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「キーパーソンに聞く!」

このままでは開催が危うい?!東京オリンピック・パラリンピック

このままでは開催が危うい?!東京オリンピック・パラリンピック

(平成29年06月20日収録)

(左から)
小林史明ネットメディア局次長
やまざき一輝都議
朝日健太郎参議院議員

「2年前と比べて何か進んだのか?」周辺自治体との費用負担問題

小林
カフェスタをご覧のみなさん、こんにちは。ネットメディア局次長の小林史明です。カフェスタ「キーパーソンに聞く」。今日のテーマは「このままでは開催が危うい?!東京オリンピック・パラリンピック」ということでお送りします。宜しくお願いします。

いよいよ3年後に迫った2020年東京オリンピック・パラリンピック(以後、東京オリ・パラ)ですけど、色々問題がおこっており、このままで間に合うのかという心配もあります。「何だか揉めているな」というイメージはあるのですが、実際何が起こっているか分からないので、今日は専門家のお二人に来ていただいて解説を頂きます。
まず一人目、やまざき一輝都議会議員です。
やまざき
よろしくお願いします。 東京都議会議員のやまざき一輝です。私は江東区選出で、都議を2期8年勤めさせて頂いております。そして江東区といえばオリンピックの中心地でもあります。今までも東京オリ・パラ特別委員会の委員としても色々と発言をしておりますので、今の東京都政の実情というものを皆さんにわかりやすくお話し出来ればと思っています。よろしくお願い致します。
小林
東京オリ・パラも、豊洲(東京都議会豊洲市場移転問題特別委員会)も両方委員をやっておられるから、現場で何が起こっているか分かってらっしゃる。
やまざき
豊洲(東京都議会豊洲市場移転問題特別委員会)の方は委員長を務めております。 
小林
この後、豊洲に絡んで道路の話も少し伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。
やまざき
よろしくお願いします。
小林
青年局の仲間なので、やまざきさんよろしくお願いします。そして、朝日健太郎さん。
朝日
皆さんこんにちは。参議院議員の朝日健太郎です。私は東京選挙区で昨年の夏の参議院選挙で国会議員として当選させて頂き、まだまだ1年生でございます。今日は東京オリ・パラをテーマに、一応専門家の立場としてカフェスタに来させて頂きました。2008年北京オリンピック、そして2012年のロンドンオリンピックに日本代表として出場致しました。今回やっぱり2020年をしっかりと成功させたい。これが私の一番の政治のテーマでもありますので、実際オリンピックはどういったものなのか、現在の日本の準備状況、このかい離をしっかりとチェックしていきたいなと。
今日はやまざきさんに、実際東京都の中で何が起こっているのか、私も是非伺いたいと思っています。課題をしっかりと克服をして、準備につなげたいなと思っています。よろしくお願いします。
小林
経験者として語って頂きたいと思いますし、リオも視察に行かれていますので、最新のオリンピックがどういう状況なのかということも解説を頂きたいと思います。
では、早速本題に入っていきたいと思います。ジャックロゲIOC会長が「TOKYO」と読み上げて、我々大変盛り上がったのが記憶に新しいのですが。
やまざき
私あの場所に行っていました。
小林
どうでした?
やまざき
3年前の9月8日(日本時間)、7日(現地時間)、東京は確か朝の5時だったと思います。私たちは夕方の5時。アルゼンチンのブエノスアイレスで「TOKYO」と出した瞬間を目の前にして、非常に感動しました。日本では、東京ではどうだったのかなと。私もリアルタイムで分からなかったので。東京、日本に戻ってきてから「盛り上がったよ。あの瞬間の熱気っていうのは非常に凄かったよ」とお話しを伺いました。
小林
あの映像を見るだけでウルっとしちゃうんですよね。相当な苦労があったのだろうと思いながら。あの感動からこの間、色々問題があってしまい、なんだか少し不安になってきたぞというイメージがあるんですが・・・。そういう中でちゃんと問題を解決してくためにやまざきさんが頑張ってらっしゃる訳ですが、問題に詳しいということで解説を頂こうと思います。
最近だと費用負担ですね。周りの自治体との費用負担の問題をどうするのかという話が話題に上がりました。また、意外と豊洲の話が盛り上がっているのに注目されていないのが環状二号線の問題。これもかなり重要だと思っていまして。これ相当絡み合っている部分があるので、まずこの環状二号線を含めて解説を頂けますか。
やまざき
