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コラム

小池百合子総務会長に聞く  「脱原発」ではなく「超原発」で

 わが党と民主党政権の最大の違いは、総務会のような意思決定システムが確立していないことにある。民主党政権の政権運営がちぐはぐで、場当たり的なのもここに原因がある。そんな民主党政権を総務会長としてどのように見ているのか。小池百合子総務会長に聞いた。

意思決定あいまいな民主党

小池百合子総務会長
――――民主党政権の問題点として、意思決定システムが確立していないことが指摘されています。

 総務会は、事実上の党の最終、最高意思決定機関です。政務調査会の部会、「政策会議」などの議論を経て、総務会に上がってくる。総務会で了承したものが、党の意思になります。わが党には、こうした意思決定の手順が確立しています。

 一方、民主党には、総務会にあたる最終意思決定機関がありません。総理が思いつきで発言するなどいつ、誰が、どこで、何を根拠に決定したのかさっぱり分かりません。民主党政権の混乱の原因は、党内の意思決定の手順が定まっていない構造的欠陥にあります。そんな政党に、日本を託すわけにはいかない。総務会長を務めながらそういう思いを強くしています。

――――総務会の運営で配慮してきたことは。

 総務会は全会一致を旨とし、言論を戦わせる舞台となってきました。最終意思決定を行い、それに従い、実行する。そのプロセスで、議論を積み重ねる。まさに、民主主義を体現しています。

 今後、議論を研ぎ澄ます過程で、厳しい意見交換になることもあるでしょう。総務会長として、各総務が自由闊達に議論する場を確保し、最終的に優れた結論に至るよう運営していくことが肝要だと考えています。

――――わが党のこれまでの党改革の取り組みと、今後必要な改革は。

 手近なところでは、総務会室、総務会長室の禁煙です。また、前例を無視した政権運営を行う菅政権に対応するため、臨機応変に総務会を開ける態勢にしています。

 また、女性初の総務会長として、女性議員の積極的活用を提言しています。日本の最大の「未利用エネルギー」は女性です。昨年の参院選のわが党の比例上位5人は、女性議員が占めました。だから私は、"「わが党の再生」可能エネルギー"は女性だと言っています。

場当たり的で後始末なし

――わが国が危機を脱出するために必要なことは。

 第一には、自らの延命を優先させる菅総理に退任いただくことですが、王道は、早期解散総選挙を促し、わが党が、一日も早く政権奪還を成し遂げることです。

 民主党政権は、普天間問題では「国外、県外」と言って沖縄を振り回す。原発問題では、静岡、佐賀両県を振り回す。色々と打ち上げはするが、後始末をしないあり様です。

 菅総理が「脱原発」をテーマに解散・総選挙を行うとの噂がありますが、わが党は受けて立とうではありませんか。しっかりと選挙を戦えるようにしていきます。

 そもそも、私は「脱原発」ではなく、「超原発」が必要だと言っています。原発を超えて、太陽光発電、風力発電、地熱、地中熱、潮力など自然に満ち溢れたエネルギーを使わないのはもったいない。菅総理は急に、再生可能エネルギー買い取り法案の成立を訴え、一点突破、全面展開を考えているようですが、それだけで国が成り立つわけではありません。わが党は、例えば、経済や雇用はどうするのかなどの問題も含め総合的な議論を進めていきます。

――総務会長は「エコハウス」を実践しているようですが、エコに対する新たな発見は。

 東京・練馬の江古田駅付近にあることにちなんで「エコだハウス」と名付け、昨年10月から実践しています。この「エコだハウス」は、エコの心・技・体を盛り込んでいます。「心」は、環境やエネルギー保全の意思を持った家。「技」は、太陽光発電、LED照明などあらゆる省エネ技術の活用。「体」は、電力料金が安くなる夜間に、必要な電力をフル活用することです。自ら「エコハウス」を導入することで様々な課題や改善点が見えてきました。説得力・実感のこもった政策提唱としたい。

 わが国は今後、あらゆるエネルギーを総動員するために、知恵を絞り、日本の技術の底力を見せ、それを進めるための制度をつくることが求められます。それは、わが「エコだハウス」だけでなく、日本の心・技・体を形づくることにもつながっていくと考えています。

 

機関紙「自由民主」2470号掲載

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