あけましておめでとうございます。
昨年の衆議院総選挙では、自民党単独で絶対安定多数の261議席を獲得することができました。国民の皆様からの大きな支持、期待にしっかり応えていかなければならないと考えています。まずは、新型コロナからの回復に向けて、過去最大55.7兆円の経済対策を速やかに実行します。さらに、十分な医療提供体制と治療薬を確保し、「ウィズコロナ」の下でも経済を動かせる体制をつくります。
通常国会では、過去最大107.6兆円の令和4年度予算、「こども家庭庁」創設や「経済安全保障」関連法案など重要法案の審議が控えています。また、「新しい資本主義」を具体化するとともに、厳しさを増す安全保障環境の中で、国民の生命、財産、わが国の国益をしっかりと守り、国際社会での日本のプレゼンス、存在感をさらに高めていきます。
今からちょうど500年前の1522年、マゼラン艦隊の遠征に参加したビクトリア号が人類で初めて世界一周に成功しました。あれから500年、国際社会ではグローバル化、技術革新、経済成長が進む一方で、ここに来て地球温暖化、新型コロナ感染症の拡がり、格差の拡大といった新たな課題が生じています。少子高齢化やデジタル社会への対応も待ったなしの課題です。こうした日本が直面する内外の重要課題への対応には、安定政権の維持、強化が不可欠です。
今年は夏に参議院選挙があります。また、返還50年を迎える沖縄では1月の名護市長選を皮切りに秋の知事選まで重要な選挙が続きます。参院選はじめ各級選挙での勝利に向けて、党の総力を結集してまいります。
今年の干支は「寅(虎)」です。「虎は1日に千里往って千里還る」と言われています。わが党も岸田総裁を先頭に全国各地での対話集会など、まさに「千里」を駆ける活動を展開し、国民の声、地域の声をしっかりと国政に反映させてまいります。
国民の皆様、党員・党友の皆様にとって、本年が寅年の如く躍動の一年となりますことを心よりお祈りいたします。
令和4年1月1日
自由民主党幹事長