まず、経費分担の問題でこの5月の終わりに大枠の合意が取れたという発表がありました。その間、国と組織委員会(東京オリ・パラ競技大会組織委員会)と東京都の事務方レベルではずっと色々と話を進めていました。千葉県、神奈川県、そして埼玉県、関係自治体の知事の皆さん方に私たちは、「(オリンピック)アジェンダ2020」に対応して「既存の施設を使ってください。お金を使わないで既存の施設を使いましょう」ということで協力をしてもらい、例えば幕張メッセ、埼玉スーパーアリーナなど色んなところを提供して頂き、東京オリンピックを盛り上げて行こうという趣旨だったんですね。始めは。そこで、オリンピック仕様に各会場を変えていかなければいけない。例えば、バリアフリーの問題。エレベーターやエスカレーターの問題も全てそうです。オリンピック仕様に変えていくその経費をどこが負担をするんですかというのが、一番始めの問題だった訳です。そういった中で、東京都は実は今の副知事ではなく、前の副知事が費用に関しては東京都がもちますよっていうような文面まで、正式な文書を出しているんですよ。
小林
舛添都知事の時の副知事ですね。
やまざき
そうです。要は行政というのは継続性、積み重ねが非常に大切であって、そういったことをやっているにも拘らず、今回このような事態になってしまった。ひとつ正確な情報として皆さんにお伝えをしなくてはならないのが、今の東京都知事の小池さんが、自らが神奈川県行きましたか?千葉県行きましたか?埼玉県行きましたか?という事。最後は自分で汗をかいてしっかりまとめていこうという気概が全く見えなかった。私も委員会の中でそういう質問をしました。「知事は何をやられたんですか?」と。「事務方にお願いしてそれぞれがやっていた」という事ですが、そんな事では私は東京オリ・パラの成功に本当に結びついていけるのかな。しかも相手がある事で、交渉事項ですから、最終的には政治決着になるわけです。東京が開催都市ですから、その前段として自らが汗をかいて、その責任というものをもう少し深く考えて頂いていれば、この問題はもっと早く進んでいたのかなと思います。
本来は、去年の12月までに決めると仰ってました。それが今年の3月まで先延ばしをして。私、3月にも2時間20分小池都知事に質問したんですけど、決められなかった。それが5月の末にやっと、安倍総理と会ったり、丸川オリ・パラ担当大臣が出てきたりしましたが、最終的には大枠の合意しか取れなかった。しかし、大枠の合意は、既に2年前に決まっていたことなんです。だから「2年前と比べて何が前に進んだのかな」というのが、私は正直理解出来ないところですね。
<やまざき一輝都議>
朝日
今のやまざき議員のお話を聞いていて、東京都だけの問題ではないと思いました。IOCの話でみると、開催予算が1兆6千億から8千億と概算されています。では開催都市の負担、周辺自治体の負担など、こういった取り決めがより明快でないと次以降のオリンピック開催地に凄く影響してきますね。前例として「東京の時はこうだっただろう」と。いざこざの種になるという意味でも東京はしっかりその責任を果たすべきだと私は思いますね。
小林
これ(周辺自治体との費用負担)、2年半前にもう決まっていたと仰ってましたよね。その時は議会も了承していたということですか?
やまざき
勿論そういったところはございます。他の関係自治体にしてみたら「なんだよ前と話が違うじゃないかよ」と思いますよね。皆さんね。非常にこの事が大きな課題になってしまいました。昨年、ボート・カヌーとバレーボール、水泳の3会場を見直すという事がありました。本来はその3つを見直している時に経費の役割の分担の話を進めていく必要があった。これをやらずに、宮城の長沼だ!横浜アリーナだ!などと話をしてしまったがために、結局、役割経費の話が手つかずになってしまって、どんどん先送りになってしまったというのが事実だと思いますね。
小林
周りの自治体は準備がありますから、早く決めないと。
やまざき
3月までに決めて欲しいと言ったのは、県もそれぞれ予算を抱えていますから。これは東京都が出すのか、もしくは自分たちで出さないといけないのか?だとしたら、自分たちの県の予算を議会の中で3月に決定しないといけない。(決定が先送りになると)どんどん発注が遅くなる。6月には仮設の発注は始める訳ですよね。色んな意味で。
しかも、神奈川の黒岩県知事の話を聞くと、プレプレ大会を江の島でやる。その準備もある。漁業権の問題もある。そして周辺の整備の問題もある。今ある船をどこに移すかという問題もある。漁業権もそうなのですけど、船を動かす、また入れるなど色々準備もありますから。そして、定置網をやっている。そのネットってかなり膨大なんですよね。ビーチバレーをやられていたから、朝日先生あの場所よくご存じだと思うんですけど。そういう事も全てどうなるんだという事が、お金のこともきちんと決まらないと全然前に進まないんじゃないかというのが実際の話だったと思いますね。
小林
そうですよね。

