2024年2月27日(火)10:09~10:18
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】
役員連絡会の概要について報告をさせていただきます。
茂木幹事長からは、先週木曜日、日経平均が、1989年12月以来、34年ぶりに史上最高値を更新しました。株価は昨日も続伸し、最高値を更新しています。
日本経済は今、30年来のデフレから脱却し、新たな成長段階にジャンプ・アップする大きなチャンスにあります。このチャンスを活かし、物価上昇を上回る賃上げや成長分野への投資拡大によって、「成長志向型経済」への転換を図り、経済の好循環を実現していきたいと思います。
衆議院では、昨日は予算委員会の集中審議が行われ、本日と明日には分科会、また29日には中央公聴会がセットされるなど、「令和6年度予算案」の審議が大詰めとなっています。国対、予算の現場の皆様にご苦労いただきありがとうございます。また、条件が整えば、明日には政倫審の開催が予定されるなど、国会は大きな山場を迎えています。
能登半島地震からの復旧・復興はじめ、わが国が直面する内外の課題解決のために必要な予算が盛り込まれた「令和6年度予算案」の早期成立に万全を期すため、引き続き高い緊張感を持って臨みたいと思います。役員各位のご協力、よろしくお願い致します。
浜田国対委員長からは、予算委員会は、昨日3回目の集中審議を行い、質疑時間を積み上げつつある。本日と明日は分科会、29日(木)は公聴会を開催する。年度内成立を確実にできるよう、日程協議を進めていく。政倫審に関し、5名の議員から審査の申出がなされているが、質疑時間や公開・非公開の扱いなどが合意できていない。本日あらためて幹事会で協議する。
石井参議院国対委員長からは、昨日、立憲民主との国対委員長会談を行い、参議院先議について、内閣委員会の公益法人2法案、法務の総合法律支援法案、国土交通の賃貸住宅供給法案の計4法案とすることで合意した。先週21日(水)、野党からの政倫審委員3分の1以上による政倫審開催の申立てを受け、今後の運営等について協議を行った。政治倫理審査会は、国対間の合意を受け、本日の14時に開会し、申立て委員から主旨説明を聴取する予定。今週は、衆議院にとって非常に重要な1週間となる。参議院としては、衆議院と連絡を密にしながら、いつからでも審議に入れるよう、体制を整えてまいる。
関口参議院会長からは、衆議院の皆さんには、連日大変なご苦労をいただき感謝申し上げる。今週は予算審議の山場を迎えるので、参議院としても緊張感を持って取り組んでまいる。
松山参議院幹事長からは、衆議院での予算審議も大詰めを迎え、参議院としても、しっかり準備を 整えてまいる。参議院においても、野党より政倫審の開会申し入れがあったので、衆議院とも連携して慎重に対応していく。参議院改革協議会について先週21日、尾辻議長より座長の委嘱を受けた。本日、座長に就任して初めての参議院改革協議会および選挙制度専門委員会を開催する予定。参議院改革および選挙制度改革をしっかりと前に進めてまいるのでよろしくお願いする。
小渕選対委員長からは、熊本県知事選挙について、告示日の3月7日(木)まで10日となった。わが党が推薦する前熊本県副知事の木村 敬(きむら たかし) 候補予定者の必勝に向け、役員各位のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げる。
渡海政調会長からは、今週も火曜日・木曜日の定例日、いずれも政調審議会を開催。本日は閣法6件、29日(木)は閣法8件、議員立法2件の審査を予定。了承した法案については、速やかに総務会にお諮りしたい。今後も法案審査が続くので、来週も火曜日・木曜日、ともに政審の開催を予定している。
森山総務会長からは、総務会は、本日11時より開催する。案件は、人事案件ならびに政務調査会からの法案11件の審議を予定している。なお総務会は、今週3月1日(金)にも開催し、政務調査会からの案件を審議する予定。
金子組織運動本部長からは、組織運動本部団体総局では、昨年秋に「予算・税制等に関する政策懇談会」を34回開催し、317団体から令和6年度予算編成・税制改正に向けた要望の聞き取りを行った。現在、予算審議の真っ只中にあるが、4月の国政補欠選挙等も間近に控え、極力速やかに当該団体に回答をお返しすべく、予算案や党予算編成大綱・税制改正大綱を参考に、回答を取りまとめた。回答は団体別に作成しており、今後、団体総局所属の国会議員が手分けをして団体を訪問し、まずは、党の信頼回復に向けた取組をお伝えした上で、要望への回答等を行う予定としている。なお、この回答は、要約版も作成した上で、近日中に党所属国会議員及び都道府県連にメールで送付し、共有する予定としているので、各役員にも、是非ご活用いただきたい。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- TBSです。明日にも開催する方向の衆議院の政治倫理審査会について、審査を申し出た議員の一部が公開での実施を容認する考えを示していることが分かりました。「公開には議員本人の同意が必要」との政倫審の規定の中で、一部の議員から公開を容認する声が出ていることについての、代行の受け止めと、どのような開催形式が望ましいか、考えを伺います。
- 先ほど、浜田国対委員長の報告にもありましたように、現在、与野党間で審査のあり方について、現場での調整が進められているということであります。今、仰ったようなことも含めて、調整が行われていると思いますけれども、現場にお任せをするということであります。
- 朝日新聞です。4月の衆院3補選について、長崎3区なのですが、自民が独自候補を擁立しない調整に入ったと、一部報道がありますが、改めてになりますが方針についてお伺いさせていただきます。
- 報道については承知しておりますが、まだ決まっておりません。何も決まっていないということであります。
- 産経新聞です。長崎の他に東京15区について公募する方針を都連が出したと思うのですが、その後まだ公募が行われていないようなのですが、今後どうやって対応していくのかお伺いします。
- それは都連の中の協議もあるでしょうし、党本部も関わっていくこともあると思いますが、どちらにしても関わっていくと思いますので、今後まだ決定事項は無いということで協議を続けていくということであります。