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党声明

茂木敏充幹事長 令和5年 年頭所感

政策の実現力、改革の実行力で期待に応える 茂木敏充幹事長 年頭所感

あけましておめでとうございます。

昨年の参院選で、わが党は議席を大幅に伸ばし、改選過半数となる63議席を獲得することができました。国民の皆様から「政治の安定」という大きな力を与えていただいたと受け止めており、皆様からの期待に、政策の実現力、改革の実行力でしっかりと応えてまいります。

昨年10月には、足元の物価高への対応、世界経済の下振れリスクへの備え、さらにはデジタル、グリーンなど成長分野への投資拡大に向け、事業規模71.6兆円の「総合経済対策」を取りまとめ、12月に総額29.1兆円の「補正予算」を成立させました。景気の回復を図り、日本経済をさらなる成長軌道に乗せるため、様々な施策を速やかに執行していきます。

また、過去最大114.4兆円となる「令和5年度予算」には、新たな成長分野であるGXへの投資促進や、42万円から50万円に増額する出産育児一時金はじめ子育て支援の拡充に加え、前年度の5.4兆円から6.8兆円に拡充した防衛関係費などを盛り込んでいます。

これは、わが国を取り巻く安全保障環境が加速度的に厳しさを増していることに、対応していくためのものです。昨年12月、新たな「国家安全保障戦略」をはじめとする「安保関連3文書」を策定し、わが国の防衛力の抜本的強化に向けた中長期の基本方針を示しました。この中で、今後5年間の防衛費については、これまでの1.6倍の43兆円と大幅に増額し、反撃能力の保有や、能動的サイバー防御、自衛隊と海上保安庁の連携強化など、防衛体制を充実していきます。

また、安全保障政策の推進とともに、平和外交を力強く展開していきます。今年1月から日本は国連安全保障理事会の非常任理事国となり、5月にはG7サミットが広島で開催されます。ウクライナ情勢等で揺れる国際秩序の維持・強化に、G7議長国として日本が主導的役割を果たしていきたいと思います。

今年は4月に統一地方選挙が行われます。地域経済や教育、医療・福祉など、暮らしに直結する政策が争われる選挙であり、わが党にとっても、党の基盤を支える地方議員・地方組織の強化と拡大を図る重要な戦いとなります。

今年の干支は「うさぎ」です。跳躍力に優れたうさぎの如く、2年前の衆院選がホップ、昨年の参院選がステップ、そして今年の統一地方選で、最後の力強いジャンプを実現したいと思います。選挙戦の勝利に向け、党の総力を結集して戦い抜く決意です。

国民の皆様、党員・党友の皆様にとっても、本年が飛躍の一年となりますことを心よりお祈りいたします。

令和5年1月1日
自由民主党幹事長

茂木 敏充