ページ内を移動するためのリンク

グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーション終わり
ここから本文です

コラム

党首討論 「消費税は、国会の場で堂々と議論するのが先」
“自民党が審議拒否”発言に 谷垣総裁『無礼千万!』

党首討論

野田総理の本気度に迫る

 谷垣禎一総裁は4月11日、野田佳彦総理との今国会2回目の党首討論に臨み、社会保障と税の一体改革に「政治生命を懸ける」とした野田総理の覚悟を問うた。谷垣総裁は、政府が消費税増税関連法案を先行させながら、社会保障分野の改革案づくりが遅れている問題や政権内が意思統一されていない実情を取り上げ、野田総理のいわば本気度に迫ったが、野田総理は「まず党首会談を」と繰り返すばかりだった。

四つの問題点を強く指摘

 谷垣総裁がこの日、強く指摘した問題が四つある。(1)一体改革ほか重要課題の国会審議の進め方について具体的な提案をしないまま党首会談を求める手順(2)消費税増税関連法案の閣議決定に反発して30人以上の民主党議員が党や政務三役の役職を離れるなど政権内の液状化現象(3)一体改革と言いながら社会保障改革が一向に整わない実情(4)破綻したことをすでに認めながらいまだに政権公約(マニフェスト)を取り下げない姿勢。

 いずれも、野田総理が一体改革推進を力説するそばで、矛盾や懸念として目立つ点だ。これらを踏まえて、谷垣総裁は一貫して野田総理の覚悟を追及。今国会中に消費税増税関連法案の成立を期すとした発言も取り上げて、「できなければ、内閣総辞職か、あるいは解散して国民の信を問う覚悟か」と迫った。

国会の場で議論が重要

 野田総理は「問題意識は自民党と共有している」「まずはトップ同士での議論を」と、国会審議の前に党首会談を望んでいることを繰り返し強調。総辞職か解散かの問いに対しては、仮定の議論は不毛だとして逃げた。

 党首会談をめぐっては、野田総理の「われわれは土俵に上がったのに、なぜ待ったをするのか」との言葉に、谷垣総裁が憤りを隠さず反論する場面も。「国会の場できちっと議論するのが先。具体的な日程ややり方も示さずに待ったをしているとは無礼千万」と切り返した。

 谷垣総裁は討論終了後、記者団に「国会審議の中で論点を整理し、最後の詰めは私と野田総理でやらなければならないことがあるかもしれない。しかし、まずは野田総理ひとりでではなく党を動かさなければ進まないということを私は言った」と述べ、この日討論に臨んだ趣旨を説明した。

 

党首討論の主な論点

谷垣総裁
党首会談  (民主党から)党首会談を求められたが、一体改革にせよ、他の問題にせよ、どういう場で議論を重ね、どう処理していくか、具体的な提案がないまま党首会談しても意味がない。まず国会でがっぷり四つに組んで議論するのが第一だ。
 論点が煮詰まって私と総理が話すことは否定しない。国民の目に見える場での議論が先行されるべきだ。ぜひ、後半国会の審議、税と社会保障の一体改革に関して具体的な提案をしていただきたい。
消費増税
関連法案
 野田総理は昨日(内閣記者会のインタビューで消費税増税関連法案について)今国会中に成立を期すことが責任を果たす最低の条件だ、基本中の基本だと言ったが、6月21日までの会期内に結論を出す覚悟と承っていいか。
 民主党には100人くらいの(消費税増税関連法案)反対派の造反予備軍がいる。このまま採決すれば否決される。総理は政治生命を懸けると言ったが、できなければ内閣総辞職か、解散して国民に信を問う覚悟と理解していいか。
一体改革  税と社会保障の一体改革と言うが、一体になっていない。すべての国民に最低保障年金を贈ると、負担増と給付減。到底、国民の理解は得られない。野田総理は最低保障年金制度はできないと腹の中で思っているのではないか。
 後期高齢者医療制度廃止は民主党の中でほとんど議論が進んでいない。一体改革と言うがちっとも姿が見えず、看板に偽りありで、これはできないと思うが、どうするのか。
マニフェスト  マニフェストをできもしないが守ろうとする人たちと、臆面もなくマニフェストと違うことをやろうという人がぶつかり合っているから、いつまでも方向性が出ないのが今の政権の問題だ。
 その根源はマニフェストの清算がないからだ。せめてマニフェストの問題点を反省し、撤回してけじめをつけなければ、私はうその片棒を担いで消費税増税法案に賛成するわけにいかない。

 

機関紙「自由民主」第2506号掲載

ここで本文終わりです
ローカルナビゲーション

ページトップへ