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「キーパーソンに聞く!」

2020年以降の経済財政構想小委員会による提言「人生100年時代の社会保障へ」

2020年以降の経済財政構想小委員会による提言
「人生100年時代の社会保障へ」

(平成28年11月01日収録)

(前方左から)
小泉進次郎委員長代行
橘慶一郎元委員長
(後方左から)
小林史明ネットメディア局次長
村井英樹事務局長
大沼みずほ事務局次長
山下雄平事務局次長

2020年以降の経済財政構想小委員会による『人生100年時代の社会保障へ』
提言の中身とは

小林
カフェスタをご覧の皆様こんばんは。ネットメディア局次長の小林史明です。
今回は、この間発表しました「2020年以降の経済財政構想小委員会」による「人生100年時代の社会保障へ」の提言について、解説番組をやらせていただきます。が、小泉進次郎議員がまだ到着していません。今、走ってきていまして、後から登場します。
まずはこの「2020年以降の経済財政構想小委員会」がどのようなものなのか、なぜできたのかについて、同小委員会元委員長で現在は復興副大臣の橘慶一郎議員、説明をお願いします。
元委員長の橘慶一郎です。
今、財政再建を進めていく中で、社会保障は大変大きなテーマですけれども、社会保障というのはそれぞれの世代の人にとって、大変大事なものだと思います。
自民党にも大変若い議員が増えていまして、若い世代の方々から見て、特にこれからの人生が100年生きれるような、そんな時代になってくる。AIも出てきて色んな働き方が可能な時代になってくる。そういったところで、この社会保障について、若い世代の人達はどう思ってるんだろう。
そんな声をぜひ党内からも出していこうということで、メンバーを募って、最初私が委員長させていただいて、小泉事務局長でスタートしたのが、この「2020年以降の経済財政構想小委員会」です。
最初は「レールからの解放」ということで、色々な生き方があるということの中間取りまとめをやり、社会保障を勉強しようというところで夏の人事異動になりまして、復興副大臣として政府に入ってしまったので、委員長もお休みとなってしまいました。あとは小泉委員長代行のもと、今回、めでたく各論の提言ができたということで、元委員長として大変喜んでおります。皆さんご苦労様でした。
※ここで小泉委員長代行が登場※
小林
今、小泉進次郎議員が委員長代行になっているのは、橘委員長が副大臣になって抜けられたので、その後をどうするかという話になったときに、委員長は永久欠番で残そうと。
それで委員長代行の小泉進次郎さんがリーダーとなった。この政策取りまとめについて、小委員会の立ち上がりの経緯から小泉委員長代行に解説いただきたいと思います。
小泉
立ち上がりの経緯はさかのぼること約10ヶ月前ぐらいですか。
小林
そうですね。年末でしたから。
小泉
当時、高齢者の皆さんに3万円を給付するという案が出たんですよね。その時に、なぜ子ども子育ての世代には「お金はない、お金はない」と言い続けるのに、高齢者の施策になるとぽんと、約4000億円出てくるのかと。それはおかしいと言う声を小林議員が上げ、村井議員が上げ、僕が上げて。結果としてそれが党の中ですごく広がったんですよね。
これを受け止めてもらって、しっかり次世代のことについて、社会保障について考える場を作ろうということでできたのが、この小委員会ですね。
小林
そこから、中間提言がまとまりました。こちらについてはいかがでしょうか。
小泉
中間提言は「レールからの解放」というタイトルで出したものですが、良かったのは最初、社会保障を2020年以降どうすべきかということの総論から入って、各論を後にしようと。最初から各論でやると、随分議論が矮小化しますから。お互い意見を出すのも、なかなかそこでは難しい。
まずどういうビジョンを作るかということを議論して、その後に各論を回そうということで、総論の部分をしっかり議論した。
中間取りまとめで議論をされてまとまったというのは、すごくいい手順だったなと思っていますね。
小林
そうですね。村井事務局長、中間とりまとめの議論についてはいかがですか。
村井
自民党の部会というのはよくも悪くも専門化していて、農業だったら農林部会、厚生労働だったら厚生労働部会ということで議論を進めていきます。
