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「おしえて自民党!」

「おしえて自民党!」初回拡大1時間スペシャル

「おしえて自民党!」初回拡大1時間スペシャル

(平成28年12月06日収録)

(左から)
今井絵理子ネットメディア局次長
茂木敏充政務調査会長
宮﨑政久ネットメディア局次長

責任ある政権与党として、わかりやすく政策を発信する

宮﨑
番組をご覧のみなさん、こんにちは。今日から始まりました、火曜カフェスタ「おしえて自民党!」をお送りします。ネットメディア局次長の宮﨑政久(沖縄県第2区)です。よろしくお願いします。
今井
今井絵理子(沖縄出身、参議院比例代表)です。よろしくお願いします。
宮﨑
カフェスタが新番組編成になりました。今後は私たち2人で、自民党の政策発信をしていこうと。
今井
わかりやすく政治を伝える、みなさんに関心を持っていただけるような番組にしたいですね。
宮﨑
今日は初回スペシャルです。カフェスタの威信をかけて、この方から自民党の政策を聞かなければ始まりません。初回拡大版のスペシャルゲスト、自民党政務調査会長・茂木敏充衆議院議員です。よろしくお願いします。
茂木
こんにちは。よろしくお願いします。今日は日差しが暖かくて、沖縄みたいな良い天気ですね。今日は沖縄からではなく、自民党本部1階のカフェスタから中継しています。
実はカフェスタは5年前に私が作ったんです。広報本部長時代は野党だったのでお金が無く、100万円の予算で作りました。自ら発信していこうと開設したのが、このスタジオです。
宮﨑
野党でメディアがなかなか取り上げてくれなくなった中、自民党の良いところをどんどん発信していこうということだったんですか。
茂木
そうです。その気持ちは今も変わっていません。しっかりここから発信していきたいと思います。
今井
ありがとうございます。それでは、茂木政調会長のプロフィールをご紹介します。
栃木県足利市生まれ。平成5年に初当選を果たし、衆議院選挙にて8回連続当選を果たしています。
外務副大臣や国務大臣(沖縄・北方、科学技術、IT 担当)、金融・行革担当大臣を歴任した後、野党時代に政務調査会長と広報本部長を務め、党を支えてきました。
第2次安倍政権では、経済産業大臣に就任。2014年から選挙対策委員長、本年8月より政務調査会長に再び就任しました。
宮﨑
今回、2回目の政調会長ご就任ですね。1回目と2回目の違いをどのように感じていますか。
茂木
1回目は野党でした。与党として今、来年度の予算編成と税制改正を行っていますが、より責任が重くなっていると感じます。我々は野党としてもきちんと対案を示してきましたが、まとめる責任や国を動かしていく責任は圧倒的に与党の方が大きいと思います。
今井
「政務調査会長はどんなお仕事をしているの?」ということを、分かりやすく教えていただけますか。
茂木
外交・安全保障から経済、震災復興、地域防災、社会保障、教育など、国の政策全体を担当しています。責任を持ってまとめていく立場であり、忙しくしています。
今井
責任が重い立場ですよね。
茂木
これまで2年間は選対委員長でした。選挙の仕事は学校で例えると毎日「体育」です。宜野湾や北海道5区など、校庭に出て競技をやっている。さらに、参議院選挙などの大運動会がある。
しかし、政調会長になると、教室に入って全科目、英語、数学、国語、理科、社会、さらに美術史や保健体育など、好き嫌い関係なくやらなければならない。
宮﨑
雨の日も風の日も雪の日も、外で体育をしていた選対委員長から机の上に座って、次から次へと雨あられのように降ってくる政策をどんどんさばいて、自由民主党として出していく。これが政務調査会長ですね。
茂木
時々、沖縄に行ったりします。(宮﨑議員に)先日はご苦労さまでした。
宮﨑
ありがとうございました。先日沖縄に来て頂き、地元のみなさんの生の声を聞いてもらいました。普天間飛行場のすぐ近くの宜野湾市の古い、僕らは愛着を込めてぼろい公民館と呼んでいますが、その古い公民館に来ていただいて。地域のおじいちゃんおばあちゃんみんなに集まってもらって、政調会長と直に言葉を交わしてもらった。今でも地元を歩くとあの日のことを言われます。
茂木
ありがとうございます。(今井議員に)良いボールペンですね。
今井
ファンの子から頂いたボールペンなんです。
茂木
取ろうと思ってないから大丈夫ですよ(笑)
今井
私は山東昭子先生にきっかけを頂いて、政治の世界に入ったんです。2人目にお会いした政治家が茂木政調会長(当時は選対委員長)でした。金髪でカラコンを入れたまま、初めてお会いして。その時に茂木先生は「このままで良いんじゃない」と、柔軟な対応をしてくださって。
宮﨑
今井さんの印象はいかがでしたか。
茂木
とても良かったですよ。自民党は多彩な人材がいるという象徴になる。若い人にも人気がありますし、私は非常に良い候補だと思いました。また、根性と言うか、絶対にやりきると。強い意志を持っていた。
今井
ありがとうございます。結局、髪を染めました。
茂木
私が言ったわけじゃないですよ(笑)

