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記者会見所信表明演説環境予算国会

役員会後 野田幹事長代行記者会見

2020年11月2日(月)17:49~18:00
於:党本部平河クラブ会見場

野田幹事長代行

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、所信表明演説で新たな温暖化目標を宣言させて頂いたが、直後にグテーレス国連事務総長から会談の申し入れがあり、「完全に支持する」旨、お話があった。私からは脱炭素社会の実現に向けて国際社会をリードしていく決意を伝えた。
早速、全閣僚出席のもと「2050年カーボンニュートラル」に向けて政策を総動員すべく直ちに検討に入るよう指示した。
本日からの予算委員会では、下村政調会長を筆頭に、内政、外交にわたる本質を突いた質問とともにスタートできた。
二階幹事長からは、今週は、衆参の予算委員会で基本的質疑が行われる重要な一週間となる。政府・与党が一致団結し、国会対応に取り組んでまいりたい。一層のご協力をお願い申し上げる。
森山国対委員長からは、今日から予算委員会がスタートした。2日間14時間各会派一巡の基本的質疑のうち、1日目の本日は、わが党からは、下村政調会長、小渕優子議員、山際大志郎予算理事、大塚拓議員が質疑を行った。基本的質疑2日目は明後日水曜。今週で衆参予算委員会が終われば、各委員会の店開き、その後は法案処理を行う流れになる。国会日程が滞ることのないよう参院とよく連携しながら対応していきたい。
末松参院国対委員長からは、予算委員会を今週木曜・金曜の2日にかけて行う。わが党からは二之湯智政審会長、上野通子議員、中西祐介議員の3名が質疑する。
山口選対委員長からは、次期総選挙に向けて都道府県連と緊密な連携を図るため、週末を利用し、先週までに7県連を訪問し、幹部との意見交換を続けている。
下村政調会長からは、今週木曜に政審を開催し「給与法」3件及び議員立法1件の審査を行う。給与法の審査が終了すれば、今国会提出予定の閣法、条約については全て手続きが完了する。来週も議員立法2件の審査を予定。なお、今月中旬から来年度税制改正・予算編成の議論を本格的に開始する。コロナの影響で骨太の方針も概算要求も1カ月遅れとなったが、予算編成自体は例年並みの日程でできるよう努めてまいる。
佐藤総務会長からは、総務会は今週金曜、来週火曜に開催予定。


以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞です。大阪都構想をめぐる住民投票が昨日投開票され、再び否決される結果となったのですが、これについての受け止めをお願いします。
Answer
二度目の反対という住民投票の結果が出ました。大阪市民の皆さんのお気持ちということで、尊重させていただきたいと思います。自民党大阪府連は、熱心に反対の立場で、活動を続けていましたけれども、今後は賛否拮抗していましたので、しっかりと住民の皆さんのお気持ちを受け止めながら、より良い、とりわけ二重行政の解消等、サブジェクトが挙がっていましたけれども、これは全国津々浦々、地方で抱えている問題の一つでありますので、真摯な議論を続け、住民サービスの向上に努めていけるよう取り計らっていただきたいと思っています。
Question
朝日新聞です。公明党と今回は、対応が分かれるような形となったと思うのですが、今後の政権運営や選挙に与える影響については、どのように考えていますか。
Answer
これは大阪市の住民投票ということで地域の問題ということで執り行われました。国政は国政で、スタンスが違うと思っていますので、国政としてもしっかりこれまでの友党でありますので、議論を続けていい結果を出していければと思います。
Question
東京新聞です。今日の予算委員会の質疑で、学術会議の部分を野党側が、かなり追及していて、菅首相も答弁が滞った場面があるかと思いますが、どのようにご覧になりましたか。
Answer
菅総理は、誠心誠意、精一杯答弁に努められていたと思います。
Question
東京新聞です。菅総理にとっては、総理大臣になってから初めての予算委員会の質疑となりましたが、それはどのように見られましたか。
Answer
特に気負うこともなく、かといって縮こまることもなく、かつて官房長官の時のご答弁に、よりエネルギッシュな感じで取り組まれているなという感じはいたしました。
Question
NHKです。予算委員会ではどんな議論を期待したいですか。
Answer
菅総理になられて、先日所信の披露がありました。多岐にわたってカーボンニュートラルが先頭をいっているわけですけれども、そういう様々な具体的な政策について、与野党で真摯な議論ができればいいなと。やはり今コロナ禍で、色々と苦しみを抱えている方もおられる中、次の日本が見えるような与野党の議論ができるといいなと思っています。
Question
北海道新聞です。代表質問の後にも伺った同じ質問で恐縮なのですけれども、政治分野における男女共同参画推進法について伺います。代行は代表質問の中でも、触れられてきましたけれども、この法律は疑問法といわれて、課題も指摘されていますけれども、代行から見られた課題と法律改正の必要性、また女性議員の少なさが指摘されますけど、現状についてお答えください。
Answer
この法律は超党派の議員連盟の下で作られてきた法律で、会長が中川正春さん。私は、幹事長を務めさせていただいており、正直今、まだ中川議員とのやりとりがないので、具体的にこの議員連盟を開いて、次の一歩というところまでは至っていません。ただ、こと女性の議員の数が少ないというのは、与野党共通のコンセンサスができているところなので、自民党のほうは、おかげさまで与党ということで、議席をたくさんいただいている関係で、女性を候補者としてもっていくスペースが非常に少ないので、ぜひ野党の皆さんにも熱心に取り組んでいただく中で、まずは一人でも多くの方を候補者にして行けるよう、私たちは私たちで10年くらいかけてしっかりと3割4割に近づけていけるような、下村前選対委員長が作ってくれたひとつのシミュレーションがありますので、そういうものを参考に、確実に議席を取っていけるように取り組んでいければと思っています。法律改正については、幸い今回自民党内の政務調査会の中に女性活躍の特別委員会ができましたので、そこを多分窓口として議論をいただいて、必要があれば法律改正に向けてのアクションを森まさこ委員長を先頭にやっていただけるものだと思っています。
Question
北海道新聞です。自民党としても次の衆院選で、候補者の内何割を女性候補にするであるとかの数値目標を掲げるべきだと思われますか。
Answer
現実問題、同志の男性の議員がしっかりと頑張っていただいているので、その方を変えて女性をというような、非現実的な対応はとれないと思っています。ただし、できる限り自民党の取り組める範囲で積極的に、先日も幹事長がこの場で仰っていただけたように、競い合えるように女性を育成して、そして男女問わず党員、または地元の人たち、支部にご理解いただけるような取り組みをしていきたいと思っています。
Question
読売新聞です。先日沖縄県連に対して、下地議員が復党願を出されたとのことなのですが、いずれ党本部としても扱わないといけない議論になると思いますが、党としてどのように対応していきますか。
Answer
報道ではそのような動きをお聞きしましたけれども、まだ具体的に私たちの手元にその話が来ていないので、今日ここでのコメントは差し控えたいと思います。
Question
産経新聞です。大阪都構想の話に戻るのですが、次期衆院選の影響について伺いたいのですが、それまでは維新に勢いがあって、基本的に自民党議員が、劣勢と伝えられてきましたけれども今回の否決を受けて大阪府連としては、これは追い風になるというご認識はありますか。
Answer
むしろ逆に、住民投票は住民投票、そして国政は国政とやっぱりきっちり分けて、油断しないように、もともと大阪維新の強い地盤でありますから、住民投票で自民党にご理解いただいたというよりも大阪都構想に対しての反対でありますから、なお一層同志の議員たちが精進いただかなければならないと思います。