
「政府の予算の作り方を根本から改める」――高市早苗総理は、従来の予算編成の在り方の「常識」を覆す大胆な改革に着手しています。これまで単年度で編成され、補正予算の編成が常態化している流れを変え、複数年度で自治体や事業者に予見可能性をもたらす予算編成にします。高市政権が掲げる「責任ある積極財政」の本丸とも言える抜本改革の姿を解説します。
高市政権が目指す予算編成の姿は、これまで「当初予算で絞って、補正予算で積み増す」といった手法と決別し、必要な予算はできるだけ当初予算で措置するものです。
世界では政府が一歩前に出て官民が手を取り合って、重要な社会課題の解決を目指す新たな産業政策が潮流で、各国は大規模で長期的な財政支出を伴う産業政策を展開しています。わが国が国際競争に勝ち抜く上で、補正予算を前提とせず、当初予算に示すことで、政府予算の予見可能性を確保し、自治体や事業者が先を見通せる姿に転換することが急務です。