山口県議会議員

有近 眞知子

Machiko Arichika

山口県連 女性局長
山口県連政務調査会産業観光部会長
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1983年、山口県山口市生まれ。広島大学法科大学院修了。2014年、司法試験合格。2015年、弁護士業務を開始。
2019年、山口県議会議員選挙で初当選。
こどもから高齢者まで、障がい・疾病の有無や国籍に関わらず多彩な人々それぞれが「居場所と役割」を持って交流し共生する「ごちゃまぜ!」のまちづくりを推進し、誰一人として取り残されない、全ての県民が幸せを感じられる、山口県の明るい未来を目指している。

議員になろうと思ったきっかけは何ですか?

もともと弁護士で、2人目のこどもの出産を機にしばらく子育てを楽しもうと思っていた時に、突然、出馬のお誘いをいただきました。下の子は生後4か月、選挙までわずか2か月というタイミングでしたが、その年の初詣のおみくじに「授けられる其金、其身体、其心、世の為、人の為、役立つ様に使って居るか」と書かれていたことを思い出し、2日間悩み、36歳の誕生日に「これは宿命なのだ」との思いで出馬を決意しました。

仕事のどんなところにやりがいを感じますか?

地域の課題や要望をお聞きして、行政や様々な方々とのご縁つなぎをし、その解決や実現につなげていくことにやりがいを感じます。弁護士の仕事も困っている方の悩みをお聞きして解決のお手伝いをする点では同じですが、議員の仕事は、依頼者だけでなく、それを制度や仕組みにつなげていくことで、もっと多くの方々の力になれるところにもやりがいを感じます。

仕事をしていて葛藤を感じることは何ですか?

議員は、幅広い政策を自由に提案できますが、それを執行する権限や組織を持っていないため、実現できる政策には限界があります。また、限られた時間の中で、地域や企業、団体など多くの方とふれあい、様々な意見をお聞きする時間を大切にすればするほど、議員としての活動基盤は強くなりますが、自己研鑽や政策立案のための調査研究、人脈づくりが疎かになり、政治家としての質が下がってしまう点にも葛藤を感じています。

議員になるにあたって大変だったことは何ですか?
それはどう乗り越えましたか?

最初の選挙は「政治分野における男女共同参画推進法」施行直後だったのですが、私の出馬表明が遅れたこともあって公認は得られず厳しい選挙となったため、多くの方に大変な思いをさせてしまいました。また、弁護士の仕事を引き継いだあとも、乳飲み子を抱えて残した仕事をこなしたり、母が亡くなったりと、心身ともにへとへとな選挙戦でした。しかし、ノーサイドとなった今は、良い関係の中で議員の仕事をすることが出来ています。

力を入れている政策は何ですか?

  • 幸せを感じる心を育てる「ひとづくり」
  • 地域の自然や街並み、歴史を大切に活かしながら、誰もが居場所と役割を持つことができる「まちづくり」
  • 瀬戸内の強い産業を牽引力に地域の雇用と経済を守る「産業づくり」

今後、議員としてどんなことを実現したいですか?

日本は物質的な豊かさや便利さを手に入れた一方で、「幸せを感じる心」を失いつつあると感じています。空を眺めたり自然を大切に感じたり、そんな心に余裕を持つことができる社会をつくっていきたいです。

職場環境で良いところや改善したいところはありますか?

職場環境は良いのですが、私自身が「これだから女性は」と思われたくない気持ちが強く、1期目は自分や家族を犠牲にして無理をしていました。2期目となった今は研鑽や子育ての時間を大切にするよう心がけています。

リフレッシュ方法はありますか?

こどもを見つめて抱き合ったり、一緒に本を読んで笑ったり、空を眺めたり、庭で土いじりをしたり、ごはんを丁寧に作ってそれを味わって食べたり、家を掃除したり、そんな時間を持つことでリフレッシュしています。

どんな仕事内容ですか?

県議会議員は、地域の課題や要望を県に届けその解決や実現を求める、そして、県が作成する条例や予算の案をチェックするのが主な仕事です。また、議員一人で政策を実現することはできず数の力も必要になるので、人間関係を広げていくことも重要な仕事です。さらに、政策に優先順位を付けるためには、幅広い分野の方々から現場の声を満遍なくお聞きすることも重要であるため、自民党県連の党務にも積極的に参加しています。

議員を目指す女性へのメッセージ

選挙も政策も政局も、議員一人では何もできず、有権者、行政職員、議員などにたくさんの仲間をつくる必要があります。そして何より大切なことは、自己犠牲をしすぎないことです。議員の仕事は時間も神経も体力も使うので大変なことも多いですが、それ以上に、人の役に立てるとても魅力的な仕事です。被選挙権は平等に与えられています。誰にも遠慮せず、誰のせいにもせず、チャレンジしてみてください。 いつやるん? 今じゃろっ!

1日のスケジュール

午前

05:00
起床、読書
06:00
朝食、こどもの支度(保育園や学校への送りは夫)
07:30
家の片づけ、洗濯、自分の支度、新聞
09:00
事務所にて来客・電話応対、郵便物やメールの確認・返信、様々な依頼への対応等

午後

21:30
就寝

1日として同じ日はありませんが、例えば、地元にいる1日はこんな感じです。
公務や会合で夜遅くなる場合、夕食は朝のうちに作っておき、こどもの迎えなどは夫が担当してくれます。また、どんなに忙しくても、家族との時間はできるだけ増やすように心がけています。

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