我々のこの小委員会は、そもそも2020年以降の経済社会がどう変わるのかという一歩引いた骨太の議論からまずスタートして。建物で例えて言うと、1階の部分ですね。今後、我々がどういう時代に生きるかということをまず共有した上で、2階建ての社会保障の議論をスタートしたと。
そういう意味で、「レールからの解放」は1階部分の共有ですね。これが本当に、その後に活きてきたなと思います。
小林
なかなか自民党の部会では、議員同士が議論する機会が少ない。今回は、約50時間かけて、議員だけでの議論が6回。大体1回が2時間以上ですから、相当の時間をかけて議員同士で議論を進めた。大沼事務局次長はいかがですか。
大沼
すごく面白かったです。まず若手だけに絞ってという意味で、率直な意見交換ができたことが良かったです。
「○○の時代から○○の時代へ」という、この○○をみんなで考えようという議論をして。例えば、縦割りから横のつながりが大事な社会の仕組みにしていかなければならないと。そういうことを議員同士で話す機会がこれまでほとんどなかったですし、議論も深まったかと。
小林
自民党の部会で宿題が出たのは、たぶん初めてですよね。
小泉
今度の時までに、「これ考えてください」ってなかなかないですよね。
小林
「これ読んできてください」もありました。「この文章読んできて」、これもいいですよね。
小泉
大体会議って、今日はこういうことやりますっていう資料説明に時間が取られて、後半の議員同士の意見交換は短いっていうスタイル。でもこの小委員会では、次回は「これやるからこれは読んできて」で、いきなりスタートしますよという。すごく効率的ですよね。
小林
本来、こういう会議をやるべきだと思うんですね。なかなかできてなかったことができた。
元々は新聞記者として政治の世界を見てきた、山下事務局次長はどうですか。
山下
最終的にまとまった提言と、スタート時のAIの話とか、どういう社会になっていくのかみたいな話を、すごい射程の広い話からスタートして。当時、自分の子供が赤ちゃんで0歳だったんです。その0歳が100歳になる。
僕らここにいる全員がいなくなる時に、どういう社会になっていくのかっていうのを、AIだったり働き方だったり教育だったり、色んな話を聞いていく中で、我々が常識だと思っているようなこともなくなるかもしれないし、制度というのは確実に、今のままではだめなんだ。その時どういう社会を作っていくのか、制度を作っていくのかというのが非常に、自分の立場からだと入っていきやすかったですね。
小林
大きな前提三つですね。これをやっぱり中間取りまとめの「レールからの解放」で定義できたのが大きかった。
「人口減少」、「人生100年」、そして「テクノロジーの進化」。これを前提に議論しましょうということで入っていって、まさにその各論に入るときの初回が、人工知能の研究者である松尾豊さんだったことは、相当大きな特徴だと思いますが。小泉代行の思いとは。
小泉
社会保障の議論をする時、最初にいきなり社会保障の専門家の方の議論から始まると、どうしても各論になっちゃうんですよね。あとは現行の制度に基づいてどうするかというところで、議論が狭くなっちゃう。その議論の自由度を上げるためには、まず今後、産業構造から世の中のあり方から生き方まで、すべての世界の視野を広げる作業が必要だなと。
そこで、1回目の講師として、人工知能の専門家の松尾豊さんにお願いをして、2回目は軽井沢でインターナショナルスクールをやっている、教育家の小林りんさん。そのお2人を1回目2回目の講師にしたというところに実は意味があって。
人工知能やIoTやロボットの進化によって、仕事のあり方から生き方から働き方から、すべてスピード感が速く変わっていく中で、社会保障はどうあるべきかを考えるということの必要性と、だからこそ、実は人生前半の教育っていうのが社会保障のような役割として、今後は位置づけられる可能性があるということを踏まえて、発想をまず広げる作業から始めようということでの講師選定だったので。この作業をやっておいたことで、みんな非常に頭が柔らかく、柔軟な発想からスタートした社会保障の議論ができたんじゃないかと思います。
小林
そういう議論を踏まえ、今回発表した「人生100年時代の社会保障へ」はどんな提言でしょうか。なかなか報道では丸ごと紹介されないので、今日しっかり解説をしたいと思いますが。