アベノミクスを加速させるため、地域中核企業を後押しし、地域経済全体の底上げをする

宮﨑
それでは本題に入ろうと思います。
茂木政調会長は9月30日、参議院選挙を終え初めての衆議院予算委員会で、トップバッターとして質疑にお立ちになった。政策全般について、1時間にわたり総理と意見を交わしておられました。
まず現在はどんな政権運営、政策が進んでいるかについて、みなさんにご説明いただけますか。
茂木
我々が政権に復帰して、この12月で丸4年になります。
一貫して経済最優先でアベノミクスを進めてきました。アベノミクスも第2ステージに入り、日本のGDPもようやく500兆円に戻ってきました。今後はさらにGDPを600兆円までもっていく。新しいジャンプをしなければなりません。
今までアベノミクスを中心的に支えてきたのは大企業です。これからは地域ごと、沖縄だったら沖縄、栃木だったら栃木、その中心にあるような中核企業にもっと活躍してもらう。中核企業は、地域の取引先がたくさんあります。その取引先を含め、地域経済全体の底上げをするということを行っていきたいと思います。
数年前、「下町ロケット」というTBSのドラマがありました。帝国重工という大きな会社がロケットを作ろうとする。主役は佃製作所という中小企業の社長をしている阿部寛さん。ロケットの1番中心になる部品を作るのが佃製作所です。この佃製作所のような会社に、もっと光が当たるようにしていきたい。
これから大体3年間の計画で集中的に進めていきますが、全国で2000社、各市町村で1社ないしは数社、中心になるような企業を対象に予算や税制、金融を含めた支援策を行っていく。
予算は、地方創生の推進交付金約1000億円をできるだけ活用するということで来年度予算に向けて調整を進めています。
さらには税制面でも、設備投資減税を適用する。その企業がさらに生産性を高め、取引先にも良い影響が及ぶという形で、地域経済の底上げをしたい。3年間でそういった企業の投資を1兆円増やすと、GDPで5兆円の増加になります。
今、日本のGDPは500兆円です。5兆円という額がいかに大きいかということが分かってもらえると思います。
宮﨑
経済を中心としながら、予算や税制を含めた話が出てくるのが政務調査会長たるゆえんだと思います。
茂木政調会長は予算委員会で、アベノミクスはまだ道半ばということを言及した上で、さまざまな政策課題に取り組んでいく強い決意を語られていたと思います。
この道半ばのアベノミクスをさらに加速させていく上で、重要なのはどのような点でしょうか。
<写真:茂木敏充政務調査会長1>
茂木
設備投資、個人消費、この2つが伸びていかなければならないと思います。まず、地域企業がもっと設備投資をできるような環境を作っていく。
さらに今、企業が儲かっています。昨年の利益は68兆2000億円で、過去最高を記録しています。しかし、企業が収益を上げても、そのお金が海外の子会社の投資に流れてしまう。国内投資をしてもらうためには、新しいマーケットを広げていかなければなりません。
そこで、新技術。例えば車の自動走行、人工知能。囲碁の世界では名人に勝つ時代です。介護に使うロボットや農業に使うドローンなど、「第4次産業革命」と呼ばれる技術を活かして新しいマーケットを創っていく。新しい事業展開をしていくことが重要だと思います。
例えば自動走行の車。おそらく数年後には夢の車ではなく現実に出てきます。都市部の渋滞解消、さらに高速道路での長時間運転が自動走行で可能となる。これによって一番助かるのは、地方のお年寄りだと思います。
今、高齢者の方の交通事故が問題となっていますが、自動走行で地域を安全に移動できるという状況が生まれる。
例えば、最近まで近所に歩いて行ける八百屋さんがあった。その八百屋さんが閉店してしまったために、何キロか先のスーパーまで買い物に行かなくてはならない。とても歩いていけない。軽自動車で行くわけですが、運転が心もとない。スーパーの駐車場は空いているものの、なかなかハンドルの切り返しができないといった状況が解消できるのではないかと思います。
今の若者は車離れと言われますが、地方の足として、自動走行の車は大きなポテンシャルになると思います。
今井
沖縄も車社会ですからね。
宮﨑
「やっちゃえ自民党」という感じでしょうか。
茂木
「やっちゃえ」と言うと、どこか特定の会社を指しているようになってしまいますが(笑)

