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記者会見北朝鮮新型コロナウイルス予算経済医療

二階幹事長ぶら下がり(北朝鮮ミサイル発射を受けて)

2020年4月14日(火)17:44~17:55
於:党本部エレベーターホール前

二階幹事長

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【冒頭発言】

新型コロナウイルス感染症対策や経済対策に、各方面から様々なご提案をいただいております。これから提出される補正予算では、そうしたご要望をしっかりと受け止めて、当面の措置を考えていく。例えばアビガンについては、一日でも早くこれを承認できるように医学的な諸手続きをとって、かかりつけの医師等のお力・ご協力で、これが患者さんに投与されることが可能となるよう、一日も早く急いでいただきたい。次に、経済対策では、一律10万円の現金給付を求める等の切実な声があります。できる事は速やかに実行に移せるように、自民党としても政府に強力に申し入れを行い、実行に移すことのできるよう、先にも申し上げた通り、自民党としての責任を果たして参りたいと思っております。議員歳費削減については、公明党からもご提案があったようでありますが、本日の幹事長国対委員長両党の会談において、森山国対委員長から、野党の前向きなご協力をいただけるとの報告がありました。議運での協議を経て、立法府としての決意を示していきたいと思っております。これからの協議でございますが、2割削減ということで、議題に上っているようにうかがっております。先程北朝鮮が巡航ミサイルを発射した、との報道がありました。ご承知の通りであります。わが国領域やEEZへの飛来は確認されておりませんが、わが国周辺に度々の発射が相次ぎ、大変遺憾なことであると思っております。米国にも、わが国の意思をしっかりと示すべきである、と政府に申し上げるところであります。北朝鮮に対しては、強く抗議する。日本国民は怒っておるということを明確にすべきであります。

質疑応答

Question
TBSです。補正予算の審議が来週から国会で始まりますが、国民の世論としては、108兆円という規模の割には中々、制度が分かりづらかったり、効果が浸透していないという印象もあります。そういったものについて幹事長はどうお考えでしょうか。
Answer
十分国の財政全体も考えたうえで、今何をすべきか、ということであります。しかし、財政のことを考えないわけにはいきませんが、そうかといってこういう事態に財政のことだけを言っていては始まらない、ということは我々もよく承知をしております。ですから、最初にそういうことで対応しますが、今後においてもしっかりと対処していきたいと思っております。
Question
TBSです。先程ありました現金一律給付10万円ですとか、一律給付について、国民から未だに根強く求める声があります。これから補正予算が審議されますけれども、その後追加の経済対策にむけて、自民党としてどのように受けて取り組んでいくかを改めてお聞かせください。
Answer
現金の給付ということに対しては、大変強い要望が集まっていることは承知しております。ですから、できるだけそのご要望に応えられるよう、努力をしていきたいと思っております。
Question
NHKです。今の幹事長のお話で確認ですが、一律10万円、というところが一つの基準になるという認識で宜しいでしょうか。
Answer
それは議題の中心になっております。まとまれば、そういう方向でいくでしょう。
Question
朝日新聞です。一律給付以外にも、自民党内の若手議員から消費税減税の話などもありますが、幹事長としては消費税の扱いについてはどのようにお考えでしょうか。
Answer
消費税については、国民の皆様の大変なご決断・ご協力をいただいてできあがった制度であります。それでは今減税をした場合、いつ元に戻せるのか、と。そうしたこともちゃんと見極めて考えていかなければなりませんから。一概に、分かりました、それじゃあ、というわけにはいきませんから。
Question
読売新聞です。一律10万円現金給付に関してですが、これをやるためには二次補正を組む必要があると思います。今回の補正が今月中に成立し、その後、ということになると思いますが、5月以降、どの辺りのタイミングで次の経済対策を考えていらっしゃいますか。
Answer
状況判断ですが、早ければ早い程良いわけでありますから、成立後直ちに、ということも念頭にはあります。
Question
成立後直ちに検討に入っていくということでしょうか。
Answer
直ちに実行に移せるように、努力すると。こういうことを念頭においているということです。
Question
東京新聞です。一律給付に関して質問です。今度の経済対策に入ってはいませんが、それを次の対策には入れるべきである、と考えるようになったのは、緊急事態宣言が出たことが影響しているのでしょうか。
Answer
それも勿論ありますが、現下の情勢を見てですね、この状況で、国民の皆様に安心の気持ちをもっていただけるようにしていく為には、そういう対策も必要ではないか、と考えております。
Question
今回の経済対策では不十分ということでしょうか。
Answer
いえ、状況を見て判断しているわけです。財政的には大変窮屈な中で物事を進めるわけですから。苦渋の選択です。
Question
共同通信です。30万円の給付をめぐっては、基準等々が分かりにくいですとか、政府も対象を拡大する方向で検討しているという話もございます。現状の政府対応についてのご評価をお聞かせください。
Answer
政府も政府で、財政全体を見渡せばそんなゆとりのあるような財政状況ではないわけです。その中からしぼりだすわけですから。精一杯の努力をされておるということであります。党も政府と共に協力をしながら、この苦難の道を歩んでいこう、ということであります。
Question
読売新聞です。一律10万円というのは、一人10万円ということでしょうか。また、所得制限についてはどのようにお考えでしょうか。
Answer
当然、所得が沢山の方々に対してまでそれをやっていくだけの財政的なゆとりは中々困難でありますが、そこはここから関係者の間で十分検討を願おうと思っております。