豊洲市場への移転の遅れが東京オリ・パラに大きく影響!―環状2号線問題―

小林
もう一つ、この環状二号線。道路の問題もあると思っています。これどういうことが起こっているのか教えてもらっていいですか。
やまざき
環状二号線は皆さんもご存じのとおり、もう虎ノ門から汐留まで来ています。それから築地の市場、そこがまだ何も手つかずになっておりまして、その先の臨海部にむけての環状二号線は、橋も道路も出来上がっている状態です。現在、選手村の工事のため、選手村の所の環状二号線だけ工事車両に限り通行できる形になっております。それで、築地の市場が最終的なネックになっておりまして、これをまずは移転をさせなければ、環状二号線本線、本線というのは、トンネルをくぐってですね、その上にあがるような...
東京都建設局ホームページより

東京都建設局ホームページより

小林
この部分ですね。築地を通るというのは...
やまざき
そうですね。丁度この隅田川のこのエリアが丁度築地なんですね。ちょっと分かり辛いかもしれないけど。汐留の点線のこの緑のこのあたりが築地なんですね。隅田川のこの上の部分ね。この数百メートルの部分。ここだけを今何も手つかずになっていて。今年の3月27日の(都議会の)予算特別委員会の中で、今までの計画通りの立坑を作ってトンネルにする環状二号線はもう間に合わないと。
小林
できなくなっちゃった。
やまざき
できなくなったと。間に合わなくなった。
小林
どうするんでしょう。この場合。
やまざき
どうするんですかね。これまだ何のお示しもありません。
朝日
一応、築地市場を迂回する道を仮で作る話もありましたけど。
やまざき
難しいと思います。
小林
実現性はかなり難しいと。
やまざき
築地市場内を迂回させてという話も色々な所で、報道ベースでありますけど、結局1車線1車線だと。では、そこに選手村から例えばバスが、国立競技場、新国立競技場まで行く。
バス1台は10メートル位ですよ。大型バス。間隔を詰めて300台×10メートルだけで3キロメートル。(バスとバスとの)間隔を10メートル位取ったとしても、3キロメートル×2で6キロメートル。そうなると築地から新国立まで届いちゃうんじゃないですかね。どちらにしても、この選手村からの輸送に関して全く間に合わない状態であるというのが今の事実であります。
それと、これ東京オリ・パラの為だけじゃないんですよ、この環状二号線は。特に東京は東京港を持っている。いま、東京港のコンテナの数が増加をしております。そのコンテナの車両も含めて、この環状二号線っていうのは、非常に便利な道路になる。そういうことで、 臨海部の交通体系にも影響してしまっている。そして東京オリ・パラの開催時にも環状二号線が本線が使えなくなると、とんでもない事になります。しかも選手村周辺はセキュリティがかかります。報道ベースでは勝どき位までセキュリティがかかるとなると、まず、清澄通りというのがあり、勝どきで晴海通りに繋がります。勝どきで(交通が)止まってしまうと、清登通りが目いっぱい渋滞する。さらに、環状二号線が使えなくなると、永代橋と佃大橋、この二つしか川を越える事が出来なくなる。
小林
あそこ、そもそも結構渋滞していますよね。
やまざき
普段も渋滞している。例えば、晴海通りで銀座から臨海部まで夕方だと40~50分かかっちゃいますからね。そういう意味でも環状二号線というのは、東京オリ・パラもそうですし、この東京港の交通体系に関しても非常に大きな部分に影響があるということですね。
小林
結構オリンピアはバス移動・・・・
朝日
そうですね。脅かす訳じゃないですけど、今回の2020年大会はバスが2000台準備されると。
小林
2000台!
朝日
2000台が選手村を中心に常に競技会場にピストン輸送される。選手の立場から言わせてもらえれば、移動のバスの中で過ごす時間が一番長いといっても過言じゃないんですよ。例えば、1日に競技によって3回くらい選手村と競技会場を行ったり来たりするんですね。いかに輸送というものがオリンピック全体を見たときに重要かっていうものが、ちょっと後回しにされていて、私は凄くそこを心配しています。たぶん選手村自体の設備とかは素晴らしいものが出来ると思うんですね。日本の技術をもって。ただ、来て頂いた選手、お客さんもそうかも知れない。日本のオリンピック良かったなっていうのが、交通渋滞で相当損なわれるという、ここをどう解決していくのかを私は心配していますね。