「経済の好循環」のために、働きたい人が働ける環境づくりを推進

今井
今、「働き方改革」を耳にする方も多いと思います。この「働き方改革」の取り組みについて、主要ポイントの説明をお願いします。
茂木
先ほど、設備投資が問題だとお話をしました。
もう一つは、個人消費。国のGDPの6割を占めます。個人消費がまだ力強さに欠けていて、アベノミクスが完遂しない大きな原因となっている。今後はできるだけ国民全体の所得を上げていく。特にそれほど所得が高くない層、たくさん消費をする世代の所得を上げる取り組みを行っていく。
「一億総活躍」と言いますが、人口は減少しています。かつて働いたけれど、結婚、出産、子育ての途中でいったん休んでいる女性が復職する。あるいは、中高年の人がもっと自分の能力を生かせる会社に転職をする。非正規で働いていた人が、いろいろな資格を取って正規で会社勤めをする。これによって、所得が上がれば消費が増えます。消費が増えれば、企業も生産を拡大します。生産を拡大すれば、賃金が上がって、消費も増える。
こういった良い循環を回していくために、「働き方改革」も含めて、もっと働きたい人が働き、働いた報酬がさらに上がるという状況を作っていきたいと思います。
「同一労働同一賃金」。これも最近よく耳にすると思います。正規も非正規も関係なく、同じ仕事をしたら同じ賃金がもらえる。こうした状況を作っていくことを進めたいと思います。
一方、効率的な働き方をしていく意味で、長時間労働についてもいろいろな問題が出ているので、きちんと是正しなければならない。
さらに、より柔軟な働き方。短い時間やテレワークでも働ける、パートの方も働きたければもっと働けるような状況を作る。その一つの壁になると言われてきたのが、「103万円の壁」。103万円から配偶者控除が減ることですね。例えば、ご主人の年収が300万円で、奥さんがパートに出る。50万100万円とパート収入が入ったとしても、11月になり「103万円の壁」を超えると控除が受けられなくなりますから、勤務時間を調整する。雇用主であるお店も、せっかく慣れているパートさんが12月の繁忙期に来なくなると困りますよね。
現在、「103万円の壁」は党の税調で議論を進めていますが、150万円、もしくはそれ以上に引き上げていく。働きたい人がもっと働けるような環境を作るといったことを進めていきたいと思います。
宮﨑
少し広く言うと、構造改革ですね。今までなかなか手をつけられなかった分野にも、しっかりと斬り込んでいく。例えば「労働時間法制」も難しい規制の一つだったけれど、この部分についても改革の手を入れていくことが、今進んでいる。

