子供と幸響
先日の世界幸福度ランキングにおいて、日本は久々に順位を上げて47位となった。また、国内においては、ウェルビーイングの認知度も年々高まっている。しかしながら、コロナ禍で失った〝人とのつながりと共感〟等の幸福感の回復には、まだまだ時間が必要。特に子供たちの環境は、虐待・いじめ・不登校・自殺等、悲惨な事件・事故が後を絶たない。さらに、諸外国と比べても、子供たちの自己肯定感がいまだに低いことも心配だ▼子供たちは今、どの居場所でも幸せを感じて育っているのだろうか？30年前に、フランス議会が「多くの両親が共働きになった状態で、果たして子供の発達は大丈夫なのか?」との問題提起をし、世界乳幼児・精神保健学会は、「ビジネスの原理では、子供は育たない」と警告したそうだ▼いつの時代においても、〝養育者〟に必要なのは、何よりも〝真の愛情〟だ。是非、子供どまん中の政策を前へすすめ、どんな環境で育つ子供であっても、幸せを感じて生きられるよう、こども家庭庁に期待したい。
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