将来のライフスタイルや社会の変化に備え、一人一人の生活に寄り添った「新たな社会制度」を

小泉
まず「人生100年時代の社会保障へ」という、1人の人生は100年であるという長期の100年単位で、国の政策・戦略を考えたことはおそらく世界初だと思います。
これは最近、リンダ・グラットンさんの書いた『ライフ・シフト』という本の中で、現在9歳の日本人の子のうち50%は100歳まで生きるという発表がありましたけど、まさにこれは当たり前の時代になると思います。
その上で、「100年安心の基盤となる社会保障」はどういうものかということを3つあげました。
<パネルデータ1枚目:人生100年時代の社会保障へ>
  1. 第2創業期のセーフティーネット~勤労者皆社会保険制度の創設~
  2. 人生100年型年金~年金受給開始年齢の柔軟化~
  3. 健康ゴールド免許~自助を促す自己負担割合の設定~
これを最初、茂木政調会長に説明に行った時、僕に対する1問目の質問は「第2創業期って何だ?」と、聞かれました。
この小委員会で、最初の総論部分をみんなで議論したときに、第2創業期っていうことが生まれた背景にはやはり、第1創業期があるわけです。第1創業期はいつだという時代認識を持ったかというと、日本の戦後のことを第1創業期と位置づけました。ベンチャー企業がトヨタのような大企業にまでものすごく成長した成功物語、サクセス・ストーリーが日本の第1創業期。
だけど、バブルがはじけて、人口減少になって、完全に構造が変わった中では第1創業期のビジネスモデルが、その次の時代の成功を約束するとは限らない。だからこそ、この第2創業期に、安心の基盤となるセーフティーネットをひかなければならないよね、と。だとしたら第1創業期の安心の基盤は国民皆保険、国民皆年金、この2つに加えて、働く人がすべて社会保険に入れる。
つまり、国民年金だけじゃなくて厚生年金の方まで入っていただける、そういったセーフティーネットをまず整えること。人工知能やAI、IoT、ロボット、技術革新でスピード感が速い中でも、安心した基盤の一つにあるなということで、これを位置づけました。
こういったセーフティーネットを引くと同時に、「転職は珍しいことじゃない」「兼業副業当たり前」といった、より柔軟な働き方が可能となっていく社会に向けて、より仕事を選びやすい、企業も人を選びやすい。そういった形がもっと労働市場を柔軟化していくような、介護規制のあり方、再就職支援、学び直しの支援、そういったパッケージ。いわば、ドイツのシュレーダー改革のような総合的な改革が必要ということで、その柱の1つが、「安心の基盤となるセーフティーネット」だなと。
2つ目は一言で言うと、人生100年。それでも安心して、年金制度はこれからも保っていける。そのためには年金というのは、働き方と必ずセットですから。何歳まで働くことによって、何歳から年金をもらい始めるかという選択ができるような制度に変えていこうと。
今、年金は60歳でもらうと3割引、70歳でもらうと4割増、後ろでもらい始めるほど得をする、厚くもらえる。そういった制度になっています。ただ71歳以降でもらい始めるまで頑張ろうという人に対しては、それはできないルール。そこはおかしいんじゃないかと。
人生100年を考えたら、70歳75歳80歳まで働くことがそんなに珍しくない時代が来る。とすると、何歳からもらうか、そういったことは自分の選択で自分の人生を決めて、年金をもらえる環境を作っていくべきだというのが「人生100年型年金」の柱ですね。
<小泉写真①>
最後に、「健康ゴールド免許」。前提として、今の年齢によって自己負担が最大3割負担というのは変えない。だけれども、自分で自助努力、健康であるための努力をしたことが、どこで認められるかっていうのは、これは今後の制度設計とか、様々な議論があると思います。
言いたいことは、健康であるためにお金を使うことの方が、病気になってからお金を使うことよりもより様々なビジネスチャンスが生まれるし、そういった社会の発想の転換をしていく必要があって、これが一つ働く仕組みを入れようと。これが「健康ゴールド免許」に込められた思いです。
