者となり得る人材の発掘、育成を図るため、昨日より、女性議員・候補者に関する情報を集約したサイトを新設し、党のホームページで公開しています。女性や若者、多様な人材が活躍する自民党を目指し、引き続き様々な取組みを進めていきたいと思います。
「政治資金規正法改正案」は、現在、参議院において審議が大詰めを迎えています。参議院の皆さんには、大変タイトな日程の中、ご苦労をおかけしますが、この国会での成立に万全を期したいと思います。
会期もいよいよ残り1週間を切りました。最終盤の国会、政治資金規正法に加え、残された政府提出法案の成立に向け、一層の緊張感を持って臨みたいと思います。よろしくお願いいたします。
浜田国対委員長からは、本日の本会議は、永年表彰[共産・笠井亮(あきら)君]、情報監視審査会の年次報告、決算の採決を行う。所要は20分程度。明日15時から、党首討論(QT)を行う。約3年振りの開催となる。会期末にあたり、すべての提出議案の成立に向けて、参議院を全力でサポートして参る。また、不測の事態に備えて、万全の態勢を整えて参りたい。
石井参議院国対委員長からは、本日は、今国会において最も重要な1日となる。政治改革特別委員会、そして8常任委員会が開かれ、内閣委員会において日本版DBS法案、子ども貧困対策法案、総務委員会において地方自治法案、農林水産委員会において漁業法案、経済産業委員会において消費生活安全法案、以上、4委員会5件の採決が行われる予定。
政治改革特別委員会は、政治資金規正法案について、常任委員会終了後の16時に開会し、総理に対する質疑を1時間45分行う予定。その後の議事については、国対委員長会談等を断続的に行い、決定して参る。
現時点における、政府提出法案の成立は、62件の内、57件。92パーセントの成立率。法案成立に向け、衆議院と連携を密にし、臨んで参るので、よろしくお願いする。
関口参議院会長からは、いよいよ今週、会期末を迎えるが、出口を預かる参議院として、しっかりと責任を果たして参る。衆議院と緊密に連携して参るので、最後までよろしくお願いする。
松山参議院幹事長からは、会期末を目前にして、大詰めを迎えている。関口会長を先頭に、残された全ての法案の成立に全力を尽くして参る。衆議院のみなさんの最後までのご協力をよろしくお願いする。
参議院の比例の議員も大変に尽力した沖縄県議会議員選挙については、公認候補全員が当選し、悲願の県議会多数派奪還を果たすことができ、とても良かったと思っている。この勝利を今後の衆参の選挙につなげていけるよう、参議院としても、しっかりと準備を進めて参るので、よろしくお願いする。
小渕選対委員長からは、一昨日投開票された沖縄県議会議員選挙においては、わが党公認候補20名全員が当選し、公明党、保守系無所属、日本維新の会を合わせた県政野党・保守系勢力としても、過半数を大きく上回る28議席を獲得して、16年ぶりに県議会の多数派を奪還する結果となった。逆風の中、歴史的に党勢が最も厳しい沖縄県において、勝利を挙げた意義は極めて大きく、今後の沖縄県政への影響のみならず、全国各地域の選挙にも大きな弾みになるものと思う。改めて、ご支援いただいた役員各位に感謝申し上げる。
東京都知事選挙が今週20日(木)告示される。現職の小池百合子知事が3選を目指し、無所属で出馬する。党としても知事の姿勢を踏まえ、推薦等の機関決定は見送りたいと思う。一方、都議会自民党は小池知事との協力関係を推進しており、東京都連も支援する方針を既に決定していることから、党としても今後、東京都連と連携を図りつつ、必要な支援を行っていきたいと思うので、ご理解とご協力を宜しくお願いする。
また、都知事選挙と同日選挙となる都議会議員補欠選挙も、来週28日(金)に告示となる。わが党は補選が行われる8選挙区全てに公認候補者を擁立しており、こちらも都議会第1党をかけた重要な戦いとなるので、各候補者の必勝に向けてご支援いただくようお願いする。
併せて、鹿児島県知事選挙は、都知事選挙と同じく今週20日に告示を迎え、わが党は、現職の 塩田 康一(しおた・こういち)知事を推薦している。必勝を期すべく、役員各位のお力添えをお願い申し上げる。
渡海政調会長からは、今週は、火曜日・木曜日の定例日に政調審議会を開催。いずれも閣議決定案件の審査を予定しており、了承した案件は速やかに総務会にお諮りしたい。なお、先週水曜日に政調全体会議を開き、「骨太の方針」をはじめ、「新しい資本主義」、「規制改革」について、約3時間15分にわたって議論を行った。出席者からの意見の殆どは、「骨太の方針」に関するものであったため、「新しい資本主義」と「規制改革」の取扱いについては、私に御一任いただいた。
一方、「骨太の方針」については、昨日、改めて政調全体会議を開催し、前回の議論を踏まえた「修正案」をお示しして議論を行ったうえで、私に御一任いただいた。政調全体会議で扱った「骨太」等3件については、最終調整のうえ、今週木曜日の政審で政調としての審査を行い、了承した際には総務会にお諮りしたいと考えている。
森山総務会長からは、総務会は、本日11時より開催する。国会対策委員会からの議員立法1件、政務調査会からの案件2件の審議等を予定している。
金子組織運動本部長からは、1月5日から党で実施していた能登半島地震被災者支援募金を先般終了した。全国から多大なる善意をいただき、募金総額は2966万2771円となった。各位のご協力に心より感謝申し上げる。お預かりした募金は、後日、日本赤十字社に全額お渡しし、被災地の方々の生活支援に役立てていただく。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について、報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

朝日新聞です。政治資金規正法改正について、先ほど維新は参院委員会で反対することを決めた上で、さらに首相への問責決議を提出する見通しとなりました。いわゆる旧文通費をめぐって党首会談での双方の齟齬が発端となっているわけでありますけれども、今回、衆議院で賛成しながら参議院では反対すると異例の対応を取ることになるわけですけれども、こうした維新の党の対応についての受け止めをお伺いします。
法案の賛否、並びに問責決議案の提出につきましては、各党のご判断によるものだという認識であります。「調査研究広報滞在費」、旧文通費の使途公開などに立法措置を講ずる件につきましては、先月、岸田総理が日本維新の会の馬場代表と党首会談を行って、合意したものであります。両党の党首による合意は、大変重たいものだと思っておりますので、早期に結論を得られるよう、しっかりと取り組んで参りたいと思っております。
共同通信です。今回の岸田首相と馬場代表の党首会談の結果がこういう形になったわけでありますけれども、党首会談で合意文書を作る際に遊びがあったのではないかという指摘もありますが、どうお考えですか。
合意文書を作ったのは事実でありますから、先ほど申しましたようにしっかり取り組んで参りたいというのが私どもの姿勢であります。
朝日新聞です。都知事選の対応についてお伺いします。今後、党としての態勢について、20日に告示を迎えるわけでありますけれども、役連の中でこの在り方について何か発言等ありましたでしょうか。
特にありませんでした。小渕委員長から先ほどのようにお話があったということで推薦はしないと、ただ都議会の会派、自民党の会派、そして都連は応援をしていくということなので、しっかりと連携をしていくということだと思います。