「協力して前へ進める!」オリ・パラ成功のカギはみんなで力を合わせること

小林
私も小池さんと自民党本部で何度か一緒に仕事をしたのですが、凄く発信力があるし、もの凄くセンスがある人なんですよ。だから、本当はもっと早くこういう全体像を把握して助言する人が回りにいれば、こんな間違いはなかったんじゃないかなと思うと、何だか1人でやっているというか、ちゃんとした知恵袋がいないっていうのが、それはそれで残念だし勿体ないし、ちょっと可哀そうと思っちゃうんですね。
やまざき
私も小林先生が言うように、オリンピックっていうのは、パラリンピックも勿論ですけど、世紀の一大イベントですよ。これを誰が成功に導いていくかというと、みんなでやるしかないんですよ。誰がトップで、誰が云々ではなく、みんなで力を合わせてこの一大イベントを成功に導いていく。そのためにはトップの人達はそれなりに、この部分は私たちがやるけど、こっちはお願いしようとか、やはり全部自分(だけ)では出来ないですよ。だから協力しあって、私たちも議会として、自民党としてもしっかりと協力するところはちゃんと協力しますよ。
小林
予算も賛成しましたしね。
やまざき
勿論予算も。この3月の予算に関しても我々は全て賛成していますから。
小林
決して無理に敵対するわけではなくて。
やまざき
ないない。
小林
今回の築地・豊洲(市場移転)の話も本当は議会にかける話ですよね。
やまざき
そうですね。
やはり国と地方の議会の中での一番の違いは、二元代表制と議院内閣制だと思います。小池知事は二元代表制の事を理解は勿論ちゃんとされていると思うんですけど、もうすこし違うやり方があるのではないかと、私は思いますけどね。
小林
その制度の中で上手にコミュニケーションを図っていくという事が、もっとやり方があるという事ですよね。
「協力して前へ進める」というのがやまざきさんの思いとしてあるので、しっかりみんなで支えていきたいと思うんですけど。

設備のレガシーだけでなく、心のレガシーも残したい

小林
さて、東京オリ・パラを成功させるという意味では、その後のレガシーですね、後に残るものが凄く重要だと思っています。その残ったものでどんな東京にしていくかという事がすごく重要だと思うんですが、このレガシーというものはどういうものが重要だと思いますか?
<小林史明ネットメディア局次長>
やまざき
これは個人的な見解になるのですが、オリンピック・パラリンピックというのは、スポーツの祭典、また文化の祭典です。そして、いかに東京という街を世界にアピールできるか、日本という大きなものを世界にアピールできるのかという大きな部分があると思います。その中でのレガシーと考えますと、いろんなものをつくって「これが二回目のオリンピックの時に出来上がったものだよ」というレガシーも勿論あると思います。それ以外にも芸術、文化。「このオリンピックの時にこういう事もやったんだよ。こういう会場でこういうものをやったんだよ」という文化にもつながる。これがまた伝統になっていく。開会式や、試合の前のレセプション、そして選手村の入村式や閉村式や色々な所で日本の文化、東京の文化というものが開催される。その後どんどん語り部になってレガシーになっていく。ですから、皆さんが見て感じる「心のレガシー」と、そして建物として証拠として残る「レガシー」と2種類、色んな意味であるのかなと。ボランティア参加した事も皆さんそれぞれのレガシーになっていくと思うし、とにかく日本の皆さんが、東京の皆さんがひとりでも東京オリ・パラに携わって頂けるような体制を我々もしっかり作っていかなければいけないなと思っています。