それぞれの人が持っている能力を引き出すための、予算規模8000億円の「未来への人材投資プラン」

茂木
それぞれの人が持っている能力を最大限引き出すということです。出産や子育てで離職した女性が復職・再就職する支援。さらに、非正規の若者が正規に替われるようにいろいろな資格を取り、訓練ができるようにする。中高年の人達も、もっと自分の力が発揮できる会社があれば転職できる。
これにより、日本経済の活力、潜在力を確実に上げていきたいと思います。
今、来年度の予算編成の真っ最中です。これから3年間を集中期間として、8000億円程度の予算規模で「未来への人材投資プラン」を推進する方向で最終調整を行っています。
最近は雇用情勢が良いので雇用保険特会の資金に1兆円程度の余裕があります。この雇用保険特会を活用して、人材投資関連の予算に充てる。これまで年間でざっくり言うと1300億円くらい。これを平年度ベースで約2500億円から3000億円にする。先ほど言ったような教育訓練、再就職支援を強力にバックアップしていきたいと思っています。
そこで、大きく4つの柱があります。
1つは女性の復職や再就職支援。例えば、看護師さんや保育士さんが、出産で一時離職し、子育て中に元の職場に戻る。これはそんなに大変な訓練ではなく、簡単なコースでできる「リカレント教育」になっています。この点について短期集中の教育訓練コースや託児所付きの訓練講座を設ける、保育士さん看護師さんの職場復帰を支援する訓練講座などを無料で新設します。
今井
無料ですか。すごいですね。
茂木
それから、若者や非正規の方のキャリアアップについて。例えば、ITの技術資格を取ると1年から2年は訓練の期間がかかります。これを無料で行います。こういった講座を新設、拡充していきます。
また、社員を非正規から正規に替えて採用した会社に対し、1人当たりいくらといった形で助成金を出すこともやっていきたいと思います。
さらには、中高年の人にもっと活躍してもらう。僕はこの能力があるから違う会社に行きたい、あの会社に行ったらもっと会社の生産性を上げることができる、売り上げを上げることができる、そう思っている人もいる。ただ、どうしても中高年の方は、転職をすると給料が下がってしまうということが起こります。この問題を解決するために、転職によって収入や賃金が低下した場合、最大6ヶ月間、雇用保険の再就職手当として差額を国が面倒を見ることをやっていきたい。「本当はこっちで働きたいのだけど、給料が下がってしまうから・・・・・・」という中高年の方を後押しできるような政策を打っていきたい。
また、女性や若者、中高年に限らず、賃上げを行う企業の応援をしたい。賃上げをした企業に対する予算上の措置、税制上の支援を進めていきたいと思います。出産や子育てで一時休んでいる女性が元の職場に戻る。さらに資格を身に付け、高度な職業に就く。若者が非正規から正規に替わる。中高年がもっと能力を発揮できるような会社に転職をする。このようなことを国が8000億円の予算でしっかりと応援していく。
<写真:宮﨑政久ネットメディア局次長1>
宮﨑
今、放送を見ていただいている方から「何年ぐらいかかるの?すぐやってくれるの?」という質問が来ていますが、いかがでしょうか。
茂木
来年から始めます。
宮﨑
今、税制改正をして予算を積み上げ、制度として予算を通す。そして、来年の国会の中で予算関連法案としてしっかり通すということですね。
茂木
来年から始めて、集中期間は3年です。
宮﨑
3年間で集中投資をしていくわけですね。
茂木
その間に何万人という女性、何万人という若者、何万人という中高年の方が、もっと働ける環境を生み出し、「日本に生まれて良かった。この地域で育って良かった」と思える環境を作っていきたいと思います。

