二階俊博幹事長 令和3年 年頭所感

あけましておめでとうございます。

令和3年を迎えた今、わが国は昨年より続く新型コロナウイルス感染症の脅威に立ち向かい、コロナ収束後の社会を見据えた国づくりを同時に進めていかなければなりません。
自由民主党は、片時も気を緩めることなく、感染拡大防止への取り組みを進め、国民の命と暮らしを守り抜き、社会経済活動を着実に回復させ、より良い未来へとつなげていく。新年にあたりその決意を新たにするところです。

昨年9月に誕生した菅政権は、新型コロナウイルスの感染拡大と戦後最大の経済の落ち込みという国難にあって、国民生活に関わる諸課題に全力で取り組んでいます。
わが党は一丸となって、政府とともに国民のために働く政治を進め、皆様の期待に応えてまいります。

未曽有の被害をもたらした東日本大震災から、本年3月で10年の節目を迎えます。この間も、わが国は多くの災害に見舞われ、今や災害は忘れた頃ではなく、忘れないうちから次々と襲い掛かってきます。
復興・創生へと向かう一方、災害の記憶を決して風化させることなく、改めて、一人の命も失わせないという強い決意と覚悟を持ち、防災・減災、国土強靭化の取り組みを加速させます。

本年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。国内外のアスリートをはじめ観客の皆様に安心して参加いただける環境づくりに努め、世界から称賛される素晴らしい大会にすることができるよう、力を尽くしてまいります。

年内には、衆議院議員の任期満了を迎えます。
自由民主党は、国民の皆様に党の政策と熱意をご理解いただけるよう総力を結集し、来たるべき衆議院総選挙をはじめ各級選挙の勝利に向けて突き進んでまいる決意です。

本年も自由民主党に対しまして、一層のご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、国民の皆様ならびに党員・党友の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。