議員になろうと思ったきっかけは何ですか?
私が25歳だった2006年当時は格差社会という言葉が流行していました。個人主義的で経済最優先の社会に漠然と不安を感じ、一石を投じる思いで政治の場へと向かったのがきっかけです。いざ議員になってみるとやるべきことがどんどん見えてきて…。それがさらに東日本大震災を経験し、故郷への愛着や想いが強くなって今もここで議員を続けています。
仕事のどんなところにやりがいを感じますか?
困っているけどどう行動したらいいかわからない方のサポートや、将来のまちづくりへの新たな提案、行政をはじめ地方自治や地域づくりに関わる様々な方や団体をコーディネートしながら、実際に政策実現に結びつけたりなど、議会改革も含めて様々な人との関わりを持ちながら、多様な場面で活動できる議員の仕事にとてもやりがいを感じています。また若い時からの継続した仕事が、後進世代のまちづくりの意欲にもつながってきたことが嬉しいです。
仕事をしていて葛藤を感じることは何ですか?
現在2歳と4歳の子育てをしながら活動しているので、仕事と育児、家事のバランスのとり方は常に悩みます。休日はなるべくこどもと一緒にいるように心がけているのですが、不在の時間が長くなると必ずどこかで反動がきたり、ママが家にいても仕事モードだと安心できないようで、必ず寝るときは一緒に寝付くようにしています。今は下の子もフルネームで応援してくれています(笑)
議員になるにあたって大変だったことは何ですか?それはどう乗り越えましたか?
立候補当初は、家族や親せき知人に議員や経験者、政治について教えてくれる方がいなかったのでまずは家族の理解を得るのに苦労しました。議員になってからも様々な困難を経験しましたが、その度に絆が強くなって、今まで以上になくてはならない存在です。
力を入れている政策は何ですか?
子育て支援や障がい者支援、将来世代の人材育成や産業振興などに力を入れています。こどもに誇れる故郷を残しながら、誰もが生きがいをもって自己実現できるような社会を目指しています。
今後、議員としてどんなことを実現したいですか?
元々は人見知りで話下手な性格だったと思いますが、何年も議員として働かせていただいておりますので、これからも等身大の自分で、市民県民代表として政策形成に関わっていきたいです。こどもが大いなる夢を育める社会を実現することが目標ですが、まずは身近なところから、こどもたちを幸せにしていくことです。
職場環境で良いところや改善したいところはありますか?
市議会の時も県議会の時も、同僚や職員からは同じ立場で区別なく扱っていただいております。当選回数こそありますが、年齢や性別ではなく対等な一議員として責任ある立場にも立たせていただきながら、意見を尊重し受け入れてもらっていると感じています。
リフレッシュ方法はありますか?
100%仕事を忘れて、こどもと全力で遊ぶことが切り替えになっています。その日の疲れはその日のうちにを心がけていますが、本当に疲れた時は温泉やマッサージで体をほぐしています。しばらく休んでいましたが、週一回のママさんバレーや運動もそろそろ再開したいと思っています。
どんな仕事内容ですか?
県議会では県の政策や予算を議論するので、まずは県の全体計画や個別の事業、市町村の取組み状況について勉強します。また事業化のための先進事例や参考事例の現地視察や、既存事業の現場確認、様々な当事者団体や個人と意見交換をしながら実際の提言に繋げたりします。声なき声を大事に、着眼大局、着手小局が座右の銘です。その他、政治活動や後援会活動、選挙応援なども積極的に行っています。
議員を目指す女性へのメッセージ
まだまだ政策決定の場に女性が少ないと感じています。存在自体が、さらには意思表示や発言をすることで周りが気づかされ理解が深まり、それによって救われる多くの方がいるという事を知ってほしいです。実際なってからが大変ですが、それだけ他の仕事にはないやりがいがあります。社会貢献をしながら自己成長ができる喜びをぜひ多くの方に味わっていただきたいと思います。自分のこどもにもニコニコ笑顔で「ママ今からお仕事行ってくるね」って言っています。
1日のスケジュール
午前
- 05:50
- 起床、家事、朝食
- 08:00
- こども園へ送る
- 08:45
- 通勤
- 09:10
- 県議会などで仕事
午後
- 17:30
- こども園へお迎え
- 18:30
- 帰宅、夕食、家事
- 20:00
- こどもと入浴、洗濯
- 21:30
- 寝かしつけ、睡眠
夕方や夜も仕事がある時は、21:00~23:00頃の帰宅もあります。22:30以降に帰らないとこどもが起きて待っているので、帰宅時間を調整したりします。