社会的立場の弱い人たちに対する対応もしっかりしながらも、自己負担の割合を年齢によって分けるんじゃなくて、本当に困っている人たちのために給付がしっかり行われるような制度にするためにも、健康にいるための努力、インセンティブが湧くような仕組みを入れようというのがこの「健康ゴールド免許」ですね。
その中の一つの発想では、そういった仕組みを入れるためには自己負担の話もしっかり、厳しい話もしないとインセンティブは働かないので。風邪薬、うがい薬、湿布、こういった比較的小さなリスクは自己負担にして、より大きなリスクにちゃんと国が公的なサポートができるような、基本的な発想を原則として入れました。つまり小さなリスクは自己負担。大きなリスクは公的に。
こういったことをやっていく方向で、賛否両論いろいろあると思いますけど、どうか噛み付いてもらって、社会保障の今後のあるべき姿を世の中の色んなところで議論が巻き上がっていけばいいかなと思います。
小林
大枠を説明していただいた上で、(視聴者から)コメントも色々いただいていて、どれぐらい性能的にやれるんだとか細かいところはどうなってるんだとの話があるので。神のように筆を走らせた、自民党若手の村井事務局長から追加の解説を頂きたいと思います。
まず、各論で世の中的にも賛否があったのが、「健康ゴールド免許」。その点について村井事務局長、まずは解説をお願いします。
<パネルデータ4枚目:③健康ゴールド免許>
村井
「健康ゴールド免許」については、我々のメンバーの中でも誤解されないように発信していかなくちゃいけないよね、と言う話は出ていました。
まず大きな前提として、今基本的に医療の自己負担は3割ですけれども、3割負担をそれ以上に上げるという話ではありません。
健康管理にしっかり取り組んでいただいた方、定期的に健康診断に取り組んだとか、保健指導をしっかり受けていただいてる方などですね。ここについては、自己負担割合3割を下げてあげましょうと。そうすることによって、健康寿命の延伸だとか医療費の抑制を実現していく。
自助をしっかりと応援すること、そういうことを実現していく目的として、「健康ゴールド免許」の仕組みを入れさせていただきました。
小林
もう一つは、「勤労者皆社会保険制度」。勤労者とは、働いている人みんなという表現になっていますけれども、働いている人ってどういう人が対象ですか?
<パネルデータ2枚目:①第二創業期のセーフティネット>
村井
働いている人が具体的にどの範囲かというのは、これから具体的な制度設計をしていくときに詰めなきゃいけませんが、我々が議論の中で目安にしていたのは週20時間以上、企業で働くような方。正規だとか非正規だとか、そういったことに関係なく、社会保険に加入をしていただくべきじゃないかと。
これまでは、正規雇用で社会保険に加入していただいている方は入り続けて、非正規の方は入れないままずっと高齢者になっていくといったような状況が、模式的に言えばあったわけですけれども。
正規であっても非正規であっても、企業で働いている方はみんな社会保険に入っていただく。そうすることによって、国民年金部分だけじゃなくて、報酬比例の2階建ての部分の年金も将来もらえるようにする。低年金・無年金の問題。これを放っておくと、かなり大きな問題に残念ながらなってきてしまうと思います。そこの部分にしっかり対応したということ。
さらに低所得の方については、保険料のお支払いを減免する。今、足元で払っている保険料が減ることによって、手取りが増える。なので、足元の手取り額は増えるし、さらに将来の年金額も増えるといったような形で、今後2020年以降、さらにIoT化、グローバル化によって、所得が残念ながら200~300万ぐらいの所に一つの大きな山ができてしまうという予測の中で、こういった社会保障の新しい仕組みを提案させていただいたということです。
小林
20時間働いている方がみんな社会保険制度に入るとなると、まず企業の負担が増えるんじゃないの?という話がありますが。
村井
そうです。まさにおっしゃるとおりで、この仕組みは事業主の方にある意味では、負担をお願いする形になってきます。
大企業であればその負担にしっかり耐えられるところが多いでしょうけれども、そうじゃない中小企業については、なかなかそういったような負担は難しいとのお話もありますので、その部分は激変緩和措置をしっかりと対応していかなきゃいけないと思います。
