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記者会見

大島理森副総裁ぶら下がり会見

平成24年6月29日(金)18:08~18:15
於:党本部4階エレベーターホール

質疑応答

Q
民主党の輿石幹事長と小沢元代表との3度目の会談が行われましたが、結論は週明けに持ち越されました。副総裁の受け止めをお聞かせください。
A

日本の政治は、民主党の内紛のために止まっております。いい加減にしてほしい。国民のためにある国政、国会が、民主党の輿石・小沢両氏の間の不毛な話し合いのために、動いていない。何と心得るか。野田総理に申し上げたいのですが、自民党も公明党も、党内の様々な思いを乗り越え、国家国民のために、今度の3党合意を作りました。こういう重い政治決定過程の苦しみと、国民のためを思う結論を出したことの重さをわかっていない。民主党の決められない政治がまた続いて、あたかも国民の皆さんに目を向けず、党内の融和のためだけに、このようなことをしているのは、3党合意に対する、ある意味、大変失礼千万な姿である。早く、野田総理は、国家国民のこと、3党合意の重みを考え、民主党内を整理整頓し、参議院でしっかり審議できる環境を作る責務がある。私は、今日もまた結論を引き延ばし、来週という姿に、またもや民主党が審議拒否するための、時間引き延ばしのための会談ではないか。片方の方はマニフェスト原理主義、野田総理は、「マニフェストに書いていなくてもやらなければならない」と言って、決断し、我々の社会保障に対する基本的な考え方を理解した上で、できた合意でしょう。話し合って、何の結論が出るのですか。
もう一度、申し上げます。国会や日本の政治は、民主党の内紛のためにあるのではありません。いい加減にしてください。

Q
小沢元代表は、会談の中で、3党合意の再修正を提案しているようですが、再修正について、どのようにお考えですか。
A

小沢元代表の話していることは、原点に戻れということでしょう。自らがちゃぶ台をひっくり返すということでしょ。これを受け入れる民主党であれば、それこそもはや、民主党自身が合意に対する違背をしたことであり、そういうことをのむのであれば、むしろ堂々と国民に信を問うたらいいんじゃないんでしょうか。公党間の信頼、公党間の積み上げた合意をひっくり返すようなことがあれば、もはや、民主党単独では何もできない政治状況がある中で、これはそういうことがあったらそこで全て、信を問うことしかないのではないでしょうか。

Q
一方で自民党は民主党の造反者についてけじめを求めていますが、この点について改めて、けじめというのはどういったことなのですか。
A

まずこれはですね、我々が求めているのは自民党と公明党さん含めて、それぞれがいろいろなプロセスを経て合意を作った内容です。民主党内だけのけじめの問題ではないのです。この合意に対して反対するということは、我々に対しても公明党にもノーということでしょ。そのことを許して、今後の信頼がそのまま行くというわけにはいきませんよということなのです。その重みを分かって、野田総理は代表として、そういう問題に党内で、しっかりと一つの基準を作り、そして的確に判断すべきだということです。

Q
一部報道では参議院の法案修正について、民主党から自民党に打診があったという話がありますが、自民党側にそういう打診があるのかということと、万が一そういった打診があった場合の自民党の対応を教えてください。
A
何の打診でしょうか。
Q
法案修正の。
A
全くありません。
Q
そういったことがあった場合の対応は。
A
ありません。与党側から修正を求めるという姿勢自体に、もはや民主党の3党合意に対する違背行為であると断ぜざるを得ません。
Q
となりますと、3党合意は一言一句変えるべきではないというスタンスということでよろしいのでしょうか。
A
我々はこれからの議論の中で、政府・野田総理の答弁次第によっては、いろんなことが起きるでしょう。3党合意というのは基本であり、また、一字一句という言葉を言われましたが、まさにそれに等しい内容であるという認識を持っております。