キーワードは"集中"。地域の核となる中小企業に3年間集中投資

宮﨑
「正のスパイラル」「経済の好循環」を回していくために、誇りを持って働き、希望や意欲がある人がちゃんとそのチャンスに巡り合えるよう、国や政治がどんどん後押ししてやっていこうと。
総理も政調会長も「できることは何でもやる」とよくおっしゃいますよね。政調会長として、政調の全体会議や各部会長を呼んだ時、「俺たちはできることを何でもやるんだ」と檄を飛ばす。
政調会長補佐として横でサポートしている時に心に残っているのは、「役所や官僚が考えることと同じことは考えなくていい」「政治の側から、自分たちの意見でどんどん国を良くするためのものを持ってこい」という茂木政調会長の檄です。大体のところで折り合いがつくような話ではなく、もっとすごいものを持って来るようにと各部会に檄を飛ばす姿を見ていると、先ほどおっしゃっていた「何でもやる」という所に反映していますよね。
茂木
何でもやりますが、"集中的"にやっていきます。先ほど言った通り、企業については、中小企業に対するいろいろな支援策が必要です。
そして今1番必要なことは、地域を支え、中心となる取引先を持つ企業に対し、集中的に支援をしていくこと。これまで2000社と決めて3年間応援するということはやってこなかった。さらに、「地方創生推進交付金」を企業に出してこなかった。
企業を一つの面として捉え、地域経済や地域社会を良くするための支援策も必要だと考え、最後の詰めをやっています。これは、画期的で効くと思います。
宮﨑
地域経済をバーンと走らせるためには、のべつまくなしでお金を撒くのではなく、核になるものにしっかり集中投資する。こういう認識ですか。
茂木
例えば、教室に生徒が40人います。40人の生徒の学力を上げなければなりませんが、今までやってきたことは、大学生、つまり大企業が良くなることが学力を高める上で必要でした。
しかし、これからは中高生です。クラスで1番リーダーシップのある子供をきちんと教育することで、クラス全体が良くなる。そのリーダーシップによって、みんなで放課後は少し残って勉強しよう、運動しようという気持ちにさせる。この2000名、2000社が効くと思います。
今井
わかりやすい例えですね。
<写真:「おしえて先生!」2>
宮﨑
教室には色んな人がいるわけですよね。社会の中にもいる。上を集中的に支援し、ぐっと上げていく。リーダーシップを持ち、ちゃんと後ろを振り向いて、しっかりと地域の循環を回していく。そういう存在を作っていこうということですね。
少し話が戻りますが、中小企業の生産性を上げていくことは、私も地域人としてとても重要だと思います。先ほどロボットに触れたお話がありましたが、どこに一番力を入れると中小企業の生産性が上がるんでしょうか。
茂木
IT投資です。IT投資をしている会社としていない会社では、業績が圧倒的に違ってくる。ソフト開発や自動化などいろいろありますが、いかにIT投資を行っているかについては、極めて重要なことだと思います。設備投資の意味では、間違いなくこれが一番効きますね。
宮﨑
なるほど。これも今回の予算措置の中で強く訴えていこうということですね。
茂木
当然、先ほどの支援策の中にIT投資が入ってくると思います。
宮﨑
個人面で見ますと、「103万円の壁」の話が出ました。先ほど「アベノミクスは終わらない」と言われていましたが、控除上限額が引き上がっていく。私も小さな法律事務所の経営をしていますが、会社や企業、経営側からすると、この社会保障費用や負担をどこで切るかというところが実は一番の関心事であり、人件費やさまざまな経費の問題が重要です。やはり、この控除上限額が103万円である会社は多いと思うんです。こういったところにも手を入れていかないと進まないということでしょうか。
茂木
控除の上限額を変えることにより、おそらく企業側も配偶者手当の基準を103万円から変えていくことになると思います。
さらに年金問題やその他の問題をどうしていくかということも含め、まず第一弾として、この「103万円の壁」を撤廃する。でもこれで終わりません。これを第一弾として、もっと働きやすいような環境作りをやっていきたいと思います。
宮﨑
これで終わらない。そして、もっと働きやすい環境を作るというのが大きなメッセージですよね。
茂木
働きたい人が働ける環境を作る。キャリアアップしたい人がキャリアアップできる環境を作る。訓練を受けたい場合は、国が全面的に支援をし、受講料無料で進める。そういったことをどんどん拡大していきたい。そして、託児所付きで行うんです。保育士や看護師が不足するのであれば、そのコースを増設すれば良いんです。そして、夜間または土日にやることに対して、助成額をもっと引き上げていけば良いのです。
宮﨑
今井さん、お母さんとしての立場から見てどうですか。
<写真:今井絵理子ネットメディア局次長1>
今井
国としてそういった支援をきちんとしていただけると、母親としては働きやすいですね。また社会に復帰できるという自信にも繋がると思うので、色々と頑張りたいですね。
宮﨑
みんな地域で誇りを持って仕事ができ、生きていける。
少子高齢化が進むわが国において、当然現役世代が減ってきている。だから、いろいろな立場の人が働けるように、国ができることをどんどんやっていこうと。
少子高齢化の中で、高齢化という問題もありますよね。「年齢が上の人が、もっと働けるようなことをやってくれないんですか?」という(視聴者からの)書き込みもありますが、いかがですか。
茂木
まさにそういったことをやりたいと思いまして、転職の支援などを考えています。
伝統的な産業では、これ以上は人を雇えないという企業があります。そこで、能力を持っている人が成長している産業に入り、自分の持っている経験や技術を活かせる社会を作っていく。
おそらく30年前の70歳と今の70歳では、体力など全く違います。70歳は「古希」って書きますよね。「古代稀なり」と。昔の人は70歳まで生きられなかったんです。信長の時代は、50歳まで生きられなかった。
宮﨑
人生50年ですね。
茂木
あの当時の平均寿命は35歳でした。人生50年も生きられなかった。「下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり」と。
宮﨑
茂木政調会長と話をしていると、色んな知恵が出てくるんです。
茂木経産大臣時代に衆議院の経済産業委員会に所属していて、委員会室でずっと大臣答弁をお聞きしていましたが、茂木節が出た時は与野党問わず、拍手が出る。経産委員会では、非常に良い時間がありました。
茂木
なんとなくラテン語を使ったりすると教養があるように見えるんです。
今井
例えばどのような?
茂木
「元々の語源はラテン語なんですよ」など、そういうことで始めるんです。
今井
茂木節ですね。まだまだ話足りないと思いますが、実はこれから衆議院本会議がありまして、放送時間が残り少しとなりました。
宮﨑
茂木政調会長は社会人の経験を踏まえて政治の世界に入ってこられましたが、ご自身がビジネスマンとして仕事をしていた過去を踏まえ、理想の働き方はどのようなことだと思われますか。
<写真:茂木敏充政務調査会長2>
茂木
それぞれ人によって違うと思います。僕の場合は「集中と選択」です。何をやるか、まず決める。
やる気が起こったときに集中的にやる。何時間でもやる。やり続けてしまう、そして、オフになったら切り替える。コアコンピタンスですね。「集中と選択」ということでやってきて、今も多分そうじゃないかと思います。
何時から何時までちゃんと働くというのが苦手なんです。9時から6時まで毎日いなければならないとか、同じ生活リズムでやるというのが、とても苦手で。それだけでプレッシャーなんです。
今井
ちなみに、今は理想の働き方ができていらっしゃいますか。
茂木
そうでもないですね(笑)
宮﨑
茂木政調会長の集中と言えば、ゴルフをされる時の集中の度合いが凄いですよね。
茂木
集中しすぎると体が固くなるので、あまり集中しないようにしています。
新しいゴルフボールを買ったんです。ボールの一部に色がついていて、サッカーボールみたいなんです。キャロウェイが出しているのですが、プロも使っているものらしいです。これは見るだけで集中できる。集中しようと思わなくても集中できる。まだ使っていませんが、本当に集中できるかどうか試してみようと思います。