もう一方で、小泉委員長代行からのお話にもありましたが、我々は解雇規制のあり方も考えていきます。これまでの雇用主と雇用される側の関係のあり方を変えていくより、働く場所、働く人を選べるような仕組みにしていく中で、事業主の方にも、ご負担をお願いしていくという形になっていくと思います。
小林
一方で、働いている人の負担はいかがでしょうか。
村井
働いている人の負担は、必ず減る、もしくは変わらないという形になってきます。
例えば130万の壁っていう話がありますけれども、この仕組みで130万の壁は基本的には解消されてきます。
どうして今、130万の壁かと言うと、主に奥さんが100万120万と稼いできて、次130万超えちゃうと。これまで保険料を払わなくてよかった3号被保険者、保険料を払わなくても社会保険の対象だったのが、130万超えると保険料を急に収めなきゃいけなくなってしまう。そのことによって、手取りが減ってしまうという問題があったわけですけれども、この仕組みをいれることによって、保険料を減免していますから、自分で130万を超えて保険料を納めなくちゃいけなくなっても、その部分は免除されてるから、給与収入がどんどん上がっていく、手取りがどんどん上がっていく。そのカーブがスムーズに接続をされる仕組みになってきます。130万の壁も解消されますし、低所得の方については、手取りが必ず増える仕組みとなっております。
小林
これは、正規・非正規を一掃するという具体策にもなりますし、将来の低年金者を減らすということも入っています。
企業に厳しい部分もあれば、逆にインセンティブも働くということで、かなりバランスを考えた政策ということがご理解いただけるんじゃないかな、と思います。
年金の所は、何か補足がありますか。
<パネルデータ3枚目:②人生100年型年金>
村井
小泉委員長代行からありましたけれども、この年金のところはまず、働き方改革だとか、高齢者が元気になってきてより長く働けるようになってくるだとか、IoTの導入でより働きやすい環境が整ってくる、それが前提なんですね。
ライフスタイルの変化がまずあって、高齢者の方でもより長く働けるようになってくる。働きたい人がどんどん働くような時代になっていくのに合わせて、我々は支給開始年齢を引き上げていかなければならないということを考えております。
一部報道に出ていましたが、とにかく年金財政が大変だから、支給開始年齢、就労支援するんだろうと。そういうことではないですね。
我々はライフスタイルの変化を見据え、特に支給開始年齢というのは議論をし始めてから実現するまで時間がかかるものですから、そういうものをしっかり念頭に置きながら、制度改革を今から議論して創造しているということであります。
小林
今のところで大変重要なのが、財政論ではないというところ。みんなの生き方がこれから変わっていくものに、政治がしっかり制度をあわせていこうという背景があることを、ぜひご理解いただきたいと思います。他に、何か補足はありますか。

この提言を通して、社会保障の将来像を国民全体で考えるきっかけに

小泉
ここで永久欠番の橘元委員長から、何かコメントをいただけたらなと。
私はこの核の議論については、今日初めて詳しく聞いたんですけれども。お話にあったように、人生100年というそういう一つの新しい生き方、ライフスタイルの中で、どういうセーフティーネットを張るかや働き方、暮らし方そのものが変わっていくんだっていうとこですよね。そこで、今までカチッカチッと決めてた制度も、また違った光の当て方があるのかなって今日は思いました。
70歳71歳72歳、どこで年金をもらってもいいとか、ちょっと車の損害保険と合わせちゃいけないんだけども、健康に注意した方がまたそこでインセンティブがあるとかですね。
要は、多様な生き方に対応できる柔らかい社会を作っていくのかなっていう感じを、今聞きながら思ったんですね。逃げ切り世代ですが逃げ切らないようにしっかり、現役で頑張りたいと思います。
小林
全体の中でご自身だけが年代が高いということで。逃げ切り世代と言いながら、永久欠番の橘元委員長にまとめていただきました。
最後に、それぞれから今後の意気込みを。この小委員会も継続で、今後は「子ども子育て」を進めていきます。では、山下事務局次長から。
山下