困っている人に当たり前のように手を差し伸べることが出来る社会をオリ・パラを契機に実現していきたい

小林
朝日さんは、障がい者スポーツ推進議員連盟のメンバーでもありますから、そういう意味ではオリンピック・パラリンピックを機に障がい者の方とかバリアフリーということでシニアにも優しいとかそういうことも考えられると思うんですが。
朝日
そうですね。東京は2回目のオリンピック・パラリンピックを迎えます。成熟国家ということで、1回目とはオリンピックの役割が違ってくる。パラリンピックという言葉は皆さんにだいぶ認知をされて、障がい者スポーツですよね。障がい者にやさしい街づくりというのが、前回、前々回から2012年のロンドンオリンピックから世界的にも広がっていった。日本はこれから高齢化社会を迎えるのが分かっています。パラリンピックというものを通じて日本がバリアフリー、先ほどやまざき先生のおっしゃった心のバリアフリー、様々な人達が暮らしやすい社会をオリンピックを契機に実現していく。つまり、困った人に当たり前のように手を差し伸べることのできる社会。これって本当に時間のかかることなんですけど、オリンピックを通じて、色んな方々が活躍する姿を見ることで、日本の社会は変わる。これは非常に大きなテーマだと思うんですね。
<朝日健太郎参議院議員>
小林
ちなみに、リオデジャネイロオリンピック(以後、リオ)も見に行かれたという事なのですが、リオを見て、東京五輪を成功させるためにこれが必要だというのはなんでしょう。
朝日
一番感じたのは、ボランティアスタッフの皆さんの生き生きとした笑顔。この熱量が成功の大きな要因だなと思いました。正直、設備とか施設、日本の技術レベルから考えれば不安なところはいっぱいあったんです。お金的なところも・・・・
やまざき
私もリオに行きました。すごかったです。日本でいう、工事現場の短管のパイプがスタンドですから。20メートルくらいの。それを最後に布で囲っているだけですから。 
朝日
それが決勝の日から数日間あって、風で飛ばされてむき出しの状態なんですよ。大丈夫かなって。日に日に傾いていましたから。ただ、そういった状況の中でも関わっている人達が「本当にやってよかった」という熱量が、本当にリオは成功したなと私は思いましたね。
やまざき
計画の中では、9万人のボランティアを募集する予定になっています。大会ボランティアと運営ボランティア、それと観光ボランティア。確かロンドンでは8万人というのを東京では9万人にしましょうと、まだざっくりとしたところまでしか決定していないんですが。いま、朝日先生が言われるボランティアの活用というのは、例えば今東京マラソン。東京マラソンのボランティアも毎年募集をし、何回も参加している人達もいます。ですからボランティアの中で育成のリーダーのような方を作り上げ、東京マラソンで培ったノウハウなどを是非オリンピックで生かしてもらえるような体制も作っていかないといけないと思いますね。
小林
個人的に一番注目しているのは、パラリンピックなんですよね。リオも相当日本の先端のメーカーさんがリオのパラリンピックを目がけて行っていて。もうすぐパラリンピアンの記録の方がオリンピアンより高まるんじゃないかと思っていて。
やまざき
陸上400メートルの選手とか、オーストラリアの選手とか、世界記録につながるような選手もいらっしゃいますしね。
朝日
障がい者スポーツの義足とか、そういった技術的なもので人間の身体能力の評価が、軸が今後わからないですよね。どこからが人間の力で、どこまでが技術の力かって。非常に試される2020年なのかも知れませんね。
小林
再生医療で筋肉を強化したら、それはドーピングなのかそうでないのか。血液を入れ替えるだけで・・・
朝日
そうですね。持久力の競技であれば、一回血を抜いて、酸素を溶かし込んで、もう一回体内に戻すとか、そういったことも普通に行われていますからね。
小林
面白いですけど、どうやってルール化するか難しいところですね。と、いう事なども注目しながら、成功に向けて頑張っていきたいなと思います。最後にそれぞれ視聴者の方にメッセージを頂きたいと思います。まずはやまざきさんから。

経済波及効果は全国で32兆円

やまざき
オリンピック・パラリンピック、機運の盛り上がったあの決定の瞬間っていうものを、もう一度高めていくように、私たちはしっかり導いていかなくてはいけないと思っています。
それと最後に経済波及効果がどの位あるか東京都で試算しました。前後5年間を含めての経済波及効果は、全国で32兆円、東京では20兆円。これだけの経済波及効果があるということをもっと皆さんにアピールをしていかなくてはならない。ですが、経済波及効果がいっぱいあるから云々じゃないです。必要最低限のお金を投じて、その中で良いオリンピック・パラリンピックを作り上げていく事は、勿論、基本方針なんですが、経済波及効果が全国で32兆円もある事を皆さんにも是非ご理解を頂きたいと思います。
小林
是非もう一度盛り上げていかなければいけないという事で。さあ、朝日さん。
朝日
2020年の東京オリ・パラは、スポーツ選手だけの大会ではないというのが大事。子供たちにとっては夢や目標になりますし、一般の方はああいう姿を見て感動だったり、刺激をもらう。または高齢者の方にとっても何かしら社会が変わるきっかけになりますので、日本の全体で、「みんなで迎え入れて、みんなで成功させるんだ!」という機運を私はしっかり丁寧に説明をして、これから3年かけてやっていきたいなと思っております。
小林
はい。みんなで力を合わせてやっていきたいと。
ちなみに、やまざき都議は選挙ですから。大変お忙しい時にこうやって解説に来て頂きありがとうございました。江東区にお住まいの皆さん、やまざき都議を見かけたらぜひ声をかけて頂けたら大変ありがたいと思います。
今日はオリンピックをテーマに解説ということでお二人にお越し頂きました。朝日さん、山崎さん、ありがとうございました。
番組動画はこちら
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