日本経済再生に向け、政策で結果を出すことで国民の期待に応える

<写真:「おしえて先生!」3>
宮﨑
今度ゴルフに連れていって下さい。さて、臨時国会は12月14日まで延長され、現在最終盤という形で進んでいます。(※収録日は12月6日)
政調会長として党を引っ張り、日本全体の政治を動かしてきた茂木敏充政調会長として、今年はどんな振り返りをしていらっしゃいますか。
茂木
今、安倍政権の支持率は極めて高いレベルにあると思っています。今年は宜野湾市長選から始まって、夏には参議院選挙がありましたが、様々な選挙に勝利することによって、より安定した政権基盤を築くことができました。我々が一つ一つあらゆる分野で、成果を出し続けてきた結果だと思います。これからも必ず結果を出し、国民のみなさんの期待に応えていきたいと思います。
宮﨑
もう12月ですね。2017年をどんな年にしていきたいとお考えですか。
茂木
来年は酉年ですね。干支で言いますと十二支の中で、申と戌の間にある。申酉戌と続くわけで、猿と犬というのは犬猿の仲ですから仲が悪く、その間を取り持つのが酉です。だから、みんなが仲良く自民党として頑張っていける年にしたいと思います。
そして「鶏口牛後(けいこうぎゅうご)」という言葉があります。牛後となるよりも、鶏口たらん。大きな牛のしっぽ、お尻になるよりは、小さな鶏の口になろう。みんなが自分の得意分野でトップを目指しやっていく。自分がこれをやっていくという考えで頑張る年にしたいと思います。
宮﨑
なるほど。茂木ワールドで締めていただきました。
今井
それでは最後に、番組をご覧になっている方々にメッセージをいただけますか。
茂木
今日はどうもありがとうございました。このカフェスタも、5年を迎えます。当時、我々は野党で、忸怩たる思いの中、直接国民の皆さんに訴えかけをする動画配信番組「カフェスタ」を始めました。
我々が政権に復帰を果たして、早いもので4年が経とうとしています。地球儀を俯瞰する外交や日本経済再生に向けたアベノミクスの推進など、さまざまなことを進めてきました。間違いなく日本に明るい兆しが見えています。この勢いを来年に繋いでいきたいと思います。
宮﨑
ありがとうございました。我々が腹をくくって明るい日本を作っていく、ということですね。
今井
日本に生まれて良かったと思えるような国づくりを、自民党がやっていけたらいいなと思います。ありがとうございました。
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