今回の議論の中で私が一つ感じたのは、今の制度のままでも良いと、今の生き方が良いと言われる方がこの委員会のメンバーの中にいらっしゃったんですけど。そうした方も含めて、色んな生き方のできる交換的な制度を我々としては考えていかなくちゃいけないと。
また更に、「子ども子育て」っていうのも議論していきたいなと思います。
小林
大沼事務局次長、いかがですか。
大沼
今回の議論では、20年勉強して、40年働いて、20年年金をもらうというような戦後のスタイルから、きめ細やかにそれぞれの生き方にあった働き方を皆社会保険制度でサポートをして、さらには年金または医療の方でも頑張る人を応援して、インセンティブをつけて、いろんな働き方や生き方に対応できるような提言ができたと思います。
今、(視聴者の)コメントでも配偶者控除であるとか、専業主婦の声も大事にしてとか、いろんな声をいただきました。これから、子育てをしながら働く女性、頑張っている女性、それぞれの家庭で男女がともに頑張って子育てをする中で、社会保障の4番目の柱「子ども子育て」支援策について、しっかり議論していくことがこれからの私達の新たなテーマであると思うので、頑張りたいと思います。
小林
村井事務局長お願いします。
村井
今回提言を出させていただいて、様々なところで賛否両論のご意見をいただいています。それがまさに、我々の狙いだったんです。
我々としては、2020年以降に見定めて、あるべき姿、また哲学的なものを打ち出したつもりであります。もちろん賛同していただけるところ、そうでないところがあると思います。
ですけれども、我々若い世代含めて日本国民全体が、あるべきこの国の姿、また社会保障のあり方というのを徹底的に議論して、より良いものをみんなで作り上げていくってことが、日本全体にとって大切だと思いますので、皆さんぜひ色んなご意見をこれからもいただければと思います。ありがとうございました。
小林
最後に、小泉代行から決意を。
小泉
さっき橘元委員長が言ってくれた中で、これからの時代に備えてもっと柔軟にするんだねっていう一言が、実はすごく大切なところであって。選択肢を増やすっていうことでもあると思うんです。
例えば年金だと、何歳からもらい始めるかは皆さんの選択ですっていう選択肢。そして「健康ゴールド免許」も、今までのように生活のあり方を変えなくても、3割負担は変わらない。だけど、より健康であるための様々な自助努力なり、インセンティブのつく方向に、頑張った結果としてより報われる制度設計というのも用意をする。
そういった形の選択肢を増やしていくということは、政治の役割としてすごく大切なことだと思うので、今回を期に最近あんまり盛り上がっていない、社会保障の将来像はどうあるべきかという議論を巻き起こすきっかけになればなと思う。
なので、村井議員が言ったみたいに、噛み付いてください。いっぱいご意見ください。このまま形になるとは、必ずしも思っていません。
より良いブラッシュアップをした形に、この方向性の中で、国民の議論の結果があっていくとしたら、それこそがまさにみんなで作る社会保障になると思うので。いずれにしても議論しましょう。
そういったきっかけになることを願っています。
小林
はい、ありがとうございました。
ぜひ中間報告の「レールからの解放」を見ていただけると、この概念もよく伝わっていくんじゃないかと。
今までの一本道のレールではなくて、いろんな選択肢がある。こういう環境を作るのがこれからの政治、そして社会保障のあり方、このことが我々の根本にあるので。どっちにあるべきだっていう(視聴者の)コメントにいろいろ流れて、ちょうど議論が巻き起こってますけど、これからはそれぞれが、それぞれの選択をできる。こういう制度に前に進めていきたいと思いますので、またたくさんの意見をいただきながら、皆さんも人生100年をどうやって生きるかをお友達と議論していただけたら、意義があると思いますので、ぜひよろしくお願いします。
今日はあんまりボケも、コメントも拾わず申し訳ございません。ちょっと真面目な放送だったので。また楽しい放送もやらせていただきますので、引き続きよろしくお願いします。
それでは本日は、皆様ありがとうございました。
全員
ありがとうございました。
  • ※Shamrock Records 株式会社のご協力のもと「UDトーク」を使用し、文章化しました。
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